新版 福翁自伝

新版 福翁自伝

836円 (税込)

4pt

緒方洪庵塾での猛勉強、遣欧使節への随行、暗殺者におびえた日々――。六〇余年の人生を回想しつつ愉快に語られるエピソードから、変革期の世相、教育に啓蒙に人々を文明開化へ導いた福沢の自負が伝わる自叙伝。

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新版 福翁自伝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    福沢諭吉が60年近くの人生をふり返りながら口述筆記させてまとめた自叙伝。

    本書を読むことで、福沢諭吉の人柄だけでなく、幕末から明治維新の頃の雰囲気を知ることができます。
    また、巻末の解説を読むことで、自叙伝では書かなかった事柄やそれに対する福沢諭吉の思いも感じることができます。

    0
    2019年01月30日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    福沢諭吉さんのイメージが「お札に載ってる偉くて堅そうなヒト」から、「破天荒で変わった面白いお爺さん」に変わりました。
    福沢さんの生き方には、現代人にも十分役立つことが満載で、古さが全然感じられませんでした。
    特に、お金に関する考え方や、子供の教育に関する考え方について、とても参考になり

    0
    2012年08月23日

    Posted by ブクログ

    いわずと知れた近代日本の大ベストセラー。福沢諭吉が人生を振り返った語りを本にしたもの。緒方塾時代の武勇伝、維新前後の物騒な世相、五稜郭の戦いで敗れた榎本武明の助命嘆願を新政府にする話、天現寺から古川沿いに散歩する話、などなど。面白いエピソードてんこもり。彼が若くして暗殺されていたら近代日本の姿はまっ

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    『福翁自伝』はその名の通り福沢諭吉の自伝です。福沢諭吉の口述を文字起こししたものなので、本人の言葉遣いもそのまま文字になっていて、話を聞いているように読めました。
    貧乏だった幼少時代、長崎遊学時代、大坂の適塾時代、海外視察、維新、暗殺に怯えた日々などなど、本書が書かれた60歳頃までのことが書かれてい

    0
    2019年03月09日

    Posted by ブクログ

    福沢諭吉が、最晩年の64~65歳頃(1897~98年)に書いたと言われる自伝。
    文字通り、全体としては、豊前中津藩の貧しい武士の家に生まれた福沢諭吉が、他人からの資金援助を受けずに勉学をして、一身の経済的独立を果たし、更に一国の独立を唱導する立場にまでなった自らの経験が記されているが、教育面で文明開

    0
    2017年03月25日

    Posted by ブクログ

     あの「学問のすすめ」を著した福沢諭吉が、晩年に自身の人生を振り返った自伝である。
     しかし注意しなければならないのは、語られるべきだが触れられていない人々が数多いるそうだ。例えば福沢に実学を重視するという思想を植えたのは「海防学」で有名な野本真城だが語られていない。

     また、故郷中津藩にあった改

    0
    2013年02月26日

    Posted by ブクログ

    「学問のすすめ」があったので、相当カタイ人なのかと思っていた。
    無鉄砲と言ってもいいくらいエネルギッシュでまっすぐ、潔くてある意味頑固だが、お茶目なところもあるとても魅力的な人だった。
    ただ、当時はかなりの変わりものと思われていたであろうことが容易に推察される…。

    解説に、あえて触れてない自分の身

    0
    2010年11月05日

    Posted by ブクログ

    難しい本かと思っていたが、いい意味で裏切られた。非常に読みやすく、面白い。
    これほどの人物であれば、当時は官に仕えて日本を変えていくべきではなかったかと。この答えは本文に触れてあったので思わず納得してしまうのだが。
    アメリカ行きに便乗させてもらった行動力や戊辰戦争の真っ只中に塾を続けるなど、自分の信

    0
    2009年12月07日

    Posted by ブクログ

    尊敬に値する人物かどうかは疑わしいですが、憎めない親父であることはわかりました。表紙の写真はカットされてる部分にこそ意味がある。編集者は写真の意味が分かっていない。

    1.この本を一言で表すと?
    ・変人の一生 − 変人だからこそ歴史に名を残した

    2.よかった点を3〜5つ
    ・禁酒から煙草(p93)

    0
    2018年12月30日

    Posted by ブクログ

    同じ時代を代表する、いわゆる識者であった勝海舟と不仲であったというのも良く解る感じがした。 勝は侍、あるいは激動の時代の政治家として行動を律していたのにたいし、福沢は完全に文民学者に徹していた。 よって勝の発言が常に法螺っぽかったり、英雄気取りなのにたいし、福沢は現在のわれわれの価値観とも通ずる 非

    0
    2011年09月11日

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