福沢諭吉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
賢人と愚人との違いは、学ぶか学ばないかによって決まる。
やらなければならないのは、日常生活に役立つ学問。
自由と我がままとの境界は、他人に迷惑を掛けるのと掛けないのとの間にある。
権義があれば、それに伴う義務があるのは当然。
独立というのは、自分で自分の身を支配し、他人に頼る心のない状態を言う。
人民の独立の気力、これこそが、文明の精神であり、最も重要な物。
明治初期、西洋諸国の脅威により、一歩間違えば国の独立が危うい時代において、なんとか人々に啓蒙を、という福沢諭吉の熱い思いが伝わってくる。
150年たって、さすがに現代にそぐわない内容もあるものの、論の骨子は、今の時代に生きる我々にも考え -
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スイスイ読めて面白いし納得できる。
とにかく酒を飲みに飲んで、いろいろ言い訳かましながら煙草も吸い始め、
神社にいたずらしても特に不幸がないやら、偽りの遊女の手紙を仲間に送りつけたり、何せ派手にやってますわ。
現代の慶應生に通じるものが大いにある。
その上で勉強熱心なのが凄い。
それだけ酒を飲んでるけど、塾ではめちゃくちゃ勉強してる。蘭訳が通じないとなるとすぐ英語勉強して、翻訳を生業にしている。必要と思ったらすぐに本気で勉強してる、そこのメリハリの凄まじさが読み取れる。そして必要な勉強(所謂実学)を選んでしている。だからといい、金儲けのためや出世のためではなく、実直に勉強できる環境だったの -
Posted by ブクログ
尊敬に値する人物かどうかは疑わしいですが、憎めない親父であることはわかりました。表紙の写真はカットされてる部分にこそ意味がある。編集者は写真の意味が分かっていない。
1.この本を一言で表すと?
・変人の一生 − 変人だからこそ歴史に名を残した
2.よかった点を3〜5つ
・禁酒から煙草(p93)
→どんな奴やねんと突っ込みたくなる内容。最後に反省しているところがお茶目。
・英学発心(p119)
→これまでの蘭学、漢学を一切すてれる思追い切りの良さ。
・刀剣を売り払う(p188)
→合理主義、思い切りのよさ、捨てる勇気に関心。
・幕府の攘夷主義(p213)
→権力への批判をくどいほど繰り -
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福沢諭吉晩年の著作で、それまで福沢が語って来たことを選抜して百話に纏めたもの。佐藤きむの現代語訳による。佐藤は弘前市生まれの弘前大学卒。母校の弘前大付属中で教鞭をとった後、弘前近辺の大学等で講師を勤めている。
福沢諭吉といえば官を嫌い民間で社会貢献をした人という認識である。慶應義塾の創始者としても有名だ。この百話を読むと福沢が如何に将来の日本を見通していたか、先見の明があったかということを再認識させられる。百年以上前の著作でありながら、現在にもそのまま当てはめることが出来る事柄が、数多く語られている。
例えば孔子とニュートンの比較が面白い。孔子は道徳一筋の聖人、ニュートンは物理一筋だ -
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ネタバレ福沢諭吉も、若い書生時代には中々DQNなことをやっていたようで。
反封建主義の姿勢には共感を覚える。
「私は毎度このことを思い出し、封建の門閥制度を憤ると共に、亡父の心事を察して独り泣くことがあります。私のために門閥制度は親の敵で御座る。」(14頁)
「日本の不文不明の奴らが殻威張りして攘夷論が盛んになればなるほど、日本の国力は段々弱くなるだけの話で、しまいには如何いうようになり果てるだろうかと思って、実に情けなくなりました。」(134頁)
慶応は寄付金が多いらしいが、これは当初からの塾の校風を受け継ぐものなんだろうな。214頁参照。 -
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読み終わった…!長カッタヨ…!
いちばんの敗因は、解説の豊富さだけでほぼ原文の本を買ってしまったことよ…。
古文、とは言わないけど、文語体ッていうのかな?
読めないことはないけど、地味に読みづらい。
久し振りに「べし」と「む」の意味とか二重否定について思いをはせたよ…。
「人の品行は高尚ならざるべからざる」とかね、どっちだよ!みたいな。
内容は、ざっくり言うなら自己啓発本。
最後の方なんてほぼ人生訓。
「自由平等」とか「独立自尊の精神」とか「経済の振興、民間の活用」とか「法の順守」とか、現代でも普通にビジネスの棚あたりにありそうな。
でもビミョーに上から目線なのが楽しい。
「俺様が先頭に立っ