竹岡美穂のレビュー一覧
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終わっても続いていくもの
"文学少女"シリーズの短編集第3弾ですが、その面白さは本編のそれと変わらずです。そう、本当に変わらないです……。時折のぞく人の持つ「暗さ」も「容赦のなさ」も、「逃げようもない現実」も。それでも希望の仄見える展開も少し、本当に少し見えたりして、この読後のほろ苦さ加減こそが正に"文学少女"シリーズだなあと思います。
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脇役にも物語がある
心葉、遠子先輩が物語を紡いでいた裏で、その周りの者達も「自分の物語の主人公」をもちろん演じていた訳で、今巻ではその辺がメインとして描かれています。
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短編だけど、
なんだか本編で残されていたパズルのピースが1つずつ埋まっていくような印象を受ける。各話の面白さとともに“文学少女”の世界全体のさらなる拡がりを予感させる粋な一冊と言えよう。
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まじか
誰と恋愛するんだろうと思いながら読んでいましたが、まさか表紙のおじさんだったとは…
前国王ってことはそれなりのお年だよね…
ユイは15歳だし、歳の差すごい… -
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文学少女の最終巻
今作は、新たな登場人物である“半熟作家”と、編集者となった遠子の物語です。 位置づけとしては番外編で、構成は非常にコミカルになっております。
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遂に美羽が・・・
いよいよ心葉と美羽が再会。そして、過去の出来事が明かされるという、この作品のキモと言える巻。今回は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が引用されてる。
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良かった
今回は武者小路実篤の「友情」がお題です。自分の好きな相手が自分の親友ことをすきになる、そして友情に悩むというベタなないようなのですが、そこは「文学少女」すんなりいかずドロドロの愛憎劇。
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ3冊目。
3遍の短編と1遍の中編からなる構成だけど、メインはようやく語られるむすぶと夜長姫の物語。
元話のヤバさそのままに殺人事件が続くなんとも危ない物語で、鏡見子のヤバさはちょっと背筋が寒くなる。
と同じぐらい個人的には、むすぶもやばいのではと感じてしまった。
確かに本の声が聞こえる体質から本の味方であることは正しいとしても、人より本を優先するのはどうなのだろうか?
まあでも、本の声を聞くことができるという常識はずれな人生をそんな常識で測れはしないのだろうけれど。
妻科さんと蛍ちゃんにはそんなむすぶくんのためにも頑張ってほしいね。
そして、若迫くんは自業自得とは言え、御愁傷様^^ -
Posted by ブクログ
本屋で偶然見つけた本。”文学少女”シリーズが好きだったが、著者の小説がだんだんと自分に合わないと感じており最近はあまり読まなくなっていたが、「外科室」というタイトルを見て、泉鏡花『外科室』を題材にした小説なのかと一気に興味が湧き、衝動買いした。
第一話
登場人物「早苗」で、”文学少女”にいたサブヒロイン「琴吹ななせ」を思い出した。私が今まで読んだ小説に出てくる負けヒロインの中でも、屈指の不憫さ。最終巻が出て、彼女のファンはどんなに胸を引き裂かれる思いだったろう。
軽く調べると、「早苗」は次巻以降も登場するようだ。生まれ変わった(?)この世界で、今度こそ幸せになってほしい。
第二話
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分類は男性向け…
コミックスを読んで、原作に興味をもち購入した女性です。
主人公は現代人で、若くして死んで気がついたら異世界…の赤ちゃんに転生。どちらの『生』でも親に縁のない生活だったけど…ってお話です。
私は女性向けの作品をずっと読んでいたから、設定とか会話面でとかちょいちょい違和感はあるけど、ストーリーでおっていったら面白いと思いました。
私の見落としかもしれないけど、コミックスでは、主人公ユイが現代で死んだ原因を交通事故と書いてあったけど、原作でそういう記述が見つからないんです…