水木しげるのレビュー一覧
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ふと気がつくと私の周りには既に戦前戦中、戦後の事を話してくれる人々がいなくなってしまった。
かつて親が戦争中や戦後の混乱した時代の事を話すときにすこしうざったく思っていたのが何とも悔やまれる。
なぜもっと聞いておかなかったのか、もっと尋ねておかなかったのか。
ただ、言い訳ではないが親達の語るそれはそれぞれの偏った思い入れがあるために聞く方にしてみればあまりにも重かったのではないだろうか。
けれども水木さんの「それ」はマンガで語る実体験であり、どのような事を描いてあってもひょうひょうとしていて、右にも左にも偏る事無く、私の胸に重い固まりを抱える事無く入ってくる。
本シリーズの7巻目は私が産まれる -
Posted by ブクログ
水木しげる追悼の意を込めて再読。
昔NHKでドラマをやっていたが、それが面白くて今でも鮮明に覚えている。
境港=鬼太郎ロードで賑わっているが、賑わう通りを一本脇に入ると、ついと鄙びた港町が現れる。あそここそが、しげーさんの故郷なのだと、久しぶりに読んで実感した。
1922年生まれのしげーさんが、12歳くらいの時の話だから、時は1934年とかその頃。この境港でも人身売買がされていたことが驚きだった。神戸の芸者置屋に売られて行く7歳の少女。東京から肺病で療養に来て亡くなっていく女の子。銀行で働く傍ら活動映写機を使って映画館を始めたり、「勉強なんて落第しない程度にやっておいたらええ、今は今でしか財産 -
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仏教もやる。博物もやる……いじけるな、自分を小さくするな、俺は哲学者になる。21
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自分と言ふものにびつくりした。俺なる実在は、俺の思考がとうてい及びもつかない程、複雑怪奇だ。ひとつ一生涯をこのものを観察しつゝ暮さうか。24
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芸術品を造るものは何よりも人にならねばならぬ。25
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仏教のような唯心論には反対だ。人間は心と肉とよりなる。27
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Posted by ブクログ
最後に現れた番外編にたどり着くことで
随分と理解を深めることができたけれども
それでも情報が少なすぎて物足りない
できればもお一歩踏み込んでほしかった
例えば心の声とかナレーション等で
裏情報を描き込むことで
状況の選択肢を増やしてほしいし
水木流のストーリーを盛り込んでもらえればと残念だ
タタラ族に付いても唐突で
なぜ川を汚すのかとか
どこから来てどんな考えを持った民の可能性が強いのかなどの
空白が気になるし
縄文人についても暮らし振りと衣服のギャップに違和感があるし
何時どこからこの島に辿り着いたのかと思いを巡らすための
手掛かりがほしいし
一番の問題は
スサノオに始まり大国主の命に
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