水木しげるのレビュー一覧

  • 私はゲゲゲ 神秘家水木しげる伝
    起床後、早速ビーチへ。

    風向きは、南東から南へ変わりましたが、相変わらず風はでーじ強い。
    こりゃダメだと、諦めて、ビーチとテント内で読書。

    実は、こういう休日の過ごし方も、好きだったりします。
    晴漕雨読。

    感動したっ!以上!!(毎度お馴染み、小泉元総理のパクリ)
  • のんのんばあとオレ
    ドラマとおんなじだ!石を戻しに行くとことかカッパとの対決とか懐かしすぐる!
    何気にお父さんが良い事言ってるなぁ。
    (思い出補正入ってます)
  • 悪魔くん 貸本まんが復刻版
    水木しげるのマンガ悪魔本。
    欲望につぶされる凡庸な人間の小ささと、大きな夢が中絶される世の中の不条理さとを描く。

    召喚された悪魔のキャラ設定の仕方が実に老獪で、「これは絶対に実在する」と思わされる。

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    以下、覚え書き。

    マンガ『20世紀少年』の「エロイムエッサイム」の元ネタはここでした。...続きを読む
  • 水木サンの幸福論
    水木しげるの自伝。書き尽くされた感のあるものだが、手塚治虫に対する屈折した感情など、新発見もある。
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    第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
    ...続きを読む
  • 私はゲゲゲ 神秘家水木しげる伝
    水木しげる氏の「これまで」について、簡潔に、かつ面白く描かれた作品。一つ一つのエピソードは知っているものの、時系列をよく理解していなかった自分には良い一冊でした(特に南方での話)。

    水木氏の生活の中に妖怪がちょくちょく出てきては、驚かされたり、困らせられたりと、ユーモアもたっぷりです。諸所に見える...続きを読む
  • ねぼけ人生
    何の因果かわからないけれど。
    自分が今ここに存在しているということはたくさんの偶然の上に
    成り立っているのだ。

    水木サンは小さい頃から水木サンだったのだけれど、
    もしかしたら生まれる前から既に水木しげるだったのかもしれない。
    全てが偶然のようでもあり、必然のようでもあり。
    おもしろいなあ。
  • 墓場鬼太郎(3) 貸本まんが復刻版
    吸血木のエピソードの結末と、妖怪専門の借金取りとして働く鬼太郎と水神様との戦い、邪魔をするねずみ男との駆け引きを描いています。
    複数のエピソードが絡み合いながら進んでいくスタイルで、1〜3巻まででひとつながりの話になっています。
    鬼太郎と敵対する妖怪が出てくるのですが、どこか牧歌的な部分もあり、独特...続きを読む
  • 墓場鬼太郎(2) 貸本まんが復刻版
    猫娘と吸血木を巡る話。子泣きじじい、砂かけ婆、塗り壁もほんのワンシーンだが登場し、初出はこれだったのかと感慨深いです。
    猫娘は今の姿と違いかわいらしい女の子で、こちらもなかなかいい。
    ユーモアとおどろおどろしさが共存した妖怪世界の日常生活といった感じで楽しいです。
  • 墓場鬼太郎(1) 貸本まんが復刻版
    鬼太郎の原点。禍々しく、関わった人を不幸にする妖怪らしい鬼太郎は、子どもの頃に見たアニメ版とはまったく印象が違うものの、このダークでほんのりユーモラスな雰囲気は癖になる。
    本巻で面白いのは、何と言っても鬼太郎誕生のいきさつが語られるエピソードだろう。
  • 悪魔くん 貸本まんが復刻版
    正義の味方というより、イデオロギーに取り憑かれた異端者のような悪魔くん。善悪では計り切れないダークな部分がたまらない魅力です。
    当初から悪魔くんの思想とは相いれない佐藤=ヤモリビトの視点で語っていることで、悪魔くんのとらえどころのない不気味さと裏切り者が身内に存在するスリルを味わわせるところがうまい...続きを読む
  • 完全版水木しげる伝(上)
    読み終わった後「すごい時代を生き抜いているのだなー」と言ってしまった。
    著者は、情報が少ない時代、周りの環境に影響されながら生活していくも、自分の考えを尊重しながら生きていると感じた。
    一般的に世間の常識と言うものを喜にしながら生活するのが大変であり、反対に気にしないで生活するとバッシングされるのが...続きを読む
  • 完全版水木しげる伝(下)
    つげ義春がアシスタントだった時代がありました
    貸本に書いてももうからない日々が長く
    売れたら書いても書いても各社締め切りがくる
    一日も休めない日々に見受けられました
    死に目あった
    ニューギニアを何度も訪れてました
    戦中より島民と親戚のように付き合ってたから
  • 完全版水木しげる伝(中)
    戦中編ではいつ腕がとれちゃうのか
    そればかりが気になりました
    腕を切ったのが目医者で
    驚きました
    3兄弟とも生きて戻って来たのは
    おかあさんのたこ断ちのおかげです
    水木は通りの名前でした
    水木通りに住んでいる人くらいの
    呼び名がスタート
    田辺一鶴と下宿が同じで
    ベタ塗りを手伝ってもらっていました
  • 敗走記
    短編6編がまとめられた本書はどのストーリーも力強く、戦争の悲惨さ、むなしさを心に訴えかけてきた。 特に「敗走記」の命からがらの逃げ具合は、息をのむ。 よくこれで本当に生きて帰れたね!! 絶対、奇跡!!と驚いたし、「レーモン河畔」と言う本当にあった美談は、読んでいて心から嬉しくなった。 戦争と言う精神...続きを読む
  • 水木しげるの遠野物語
    今年は遠野物語発刊100周年を記念して多くの記念行事が催されています。この本は記念すべき年に水木しげるが遠野物語をコミック化したもの。妖怪界の両巨頭、柳田国男と水木しげるの超コラボレーションです。
    水木しげるが遠野物語に独自の視点を加え、独特なキャラクターを生み出しています。1話1話がコンパクトに凝...続きを読む
  • 敗走記
     実戦で本当の辛酸をなめた人だけが書ける作品。戦争を知らないどこかの似非右翼にはない迫力があります。
  • コミック昭和史(1)関東大震災~満州事変
    いやー、何が時代を象徴してるって、「焼きミソ」でしょう!
    大局の昭和と、水木氏自身のごくごく身の回りの昭和が交互にあらわされる構成が絶品。
  • のんのんばあとオレ
    古き良き昭和には妖怪がいてもおかしくはない、今はただ環境破壊が進んで妖怪も生きでけなくなった、とそう思わせる全体の雰囲気が好き。
    NHKのドラマが懐かしい最放送し無いかしらん?
  • 水木しげるコレクション I 鬼太郎の地獄めぐり
    冒頭からしてクール!

    「ねずみ男、地獄へ行ってみようじゃねえか」

    「そりゃあいいや。」

    「たいくつでこまってたんだ。」

    とか

    吸血鬼とか西洋妖怪が

    「地上には既に聖飢魔Ⅱを派遣してある」

    とかいたるところでたまらない!
  • 私はゲゲゲ 神秘家水木しげる伝
     ここのところ、水木さんの本を立て続けに読んだ。
     その中でも、水木さんの自伝的なものが書かれている中では、大変コンパクトにまとめられてあって、分かりやすく、またユーモアを交えた自伝であり、読みやすく読み進めることができた。