水木しげるのレビュー一覧
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8月、特に前半は散々だった。だから癒やしを求めに旅に出た。そこでせっかくだからと寄った境港にある水木しげる記念館で水木しげる先生の半生に出会い、そして彼の言葉にずいぶん励まされた。そんなとき、この本を購入した。
水木先生の半生についてが大半を占めているこの本だが、冒頭に示されている幸福七カ条には、このようにある。
第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし。
第四条 好きの力を信じる。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 なまけ者にな -
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ちくま文庫オリジナルの水木しげるアンソロジーの第2弾。選者は俳優の佐野史郎。
前巻のヤマザキマリとはまた違った貸本時代の短編を中心とした如何にも佐野史郎が好きそうなラインナップ。選者によってここまでテイストの違うアンソロジーが出来るというのが水木しげるという漫画家の凄さとうか捉えどころの無さだなと思う。
水木しげるはヤマザキマリが選んだような割とストレートな社会批判をやったりする一方で、ナンセンスや下ネタ、ねずみ男的なエゴや享楽性の肯定だったり、或るいは全てを突き放したような無常感や諦念、虚無を感じさせるものだったり本当に捉えどころがないが、同時にどれを読んでも「水木しげる」という描かれる -
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水木しげる、佐野史郎・編『水木しげる厳選集 虚』ちくま文庫。
『水木しげる厳選集 異』に次いで2ヶ月連続の刊行。俳優の佐野史郎がセレクトした19編の短編を収録。
ちょっと怖い怪異譚から、人間の愚かさを皮肉るユーモラスな短編など幅広い短編がセレクトされている。
『約束』。絵が『ガロ』っぽい青年向けマンガ。昔、友人と交わした約束。
『魔石』。W・W・ジェイコブスの名作『猿の手』をベースにしたホラー。猿の手が奇妙な石に変わっている。ストーリーは『猿の手』とほぼ同じ。
『はかない夢』。欲を張り過ぎれば良いことは無いということか。ある日の、カン太が家に迷い込んで来たねずみ男のような風体のカミサ -
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「テルマエ・ロマエ」や「プリニウス」でお馴染みの漫画家ヤマザキマリが選ぶ水木しげる作品のアンソロジーで、60年台末から70年台に描かれた社会批判色が強めのものがセレクトされてる。扱われている題材も格差社会やルッキズムなどで水木しげるの先見性に驚くというべきか、日本社会は60・70年台から変わったようでその実態はちっとも変わっとらんのではないかというある種の諦念を抱くべきか・・・
割とシリアスなテーマの作品が集められた中で「のんのんばあ」の「狐の座布団の巻」のような化け狸の金玉袋の話や、「河童の三平」の「屁道」のようなナンセンスな下ネタ話を入れ込んでくるのも良い。 -
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想像を遥かに超える、水木さんの壮絶で過酷な半生にまず驚きます。
そして、いつもギリギリのところで難を逃れる
水木さんの不思議なマイペースさ、自由さ、柔軟さに心を掴まれてしまいました。
とても面白かったです。
戦争では何度も命が危うい場面に遭遇するも、
機転を効かせたり、生来の不思議な魅力で人を味方につけたりでなんとか難を逃れ(片腕は失うも)、
戦後は紙芝居作家で苦労した後、
極貧の貸本マンガ家となり、年中無休で一日16時間も原稿を描く生活を送ります。
そして40歳を超えてようやく、雑誌マンガの時代がやってきて、『鬼太郎』で大成の時が…!
幼少期から一風変わったところのあった水木さん。
自
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