水木しげるのレビュー一覧

  • ほんまにオレはアホやろか

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     漫画家・水木しげるの「ゲゲゲの女房」前史。自伝。只者ではない。付録のオリジナルイラストカードには「好きなことをやりなさい」。でも、好きなことはやるけど、そうでないことも引き受けてしまう。長く続けることはないけど。
     水木しげるは、新聞配達をしていた。魚屋をやっていた。アパート経営もやっていた。松下電器に勤めたこともある(1日ももたなかったけど)。戦地では、片腕をなくし、地獄を見た。しかし、現地の人々と特別な関係も築いていく。

     飄々と生きている、というのは時代背景を考えると軽々しい言葉になるだろう。文体はそんな感じだけど、著者はあとがきでこう書く「人間、つまらんことでも骨をおっていれば、や

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    2019年08月20日
  • カランコロン漂泊記 ~ゲゲゲの先生大いに語る~

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    ネタバレ

    エッセイ。漫画。戦争。
    少年のころ、兵隊のころ、忘れられない人々、幸福論。
    死んでいった人たちを思い出しながら、後悔しつつ、重たくない。
    運命って紙一重だなぁ……。

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    2019年07月31日
  • 小説 ゲゲゲの鬼太郎 ~蒼の刻~

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    ネタバレ

    まさに6期鬼太郎テイストバリバリな内容でした。
    どれもアニメ本編かと思える話ばかり。
    ホラーながらはっちゃけたラブコメ話とか(骨女)鬼太郎をもってしても完全解決と行かない少し後味の悪い話とか(貝稚児)妖怪より人間の方が怖い話(妖怪おとろし)など。
    まさかのぬりかべと子泣き爺の掘り下げ話には驚きましたが。
    ぬりかべ、あんなに喋れたのか……アニメであの話をまんますると中の人大変そうな話でしたが(6期はぬりかべと子泣き爺は同じ方)
    6期鬼太郎だからこそ書けたと思えるのは、「3・11の獏」
    まさか、ここまで明け透けにあの日の話を書いてくるとは思いませんでした。
    あの日は妖怪にとっても悪夢だったのかもし

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    2019年07月01日
  • 猫楠 南方熊楠の生涯

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    破天荒な天才、南方熊楠の伝記。
    十四か国語を習得した上に、猫語も解したという熊楠を、飼い猫となった「猫楠」の視点から描く。

    奇才ぶり、ひとたび戦うことになれば徹底的な戦いぶり、心を病んだ息子への愛情など、どれをとっても規格外。
    それでも支持者を得て、やっていける。
    私のような凡人には理y解が及ばない。

    興味の赴くままに研究した彼が魅了されていたのが、生と死が混在する命の有様で、それを最も感じさせるのが粘菌だった、ということはよく理解できた。
    死んだ後の世界がそんな結構なところなら、人間はみんな死にたがるはずだ、というのも、虚を突かれた気がする。

    ついでに、猫又踊りが楽しそう。
    ちょっと参

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    2019年06月02日
  • コミック昭和史(4)太平洋戦争前半

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    ミドウェー海戦のところ、読むのが辛いかと恐れたが激闘がある意味、勇壮に描かれ「もう少しで勝てたのに」とは思うが悲痛ではない。ミドウェーを占領できない(海兵隊がない、陸海協働作戦もない、何をやってるんだか)以上「敵艦隊をひきつけて叩く」が目的だったが暗号は解読されていた。索敵に送り出した偵察機(着艦できず消耗)は一方向故障で敵はその方向に潜み「先手の優位性」は失われ、空母4隻を失う。4時間遅れで戦果のおこぼれに与ろうと追従した戦艦大和は空しく引き返した。
    一方、水木はのんびりした性格が仇して南方の敵と対峙の前線へ送られ…

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    2019年02月22日
  • ゲゲゲの鬼太郎(12)

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    本気を出した目玉のおやじが怖い。
    まるっきり婢妖じゃないか。

    そういえば、猫娘ここへきて初登場?鬼太郎ファミリーのメインどころだと思ってたけど、アニメ由来なんだろうね、その印象は。

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    2019年02月19日
  • 猫楠 南方熊楠の生涯

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    奇才が奇才について書いた漫画。

    いや、ちょっと違う。

    怪人が怪人について書いた漫画、だ。


    南方熊楠と水木しげるの出会いは必然だったのでは、
    と思えるほど絶妙な組み合わせだ。

    ただ、電車の中など公共の場で読むのはあまりオススメ
    しない(笑)。

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    2018年11月18日
  • 敗走記

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    ゲゲゲの女房視聴後、興味を持ち購入。戦争短編数編が収録されているが、そのどれもに共通して感じたのは物語の悲しさと美しさである。戦争モノは戦争の悲劇性ばかりを捉える作品が多い印象を抱いていたが、水木しげるの戦記物は、死のもつ悲しさだけでなく、美しさも描いている。さらに当時の日本軍の描写に関しては、彼らの精神性や価値観に対して、嘲笑するのではなく美しいものは美しいのだ、と誠実さを感じる。「生」の醜さ、素晴らしさ、「死」の悲しさ、美しさ、戦地で実際に戦ったからこそ描けた作品。

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    2018年11月17日
  • ゲゲゲの鬼太郎(8)

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    「むかしからおかみは大会社に対する保護基準は甘いけど貧困者に対する生活保護基準は厳しいからね」とはねずみ男のセリフ。1968年だってさ、マガジンに掲載されたのは。
    今も昔も変わらないんだとさ。

    のっぺらぼうの人だまてんぷらが、なんとも怖かったけどどんな味するんだろう、と思ってみていたのを思い出すなぁ。あれかな、カニクリームコロッケみたいなのかな?

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    2018年10月21日
  • 決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様

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    水木しげるの妖怪研究(?)の集大成ともいえる大作。全923ページにわたり、妖怪・あの世・神様が1ページ1種類で記載されている。

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    2018年10月11日
  • ねぼけ人生

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    奇人変人のイメージが強いし、インターネット上ではかくも鬼畜のように書かれていたり
    本人の言葉でも あまりにもくだらなかったり汚かったり馬鹿らしい話が多いけれど、その バカのマントで身を覆ってきた人なんだろう 本当は誰よりも繊細で、心配性で、悲しがりだったのかもしれん 分からんけど

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    2018年07月25日
  • 猫楠 南方熊楠の生涯

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    ネタバレ

    汚い。汚すぎる。ち●こ、ゲロが出まくりである。だから信頼できる。やべぇ奴すぎて、漫画にピッタリだ。猫可愛い。

     読んでて身体がかゆくなりました。



     はっきりいって、南方熊楠が何をやったかについてはよくわからない。それは他の本で読め。

     でも熊楠の人間味がよくわかる。そういうところがいい。彼の人間性に迫るために、猫の視点にしたのだから。猫の動きが愛嬌があっていいなぁ。

     「タクト」の話が、その部分だけが急激にまじめだったな。
     自然の摂理のような意味でタクトという言葉を使っていたが、鶏の卵を例に挙げている。鶏の卵は外敵に割られないように固いが、中から雛が出てこれるだけの固さでもある。

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    2018年07月12日
  • 補巻 媒体別妖怪画報集 水木しげる漫画大全集(5)

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    『秘密の動物誌』とかから取材したものが描いてある
     「オオナゾベーム」とか「イカモドキ」など、鼻行類も出てくる。
     いいけど松本(長野県)のどこぞにある異世界でどうのって、この絵って「日本の天国」の絵の使ひ回しだってな(話がアレなのだが若干嬉しい)。

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    2018年07月01日
  • 猫楠 南方熊楠の生涯

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    南方熊楠の伝記漫画かな?と思って購入。読んでみると、熊楠の人生を元にしたファンタジーのような妖怪もののような民俗学チックな話のような、不思議な漫画だった。

    幽霊の描き方や、緑深い山林の描き方が素晴らしい。細かな点描による印影のおかげで、一コマ一コマがまさに芸術だ。絵から、草木の生命が空気に満ちているのを感じる。点描はトーンを貼っているのではなくペンで描いたものらしいと聞いたことがある。すごい技術だなと改めて思った。

    南方熊楠がどんな人物だったのか興味が湧いた。

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    2018年06月19日
  • ゲゲゲの鬼太郎(4)

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    四国八百八たぬきとの対決シリーズ「妖怪獣」。
    妖怪狸は剽軽や滑稽なイメージなんですが、こちらの狸は恐ろしさがあふれています。

    結構怖いぞ。

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    2018年06月16日
  • ゲゲゲの鬼太郎(2)

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    鬼太郎第2巻。
    ここで登場、西洋妖怪親玉バックベアード。鬼太郎のおかげで、真女神転生Ⅰでも、外道最上位の悪魔として登場してます。金子一馬画集の解説でも、鬼太郎云々と書いてますね。影響力の強さ。

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    2018年05月22日
  • ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎地獄編 他 水木しげる漫画大全集

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    けっこう あっちとかそっちで出てるやつが入ってて良い。
     『ブルートレインおばけ号』が何となく好きなので、入ってるのは大変よろしい。
     うむっ。

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    2018年05月04日
  • 木槌の誘い 水木しげる漫画大全集

    ネタバレ 購入済み

    『稲生物怪録』を題材に

    『稲生物怪録』に興味があり購読しました。前半は『稲生物怪録』、後半は作者とアリャマタコリャマタ(荒俣宏)らが縄文時代の精霊信仰などから妖怪の真実を追い求めようと不思議体験をする話。

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    2018年03月31日
  • ほんまにオレはアホやろか

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    笑った!でも、戦前から戦後を逞しくマイペースに生き抜いて、アホみたいなのに絶対天才だと思う。前向きになれる本。

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    2018年03月24日
  • 神秘家列伝 其ノ壱

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     先生はこの本の中でかういふ企画を興すにあたって、「老けた」的なことを言ってゐるが、ブードゥーの鼻祖マカンダルについてのいろいろでは、ブードゥーの「神話」としてシニカルに捉へてゐたり、けっこうまだまだこのぢぢいは現役。
     その作者の、「幸福観察学」がこの本でも何となく、出てくる。

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    2018年03月20日