水木しげるのレビュー一覧

  • 総員玉砕せよ! 新装完全版

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    “ゲゲゲの鬼太郎”の作者、水木しげるによる90パーセント事実の戦記漫画。
    前線でありながら、どこか牧歌的なノンビリした展開から、玉砕命令が出てから次々と死んでゆく仲間たち、それでも死にきれない者たちが淡々と描かれている。そして迎えるラスト…
    あとがきの「ぼくは戦記物をかくとわけのわからない怒りがこみ上げてきてしかたない」が戦争に対する全てを物語っていると感じた。

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    2025年08月30日
  • 水木しげるの遠野物語

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    遠野物語の口語訳版を読んだあとに本作を読みました。
    柳田國男×水木しげるによる最高の世界観。
    遠野物語全話収録されていて、誇張表現もなくリアルにマンガで再現されています。

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    2025年08月20日
  • ほんまにオレはアホやろか

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    水木しげる節とでもいうのか、確固たる世界観と自立心にただただ驚きと感動。どんな時代でも境遇でも肩肘張らずに、らしくあること。素敵すぎ。また肩肘張りすぎてるなって感じたら手に取りたい。

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    2025年08月17日
  • のんのんばあとオレ

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    ネタバレ

    漫画よりドラマが好きなのですが...

    戦前の水木しげるが小学生だった頃のお話。

    売られていく美和ちゃんが不憫でならず、茂はついお父さんに「美和を買うてくれ!」と言ってしまい、お父さんは「私には人買いの真似をしろというのか!」と茂を叱ります。
    ですが、茂の気持ちに寄り添いながらもとても現実的で大事な話をします。

    父「百歩譲ってあの子を買うとしよう。して、その金はどうする?」

    茂「じいちゃんに借りる」

    父「肝心なところを人に頼ってどうする。この家を売るか?」

    茂「え!いや、オレはそげなことまでは...」

    と言葉が出ない。

    父「いいか、茂。本気で人を幸せにしようと思ったら、自分が傷つ

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    2025年08月15日
  • 総員玉砕せよ! 新装完全版

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    『ゲゲゲの鬼太郎』のような妖怪漫画で知られる水木しげるによる戦争漫画。本人も実際に参戦していた戦争で、9割史実を元にしている。現代も理不尽はあるが、戦争はより残酷。精神論は今でも蔓延っているため、こうならないよう自戒しながら読んだ。

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    2025年08月10日
  • ほんまにオレはアホやろか

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    今まで色んな伝記は読んだ後だったので、見知った話ばかりであったが、漫画でなくて文章にするとまた水木節の味が冴え渡って良かった。合間のイラストも愛らしくて全部好き。何度も読んでも生き方が好きだ。前向きになれる。

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    2025年08月05日
  • 決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様

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    時間がある時にパラパラめくりながら「こんな妖怪がいるのか〜」と考えるもが楽しい笑
    都会はコンクリートジャングルで人々も時間に追われて余裕がなく妖怪の居場所はなさそうですが、里山とかにはひっそりいたりしないかなと妄想して楽しんでます笑笑

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    2025年07月31日
  • 総員玉砕せよ! 新装完全版

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    戦争という極限状態が「普通」になっていく状況で、組織全体が正気を失い、破滅へと進んでいく様子がありありと描かれている。でもそこにいる人間は人間性を失っていない。これが戦争の恐ろしさなんだろうな。

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    2025年07月29日
  • 水木しげるの少年戦記 太平洋戦争1 真珠湾攻撃・ミッドウェー作戦

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    水木しげるによる戦記物。水木しげるといえば反戦的という印象を持っていただけに、ある意味英雄賛美的な作品があることが衝撃的。解説の大木毅氏によると当初はフィクション的な要素も盛り込まれているけれど、徐々にノンフィクションが徹底されていくという。
    それでもまあ結構読み物的な色づけは多いのだけれど、それが故に読みやすさも維持されているということなのだろう。

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    2025年07月26日
  • 総員玉砕せよ! 新装完全版

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    命なんて虫けらのようにあっと言う間もなく消えていなくなってく戦友たち 戦争の無惨さ無意味さ、形容し難い身に余る思いが、今を生きる私には理解しきることは出来ないけれど、目に入る絵と言葉は痛みと空虚でしかなかった

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    2025年07月25日
  • 敗走記

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    水木しげるは鬼太郎などのような妖怪物語作家としても有名だが、戦争経験者としても同じくらいの有名だ。戦争経験者の中でも、水木しげるは漫画家という表現者として語る手段をもっていたのは重要だ。そして、後の世代のために語らなければならない、時には語らされる戦争経験者の中で、水木しげるは作家としての創作意欲からか、積極的に戦争を題材に取り入れていた。そしてその巧みな表現力は多面的な戦争を描いていたと思う。また読み返したくなるときがくるだろう。

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    2025年05月23日
  • 水木サンの幸福論

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    「ベビイ」の頃のやんちゃ話、戦争での壮絶体験、人気漫画家になるまでの苦労―どんな時も自分らしさを忘れない人生だったんですね。生涯現役を貫いた水木先生。まだ読んでない作品もたくさんあるので、大切に読んでいきます。

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    2025年04月06日
  • ヤマケイ文庫 水木しげるの山

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    水木しげる『水木しげるの山』ヤマケイ文庫。

    最近はヤマケイ文庫から矢口高雄、谷口ジロー、手塚治虫、白土三平など名だたる漫画家の作品が続々と刊行されるようになり、時代の変化を感じる。

    ヤマケイ文庫だけに少々値段は張るものの、水木しげるの『山』をテーマにしたオリジナルアンソロジーとなっては、購入して読んでみる価値は大いにある。

    深山や山里に住まう妖怪と人間が織りなす短編漫画12編の他、口絵にカラー版の日本の妖怪画24点とモノクロ版の世界の妖怪画12点を収録。


    『山姫』。青年誌に掲載された短編。山中で迷い、怪異に遭遇するのはよくある話。2人の富山の薬売りが山中を3日間も迷い、辿り着いた灯の

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    2025年03月12日
  • 水木しげるの古代出雲

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    昔の人々の願いや歴史を反映していると考えられる古代神話が好きなので、出雲大社や稲佐の浜、美保関や美保神社も何度かお参りさせてもらっている。合わせて島根県立古代出雲博物館や出雲阿国の墓なども見てまわったので、この中の話が、当時の時代や地理、鉄といった背景から読み解かれるのが興味深い。なお、中は小説ではなく漫画です。

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    2025年02月23日
  • 水木しげるの妖怪人類学

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    前回の「日本人とはなにか」レビューで私は「死後の世界の魂は、日本人の多くは我々の生活圏内の直ぐ近くにいると思っている」という意味のことを書いたが、図らずも、本書を読むとその仮説を応援してくれているみたいに感じた。

    本書は、3つの雑誌に書き継いだ氏の妖怪図鑑のようなものである。学術書ではないので、出典や証言の但し書きがない。人物或いは図が、具体的に何処を示していて、何処から事実に即していて、何処からが氏の創作なのかが判然としない。けれども、紐解けばわかるが、単なる氏の想像の産物として描いているわけではない。ことは推察できる。

    前半160頁に渡り氏のカラー図画があり、後半150頁はその解説とな

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    2025年02月23日
  • 敗走記

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    「戦争は人間を悪魔にする 戦争をこの地上からなくさないかぎり地上は天国になりえない」…前線に送られる。否応なく戦う。現地の人が暮らす生活圏を戦場にする。彼らも巻き込む。敵に通じるスパイか。時に命を奪う。劣勢になる。補給がままらない。食料が不足する。敵が迫る。部隊は崩壊し、命からがら抜け出す。生き残れるのは万分の一の偶然の重なり。逃げ帰っても迎えは冷たい。敗戦後は裁判にかけられる。犯罪者として追われる。囚われて執行される。…敗走。身を持って体験された方の言葉は重い。戦後80年。忘れ去られることのなきように。

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    2025年01月06日
  • 総員玉砕せよ! 新装完全版

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    戦争の恐ろしさは爆撃とかそういう目に見えるものだけではなく、根底にある無意識に強要された思想や価値観にもあると思いました。

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    2024年10月22日
  • 水木しげる厳選集 虚

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    水木作品は結構読んだつもりだったが既読は「古道具屋の怪」1作のみだった。佐野史郎の編の短編集だが、なかなか面白い作がそろっている。前月のヤマザキマリ編もそうだが何か選ばれた作品に通じるものがあるような気がする。

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    2024年10月11日
  • 水木しげる厳選集 虚

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    水木先生は、ねずみ男を産んだのがすごく発明だったというようなことをおっしゃっていたが、
    ねずみ男…もといそれぞれの話で何らか呼ばれている様子…が登場します。

    何らか社会的主張とか、メッセージ性…があるわけではなく、
    不思議な(時に不気味な)短編ばかりです。
    面白いです。
    選者佐野史郎っていうのも…!

    個人的には水木先生の劇画タッチの漫画も好きですけどね。

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    2024年10月04日
  • ほんまにオレはアホやろか

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    境港のリニューアルした水木記念館にて購入。知っている話も多かったが紙芝居時代など初見エピソードもあり楽しめた。みぃずきせんせーぃ!

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    2024年09月14日