あらすじ
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日本漫画界の巨星、水木しげるの人生を年代で区切り、それぞれの代表作と関係者の証言を添えて網羅的に構成。少年時代の創作童話絵本や、今では読めない名作の数々も収録。水木しげるの全てが詰まった決定版。
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Posted by ブクログ
漫画家水木しげるの88歳を記念して出版されたもので、エッセイや漫画で漫画家人生の集大成。美大に入ったのにそんなに上手く無い絵とか白土三平との逸話があったりと興味深い。40代直前の貧困の中で結婚し、その後10年で大人気漫画家になる。結構遅咲きだったんですね。漫画家ってこんな感じなのかな。随筆コミックの「余生」が最高に面白い。こんな余生最高です。
草の葉一枚一枚から茅葺屋根の家の異様に書き込まれた背景に書き込みの少ないスカスカな感じのキャラクターの奇妙なバランス。中学の頃この魅力に気付き、ストーリーを楽しむというより一コマをじっと見ていることが多かったものでした。その奇妙なアンバランスとは作者そのものを表していることがよくわかる一冊です。読んだあと自分も何か書かねばという気持ちにさせられます。大好きな漫画家。
Posted by ブクログ
「屍のような」と読み間違えて借りた。ちょっとかっこいいと思って。家に帰ってよく見ると「屁のような」だった。こっちの方が水木しげるらしい。
京極夏彦は水木しげるの弟子か何かなの?ゲゲゲの鬼太郎の解説を書いたり、水木しげるの自宅のコレクション室の陳列を手伝ったり(笑)。京極夏彦も読んでみようかな。
水木しげるの昭和史を読んで興味を持ったつげ義春を、この間読んでみたら、見事にわからんかった。
でも水木しげるが語るつげ義春を読むと、やっぱりつげ義春を読みたくなってくる。
腱鞘炎になって、石のようにサマーベッドに寝そべっていたら、すずめがつげ義春の体の上に巣作りを始めたって…。つげ義春は地蔵か何かだったのかな。さすがに慌てたそうだけれど。