京極夏彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
あらすじを読んだ時は初期の頃のような因習系のホラーを想像していたのですが、全然違いました。
何かが起こるわけではなく、ひたすら何かが起こりそうな気配だけが漂う。ずーっと続く不穏な空気の中で、「怖いとは何か」を考えさせられる…という感じ。
小説の中に「何も起こらないから怖いんです」というセリフが出てきますが、この小説がまさにそんな感じです。
実際、じわじわとメンタル削られるより、ドーンとかまされた方が楽だと思うし。
「恐怖」は人間の想像力が作り上げたものと作中にあるのですが、確かに何もない暗闇を、何となく怖がるのは、頭の中であれこれ想像してしまうからで、余計なことを考えなければ怖がる理由はな -
Posted by ブクログ
曾祖母の遺産相続のため限界集落に向かうが… 超現実的で幻想世界に包まれるホラー #猿 #京極夏彦
■あらすじ
岡山の山奥に住んでいた曾祖母が亡くなり、遺産相続について弁護士から連絡があった松永祐美。パートナーの隆顕から反対されるが、彼女は逃げるように自宅を出発した。駅で待ち合わせていた親族、弁護士らと一緒に、山奥の限界集落に向かうが…
■きっと読みたくなるレビュー
ずーーっと会話してる小説。
その会話自体にはリアリティがあるんですが、話してる中身がよく分からない。さらに読んでると、なんか背中がそわそわするんすよね。落ち着かないというか、誰かにみられているような感覚というか。
都度都度あ -
Posted by ブクログ
糞尿屁、小学生が好きな下品な盛り上がりがこんなにもあるんだぞという、全国物産展のような本。トークテーマごとに章が区切られているので非常に読みやすい。
巻頭巻末の文章が素晴らしくよく、トークイベントをそのまま書籍化したものだが、この2つの文章で挟むことで本としての深みを出している。巻頭は「話が面白い人はなぜ面白く話せるのか?」。巻末は「ひどい民話の存在意義について」と、本内容を読まなければ何を言っているのだ?と言うものだが、非常に深く、実になる内容である。(ここで言う実は糞ではない)
本やテレビ等を通じて伝わってくるお話は非常に整備されて健全であるが、悪く言えば毒がない。果たしてそれで本当に -
Posted by ブクログ
自分のことを何ていうかってとこ私には面白くて2回読み返した笑。ああ怖くない…怖くないよ。皆こんなふうに年老いながらも思考は若い頃から変わらずに目まぐるしく駆け巡ってる。ちょっとばかし若い頃よりも忘れて繰り返してボケ…
イヤ、リフレインしてるけど笑
飛び抜けて目立つ事も成し遂げたこともない
普通、ごくごく普通。
平和ってことだ。
軽く淡々とジワっと面白い一冊
ただひたすら真面目に生きてきてさ
何もない、誰もみてない、私なんて…
なんて思うときがおおいけど。
でもやっぱり何にもなくてもいいんだよ
一生懸命自分なりに生きていけばと思えるよ。
おすすめは私のように薄ぼんやりした人かな笑