水木しげるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ※カテゴリの作者名はアンソロジーのため、原作者の名前で登録
青verの出来が大変よかったので、こちらも期待して購入。
青に比べて本編アニメの外伝、別視点話がある分、完全新作としての印象は薄い。
ただオリジナルの話はそれで一本アニメ見せてくれと言う出来で唸った。
ネズミ男でまさかああもハードボイルド話が読めるとは!
古川さんのお声で是非アニメで見たかった!
ミステリ仕立てにもなっている重厚な作りで大変興奮した。
現実と虚構が入り乱れる怖さを肌で感じることができたのは、金月氏の話。
初読時は本当に混乱して思わず検索をかけたほど。
流石の構成。
6期ならではのネタだったようにも思う。
あの怖さ、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ■敗走記
原住民に付け狙われながら、ひたすらひたすら岸壁やジャングルや海を逃げる逃げる逃げる。
雄大な自然背景がすごい。
■ダンピール海峡
血のしみ込んだ軍旗を守り抜くという使命。
しみ込んだ血から過去の戦士を幻視する。
果ては幽鬼のような見た目になろうとも。
■レーモン河畔
ホセの娘ふたりを、さてどうするべきかと男ちが右往左往。
結局は逃がしてやるということになる。
■KANDERE
原住民の娘とねんごろになったおかげで、原住民から食料を得る。
酋長はしかしスパイを働こうとしているので、思い切って結婚してカンデレ(同族)となる。
戦局は進んで……。
■ごきぶり
逃亡兵士が捕まって死刑 -
Posted by ブクログ
南方熊楠伝を、水木しげるサンが飼い猫「猫楠」の目を通して描く。
前に読んだ「縛られた巨人」も参考文献のひとつに挙げられているし、大まかな系譜やエピソードはほぼ同じなんだけど、「(熊楠が専攻している)粘菌は動植物ともつかぬ奇態な生物や」「生死の現象、霊魂の研究にはもってこいの材料や・・・」(35ページ)という台詞に代表されるごとく、死生や輪廻といった、熊楠の根源的な関心に焦点が当てられている。
水木サンのコマ割は、そもそも普通のマンガの語法と比べて微妙に時空の取り方が違っているので、熊楠の独特かつ奇態な人生風景にはぴったりハマっている。熊楠そのものがある意味妖怪なので、水木サンが取り上げる必
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