水木しげるのレビュー一覧

  • 猫楠 南方熊楠の生涯

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    南方熊楠がどういう人物か大まかに知れればと、書店在庫が他の熊楠関係本と比べてあったということから購入。

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    2017年01月05日
  • ねぼけ人生

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    読書録「ねぼけ人生(新装版)」4

    著者 水木しげる
    出版 筑摩書房

    p240より引用
    “人類が進歩するといったって、僕は、進歩
    が必ずしも尊いとは思わない。世の中で一番
    大切なことは、幸福である。”

    目次から抜粋引用
    “先祖のこと、家族のこと
     爆撃で片腕を失う
     紙芝居作者となる
     貸本マンガ界の奇人たち
     失われた楽園”

     日本における妖怪研究の大家の自伝。
     著者が生まれるきっかけから妖怪や死後の
    世界への傾倒の理由についてまで、切実な状
    況であっても実に穏やかな語り口で書かれて
    います。

     上記の引用は、かつて憧れた南の国の変化
    について書かれた話での一節。
    進歩が行き過ぎて

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    2017年01月05日
  • 水木しげるの妖怪人類学

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    この作品には作者が戦争中ジャングルで出会った怪をはじめ、日本の妖怪だけでなく世界の妖怪がたくさん紹介されている。この年になって初めて聞いた妖怪がいっぱいで、子供の時のワクワクを久しぶりに感じながら読みました。

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    2016年11月28日
  • 河童の三平 下 貸本まんが復刻版

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    ラストは今までよりもさらにさらに大きくうねって大団円(?)。いやー、なんちゅう展開や。我々が普段親しんでいる漫画の文法を大きく外れた、稀有な物語。

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    2016年10月19日
  • 河童の三平 中 貸本まんが復刻版

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    水木先生の頭の中を見てみたい。これはギャグなのかシリアスなのか……ストーリーもあるようなないような、まるで神話を読んでいるような目眩がするのである。

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    2016年10月19日
  • 河童の三平 上 貸本まんが復刻版

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    久々に読んだが筋をすっかり忘れていた。
    いやしかし、なんちゅう展開の仕方や。。。水木ここにあり、という感じ全開である。

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    2016年10月19日
  • 戦争と読書 水木しげる出征前手記

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    その飄々としたお人柄に加えて"両親が心配して一年遅らせて小学校に入れた"などのエピソードから想像しがちなのんびりした少年時代、でもそれは水木サン一流の照れ隠しであり実の姿は凄まじい天才少年であったことを裏付ける貴重な書簡集。
    その出征を前に懊悩たる思いを書き綴った手記や戦地からの手紙は哲学そのものであり死を前にして生とは何かを自らに問いかける手法は時代を超えて心に強く響く。
    愛弟子荒俣氏の解説も良く出来ており戦争と言う狂気の現場に立たされた若者の心の拠り所としての「読書」の意義がつぶさに書き表されている。読書の幸せ…この言葉を今考えなければ

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    2016年10月06日
  • コミック昭和史(7)講和から復興

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    昭和25年 1950~昭和43年 1968年まで

    私が思っていたより、世の中は複雑だ。

    つげ義春を読んでみたくなった。

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    2016年09月19日
  • 完全版水木しげる伝(下)

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    中巻を飛ばして読んでしまった。境港、調布と偶然水木しげるのゆかりの地を回ったあとに読んだ為、点が線になり大変面白かった。色々な名言を残されているが、才能があるとはいえ漫画家として開花して本当にラッキーな人物だと思う。
    南の島の虜になる気持ち、、分かる、、

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    2016年07月29日
  • 完全版水木しげる伝(上)

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    境港、調布と偶然水木しげるのゆかりの地を回ったあとに読んだ為、点が線になり大変面白かった。色々な名言を残されているが、才能があるとはいえ漫画家として開花して本当にラッキーな人物だと思う。

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    2016年07月29日
  • 猫楠 南方熊楠の生涯

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    漱石の猫方式で南方熊楠の日常を描く傑作。
    とにかくチンポと反吐まみれ。
    研究成果云々ではなく熊楠自身の人間性により曼荼羅が体感できるよう描かれている。
    誠実な描き方で、しっかりと伝わってくる。
    バイタリティの固まりにバイタリティを上塗りしたような超人的超人。
    こういう人に限って「人が好き」なのだ。
    しかし長男の狂気は、なんとも辛く苦しい心情に、こちらの胸も潰れそうだ。

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    2016年07月15日
  • 墓場鬼太郎(1) 貸本まんが復刻版

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    読者を恐れさせようとしながらホンワカしているところがすごい。
    目玉のオヤジ、ネズミ小僧は、貸本時代からキャラ立ちしていた。

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    2016年09月19日
  • 悪魔くん復活 千年王国(下)/悪魔くん 世紀末大戦 水木しげる漫画大全集

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    展開はますますはちゃめちゃになっていって、十二使徒も最後はやけくそのようなメンバーになって、もう腹を抱えるほど笑える。

    「世紀末大戦」になると、なんか「ちゃんとした格闘漫画にちょっとにた雰囲気」を出すようになってて、これはこれで面白い。ただ最後の終わり方がなあ。大団円を見たかった。

    コミックボンボン版に期待。

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    2016年06月12日
  • 貸本漫画集 ロケットマン他 水木しげる漫画大全集

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    うわー、水木ってこんなの書いてたんだなあ。感動。
    絵柄はぜんぜん違っているけど、ところどころに散見される脱力系ギャグがのちの水木を髣髴とさせる。

    あとたとえばプラスチックマンがかまぼこになる話など、後の鬼太郎に流用されているアイデアが見られて、そこも感動。

    霊界に長期取材に行かれた水木先生、次回作が待たれる。

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    2016年05月30日
  • 水木しげるの古代出雲

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    出雲から美保関あたりの神社を友人についてまわったばかりで、記憶も新しく関心しきりでした。行く前に読んでいれば、また違った視点で観て回れたのではないかと思います。知的好奇心を刺激されました。
    この本は、先生がお年をめしてからの本だと思いますが、先生のパワフルさが溢れています。いくつになっても意欲的に取り組む姿勢に、人のパワーは年齢に非ずだ!と勇気をもらいました。

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    2016年05月24日
  • 猫楠 南方熊楠の生涯

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    水木しげるからの視点で描かれる南方熊楠像。猫に語らせるのがまたいい。これと言ったらとことん突き詰めていく探究心、酒好き、豪快さ、子煩悩なところなどなど人間性も、垣間見れて、その偉業さに圧倒。粘菌のことなら一直線な姿、粘菌についての文献を読むのに言語までもマスターしちゃう。本当にすごい人だ。

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    2016年03月26日
  • コミック昭和史(1)関東大震災~満州事変

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    「事実上の昭和史は関東大震災から始まった」
    作品の最初にこう書かれてある。
    明治維新から諸外国に追いつけ追い越せと走ってきた日本の国としての礎が定まり、大正期には比較的のんびりムードの時代になるのだけれど、わずか15年の短いのんびりムードは昭和となって大震災を機に経済恐慌が起き、昭和の大恐慌、さらに満州事変などと波瀾万丈の歴史を刻む事になるのだ。
    その時代に身を置いていた人の語る歴史は一味違う。

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    2016年01月31日
  • コミック昭和史(7)講和から復興

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    ふと気がつくと私の周りには既に戦前戦中、戦後の事を話してくれる人々がいなくなってしまった。
    かつて親が戦争中や戦後の混乱した時代の事を話すときにすこしうざったく思っていたのが何とも悔やまれる。
    なぜもっと聞いておかなかったのか、もっと尋ねておかなかったのか。
    ただ、言い訳ではないが親達の語るそれはそれぞれの偏った思い入れがあるために聞く方にしてみればあまりにも重かったのではないだろうか。
    けれども水木さんの「それ」はマンガで語る実体験であり、どのような事を描いてあってもひょうひょうとしていて、右にも左にも偏る事無く、私の胸に重い固まりを抱える事無く入ってくる。
    本シリーズの7巻目は私が産まれる

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    2016年01月11日
  • コミック昭和史(1)関東大震災~満州事変

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    ミーハー極まりないですが、水木しげるさんが昨年亡くなられたことを受け読み始めました。現代へつながる大事な時代にも関わらず、学校の日本史でかるーくスルーされてしまう昭和。お恥ずかしながら、今まで歴史にあまり興味がなかったこともあり、あまりよく知らない・・・。海外の人に日本の歴史について訊かれて自分の意見が伝えられないと情けないので、これを機にしかと勉強させていただきます。

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    2016年01月10日
  • のんのんばあとオレ

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    水木しげる追悼の意を込めて再読。
    昔NHKでドラマをやっていたが、それが面白くて今でも鮮明に覚えている。
    境港=鬼太郎ロードで賑わっているが、賑わう通りを一本脇に入ると、ついと鄙びた港町が現れる。あそここそが、しげーさんの故郷なのだと、久しぶりに読んで実感した。
    1922年生まれのしげーさんが、12歳くらいの時の話だから、時は1934年とかその頃。この境港でも人身売買がされていたことが驚きだった。神戸の芸者置屋に売られて行く7歳の少女。東京から肺病で療養に来て亡くなっていく女の子。銀行で働く傍ら活動映写機を使って映画館を始めたり、「勉強なんて落第しない程度にやっておいたらええ、今は今でしか財産

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    2016年01月10日