竹岡美穂のレビュー一覧

  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    朝ちゃん回ということでどんな重い話が来るのかと身構えていたけれど、思ってたよりも重くなかった。  
    朝ちゃんの牙城を崩した。 まぁ今回はこれだけだね。   
    簡単に言うと、朝ちゃんを攻略した、と。   
    気になることは、ずっと謎のままのヒカルの死の真相と、秘密にしてる事や、帝門家の権力争いはまぁ葵も関わってるから、気にしないわけにはいかないし、是光が誰とくっつくのかという恋愛模様も、みちるの本格参戦や、朝ちゃんがスタートラインに立ったことなどでますますヒートアップしてるので、目が離せませんね。   
    正直帆夏かなぁって思ってたけど、みちるが想像以上に良かったし、葵もなんだかだんだん良くなってき

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    2013年01月12日
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    「源氏物語」をベースに、幽霊になってしまったプレイボーイの高校生ヒカルの代わりに、彼があちらこちらの恋人たちにしたままになっていた約束を果たしていく是光の物語。最初のうちは馴染みにくかった癖のある登場人物たちが、巻を重ねるごとに愛しくなっていくのを確認するのは、シリーズものの醍醐味です。
    人相が悪く、人付き合いが苦手で、勝手に周囲から不良とみなされ敬遠されていた少年に、いつのまにかヒカルなみのモテ期が到来していて、それをあまり本人が自覚していないのも笑い処かな。

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    2013年01月10日
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

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    コメディ色が割と強めだった1巻目とは異なり、全体として暗いムードのミステリ風味。そんな中にもニヨニヨできる描写もあり、最後は明るくまとめたと思いきやエピローグが真っ暗で。色んな要素がバランスよく楽しめて良いですな。

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    2013年01月08日
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    取り付く島もない朝衣に対して、是光はどのようにヒカルとの約束を果たそうとするのか。
    帝門家の権力争いの状況とそのカギを握る人物とは。
    散々引っ張られているヒカルの死の真実は。
    ヒカルの最愛の人とは―。

    序盤から登場している重要人物である朝ちゃん回ということで、
    これまでは巻ごとのメインとなるヒロインに照準を絞って話が進んでいたのが
    今回はなにやらいろいろと大きく動きました。
    このシリーズもこれにて折り返しということで、今後も楽しみです。

    ・・・個人的に葵が出てくると背を正して読んでしまうw
    葵さん可愛いよ。

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    2013年01月07日
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    式部がツンデレなら朝ちゃんはツンドラ。ようやく女王の氷が解けました。若干、強行突破な感じもしたけれど、これでまた是光ハーレムに一歩近づいた。当初、是光のことをおたくさまと指していたころと比べると大分素直になったが、これからどう式部のソレとは違う変化を見せるのか期待。てか、委員長、、参戦したはいいけどもう諦めモードか!?ハーレム道まっしぐらの是光だが、某生徒会副会長のようではなく、最後には一人を選んで欲しい。個人的には式部で終わらせて欲しいな、文学のななせの件もあるし。

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    2013年01月07日
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    朝ちゃん編。ふたりの朝顔姫とヒカルを一気に救うなんて、ほんとにヒーローだな、是光。ハーレムキングに名を変えつつあるだけあるぜ。きっとあの人は藤壺の宮なんだろうな。てことは…秘め事って…

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    2012年12月26日
  • “末摘花” ヒカルが地球にいたころ……(5)

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    ネタバレ

    日本伝統の「ブス」の代名詞「末摘花」を野村美月はどう料理するのかと期待してましたが、なかなか登場しない。読書してた本命の娘もかわいかったし、末子もブスという表現はなかったので、これがミスリードなのは読めてましたが、新聞と書類ケースでミスリードを誘っていたのは、引っかかったというより、そんな安易な手段だっとは…。
    あと、バーチャルな関係だけじゃなくて、ちゃんとブスにも公平に手を出すヒカル君であって欲しかった気もします。
    ラノベの定番、プール回と、あり得ない葵のメイドコスプレ、委員長ことみちるまで是光のハーレムに参加と、外伝的な盛り上がりは楽しい巻でした。最後の式部との学校のプールのシーンはよかっ

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    2012年12月11日
  • “朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)

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    今回は美しく魅惑的な先輩の物語。

    わたしがヒカルの大事な花を散らさないように、見張っていてくれる?」

    その言葉から発せられる意味は、
    果たして嫉妬か激情か。

    話はよく練られていて読みどころは多かった。
    いったん願いを叶えたと思いきや
    ……のシンプルに終わらない展開が良かった。

    自分への劣等感と従属の鎖からの解放。

    文学少女の続編だと言われても違和感がない。
    って、いい加減文学少女から卒業して
    違う作品として評価してあげないと可哀相ですね。

    いよいよ敵役のようなものも出てくる。
    (これが黒幕だとは思えないが)

    まだまだヒカルの死にまつわる謎は解けませんが、
    いよいよ是光ハーレムも構

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    2012年12月02日
  • “朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)

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    諸事情により「若紫」よりこちらを先に読んでしまい
    すみません野村先生…
    そんなこんなで4巻目にあたりますが、3番目に読みました。

    今回で気が付きましたが、かなり「源氏物語」に忠実。
    今回のヒロイン・月夜子さんと源氏~の「朧月夜」、
    1巻のヒロイン・葵ちゃんと源氏~の「葵の上」とは、
    ちゃんと身の上が重なっていますね。

    「朧月夜」についてはあまり知らないのですが、
    ひとまず今回の月夜子さんは、表紙や口絵のイメージと
    裏腹に、大胆ながらもむしろ気の弱い、可憐な女の子で
    ビックリでした。
    ある意味境遇は全く違いますが、対をなす葵ちゃんとも
    少し似てます。

    で、今回は源氏~でも重要人物にあたるキ

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    2014年04月13日
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

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    ネタバレ

    物語りの前半は、引きこもりの夕雨になぜヒカルが引かれて、手もださないまま通い続けていたのか、イマイチ理解できず、しかも母子家庭になったのに、子供を置いて母親が外国へ行ってしまうというシチュエーションもピンとこなくて、??だったが、途中から、野村美月らしい、どろどろとした世界が見え始めたところから物語りに引き込まれ、今回の山場である怨霊退治のシーンは感動的でした。まさかゴルフバックの中に傘が隠してあったとは!しかも是光自身の判断でそこまで暴くことを判断したとは驚きました。成長しましたね。でも是光くん、モテすぎです。帆夏に告白され、葵はもうメロメロ。もちろん夕雨も。このまま第二のヒカルになってしま

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    2012年11月21日
  • “葵” ヒカルが地球にいたころ……(1)

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    『文学少女~』が終わってから始まったこのシリーズに、最初、なかなか手が出せませんでした。
    “葵”と“ヒカル”という名前から源氏物語を元にしたものなんだろうなーと思い、興味はあったのですが、『文学少女~』が頭の中でチラチラして、どんなに変化しているのかという恐怖もあり、なかなか買うことができませんでした;
    それでも読みたかったので、勇気を出して買って、怯えつつ読みました(苦笑)

    私は野村さんの書く物語が大好きです。

    この物語を読んで、改めて思いました。
    今度は花に詳しくなれそうですね!笑
    私にとってこの物語は、ひとつひとつがキラキラしている、大切な大切な宝物、というような感じです。
    時間があ

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    2012年11月20日
  • “文学少女”と恋する挿話集1

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    知り合った1年生の時から、彼女が卒業した後まで。
    がすっと流れる小さな物語は、あそこの事か、あれなのか、と
    思い出し読みで、楽しい気分でした。

    最後まで読んで、うっと来てしまいました。
    人を想って泣いている姿と言うのは、どうして描写されると神聖なもののように
    感じてしまうのでしょうか?
    それまでの想いを見つめていた、からでしょうか?

    最初の彼女の、アルバイト姿には、やるな、と。
    にっこり笑って無言の圧力。
    子供相手に手抜きなし、というのには拍手を送りたいですが
    こういうバイトあったのですね…狭き門な気がしますが。
    乗り込んできた親の言い分には納得いたしますが
    恥、ではないと思います。
    そう

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    2012年11月08日
  • “葵” ヒカルが地球にいたころ……(1)

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    ネタバレ

    iPad miniでとりあえず、一冊読破。ブラウザをいろいろ試しながら、いまいち落ち着かず、時間がかかってしまった。結局SideBooksでしばらくいきそう。
    どうも最初物語りにうまく入れなかった。たぶんモテモテで女たらしの高校生が主人公では、やはり物語りに入れない。是光が本格的に主人公になってからは段々読みやすくなってきた。葵の誕生日のシーンは、わかっていても、女の子ってあんなシチュエーションにはイチコロなんですね。
    朝ちゃんはもちろん人気出ますね。私としては帆夏のキャラが萌えポイント高かったです。余韻も残ったし、次作以降にも期待したいです。

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    2012年11月06日
  • “若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)

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    野村美月&竹岡美穂コンビのヒカルが地球にいたころ……シリーズの第2巻です。今回は若紫。ついに史上最強のロリっ子、紫の上の登場です。設定だけをなぞるとかなり暗くドロドロした感じのお話になりそうなのですが、今回も意外とあっさりとした仕上がりです。もうちょっと掘り下げてほしいなと思った部分も…。毎回、色々な女の子が登場して、そんな女の子を見て楽しむ作品なのかと思ってましたが、この作品は是光とヒカルの友情に悶えるための作品だったんですね。毎回、ラストの是光がヒカルに対して、思いのたけをぶつけるシーンが楽しい。

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    2012年12月05日
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

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    野村美月&竹岡美穂コンビのヒカルが地球にいたころ……シリーズの第2巻です。今回は源氏物語から"夕顔"をアレンジした作品でした。前回はヒカルが先頭を切って行動して、それに是光が引っ張られるという感じでしたが、今回はヒカルがあまり手助けをせず、是光が色々な問題に対して、分からないながらも一生懸命に走り回る姿が微笑ましかったです。というか、是光も、ヒカルに負けず劣らず、天然なハーレム皇子の素養がありますね。帆夏、葵、夕雨と立て続けに手なづけてしまうとか…w

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    2012年12月05日
  • “葵” ヒカルが地球にいたころ……(1)

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    文学少女シリーズの野村美月&竹岡美穂コンビの新シリーズ。今回は源氏物語を元ネタにした幽霊恋愛物です。文学少女と比べて、話の雰囲気が前向きに感じるのは、登場人物の心の闇がそこまで大きく取り上げられてないからでしょうか。そのおかげで全体的にさらっとした感じです。あとがきにも書かれてましたが、本シリーズはお別れの物語なので、読後感に寂しさを感じてしまいます。今回の葵の上のお話も、一応ハッピーエンドになるのかな?ラストに残されていた謎が気になります。早く次巻も読まないとね♪

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    2012年12月04日
  • ハムレット・シンドローム

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    アルコール度数の高い酒をちびちび呑むように読みました。

    本当に謎、謎、謎ばかりです。でも読ませる力が確かにあります。
    この物語の解釈は人それぞれになると思います。

    とにかく濃密な245頁でした。クセのある小説をお探しの方にお薦めです。

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    2012年10月11日
  • 黄昏色の詠使いII 奏でる少女の道行きは

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    ネタバレ

    黄昏色の詠使い,クラスメイト編です.
    前回の事件のきっかけになったクヴェル,エッグ.
    それが精製されたという研究所を調査する教師陣.
    次々に石化していく仲間たち.
    そしてその事件に対して槍使いの少女は….
    ※実際の内容と異なる場合がございます.

    そこそこ面白かったよ.
    ただどうしてもアレだ,
    詠唱部分は結構飛ばしてしまうなぁ….
    縦書きの文庫で横文字だからかなぁ.
    単純に読みにくい.
    ルビ文字小さいしな.
    I am bone of my sword.<体は剣で出来ている.>
    みたいな感じで書いてたらまた別かもしれないけど.

    そしてエッグ精製の件で重要っぽい人物,ラスティハイトが.
    続きも気

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    2012年10月10日
  • 時をこえた怪談 金の本

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    遊んでいて日が暮れて、慌てて従兄弟の運転で帰路についたは良いものの
    大雨に見舞われて、にっちもさっちもいかなくなってしまった車内。
    そして、カーナビで見つけた寺へと足を運んでみたら…。

    車内から、もうすでに怪しげです。
    ラジオからは、今の状態に似たような怪談話が流れてますし
    辿りついて平和になったかと思ったら、怖い話合戦。
    とはいえ、それほどおどろおどろしいものではないです。
    が、ほんの少しな長さではありますが、想像をかきたててくれます。

    百物語ではないので、そんな小話が百も載ってはいません。
    ちょこっとした所で話は終了。
    本筋? が進んで終了、となります。
    そして最後の選択…。
    より一層

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    2012年10月04日
  • “末摘花” ヒカルが地球にいたころ……(5)

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     ヒカルがネット上で知り合ったサフランという女の子を探すために、是光がカフェに通い詰めるといった感じの話でした。
     ですが、どちらかというと帆夏と是光の話がメインになっていたように思いました。サフランからの視点で語られる場面もわりと多くあるのですが、このシリーズの大筋の話とは全然関係のない人なので、どうしても脇役っぽくなってしまっているようでした。

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    2012年09月25日