竹岡美穂のレビュー一覧
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通常版にて本編の感想。
コラボ表紙もいいけど、こっちのが表紙も好きかも…色合いも凄く綺麗。
うん、やっぱり、菜乃ちゃんはいい!
この子は好き嫌い分かれるでしょうね、千愛ちゃんが嫉妬したように
真っ白で綺麗。
でもそんな彼女だからこそかけられる言葉もある。
綺麗事だと鼻で笑われても、「ウザイ」と言われても、
それで諦めてしまっては開かない扉もある。
その扉を開くことを諦めない菜乃ちゃんは、真っ白だからという
だけでなく、彼女のポジティブな性格によるものだということに
彼女に触れるうち皆気が付いていくのが心地よい。
何だかんだで登場人物全員が彼女に根負けしてるのがいいです(笑)。
ただ、今回、「天使」はクライマックスの某シーン以外邪魔だった
気がするぞ…
自分は今回のゲスト2人は最初から「ボク」が怪しいと思って読んでいたのですが
「天使」のせいでもう一人のイメージが中々つかめなかったよ。
そりゃこいつなら菜乃ちゃんも怖かろう、と思いますが、
菜乃ちゃんにこいつがかけた言葉はとても怖い。
そしてゲストの「ボク」もかなり嫌いなタイプですね。
この子は無意識にいじめっ子になってるタイプと思うぞ…
今回のゲストはじめこの作品で病んでいるキャラは皆
「相手への強い依存」が原因なんですよね。
ほとんどの原因がやはり「家族」に起因しているのが切ない…
前にも書きましたが「憎しみや嫉妬」は教わらなくても出せてしまうと
いうことがとても辛いですね…
本能的に「愛情」を求めるように人間は出来てるのかもと感じました。
そんな中菜乃ちゃんは「依存」があまりない。
だから強いのかもしれない。
そして「依存」が強い人間の抱く葛藤も理解するのに時間がかかる。
でもそんな彼女だから「依存」しなくても開ける道を示せる。
ななせたんが救われていくに彼女の登場は必須だったのかもとも感じます。
最終巻は「“文学少女“見習いの、卒業。」だそうです。
今回読んで余計に思ったんですが、“文学少女“見習いて、心葉君でない? -
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ものすんごい良かった…!
「でたまか」などに続き久々に思いっきりズッキューンなお話でした。
赤・青・黄・緑・白の5つの属性(色)を元に想うものを詠びだす「名詠式」はどことなくサモナイの召喚術を彷彿とさせますね。
触媒(カタリスト)はより想う色を連想させるものであれば絵の具でもなんでもいいのが面白いところです。
このメインの5色の他に、キーパーソン・イブマリーが想い描いた「夜色名詠」が物語の核になっています。
このイブマリーと同じくキーパーソンである5色全てを操る「虹色名詠士」カインツとの関係がもう凄く好みでした…。
最初は彼ら2人の話かと思わせるのですが、メインの主人公は表紙に描かれているクルーエルとネイトの2人。
ネイトはイブマリーの息子であり、彼がイブマリーの想いを引き継いでいくのかな?と思わせていたのですが…参りました。
一見親世代(イブマリー&カインツ)と子世代(クルーエルとネイト?)なんですが現在進行形でちゃんとカインツも登場しているのはそういうことだったのか!でした。
後半はもう涙出そうでした…
そして一見夜色名詠が核になっていますがクルーエルが操るのは「赤」の名詠。
赤の名詠も物語のポイントになっていくかも…
後半のクルーエルの名詠シーンは何が触媒かすぐに解り、ハラハラとしましたよ…ある意味人間に1番身近な色です赤は。
早速2巻もゲッツしてしまいました。どうなるか楽しみだ! -
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詠使いシリーズ、久々です。
雑誌ドラゴンマガジンに連載されていた短編収録の短編集ですが、
同時に書きおろしの章にて「第1部完」の巻でもあり、この巻を飛ばすと
大変なことになってしまう、ドラゴンマガジンを読んだ人泣かせの巻。
自分は読んでいなかったので120%楽しめました。
雑誌連載時の雑誌の絵は載っていないので、ドラゴンマガジンで読んだ
方にも充分お得なのでは。
章ごとに色の名前がついていて、
色とかかわりの深いキャラが主役になっています。
クルーエルの「赤奏」はほのぼのですが、
「緑奏」「青奏」「黄奏」「白奏」は凄いお笑いです。
特に白奏は「文学少女」コラボアンソロとほぼ同時に読んだの
運命的すぎました(大笑)!!
竹岡先生の挿絵がこちらでも美味しいところに入ってます。
しかし自分やはりカインツさん×イブマリーさん好きなようで
「虹奏」が1番のお気に入りです。
この後の「空奏」がとんでもないお話です。
この話に出てくるのがクルーエルでなくネイトなのが大きいポイント
だと思いますね。
これまでクルーエル寄りだった物語が一気に彼に傾きました。
第2部も気になりますなー。 -
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詠使いシリーズ完結です。
映画のような、とても綺麗で素晴らしいEDでした。
戦いではなく、「気持ちを伝え合う」ものだったのが凄く素敵です。
そしてこの物語、気持ちが相容れないことはあっても、
言葉に聞く耳を持たない奴は1人もいなかったですね…(T▽T)
言葉で語れなくても名詠で語れたり…
シャオとネイト君の勝敗、いや気持ちの行き先を分けたのは
パートナー(伴侶。あえてこれで!)の存在。
人間1人では子供を生み出せない、伴侶は人として生きるのに
大切なものだと感じます。
クルーエルが「人」たりえたのも、大切な「人」がいたから。
泣けるのが、ネイト君とカインツさんの共通点。
この2人は名詠式を使わずに(というと語弊があるけど)
名詠を誰より肯定しているんですよね。
ネイト君が名詠を肯定したから名詠が世界に在り続けると言っても良いわけで…
やはりネイト君は「主人公」でした。 -
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帰省中、面白さに一気に読破。
それより何より「恋する挿話集1」より先に読んでしまいましたが(殴)
文学少女シリーズ、新シリーズです。
外伝とも言えるのでしょうが、この作品の主役は井上心葉かもしれない、
そんな気もした新しい物語。
今回の語り手は新キャラの「日坂菜乃」ちゃん。
彼女の目を通して、「心葉先輩」になった心葉君、彼をめぐる人々、
そして今回のキーキャラクター(あえてゲストキャラとは書くまい)が
語られます。
菜乃ちゃんは本編でのななせちゃんに近い立ち位置かもしれないです。
(誰もが「遠子先輩」と重ねそうな中、異質かもしれないですが)
本編では泥にまみれたキャラクターが多かった中、
ななせちゃんのピュアさが眩しかったですが、
今回は恋の酸いも甘いも知り尽くしてしまった彼女に変わり、
ピュアな菜乃ちゃんが「孵化」していくさまが描かれるようですね。
そして今回のモチーフ、「曽根崎心中」にまつわる物語が繰り広げられますが、
死に急ぐ輩を「生」に繋ぎとめるさまは本編第1作
「死にたがりの道化」を思い出します。
ここでやはり簡単に変わることはできなかった、でも変われなかった故に
大切な人を手に入れた「彼女」のように、
今回の「彼女」も後に大きく関わるのかもしれないですねぇ。
最後の部分で誰かさんが怖いことを言ってますが、
この子はここでの怖い言い分聞くにつけ何だかんだでいい子に
思えるので、面白い形で菜乃ちゃんの今後に絡むといいかも。
しかしながら菜乃ちゃんかわええーーー!
★10個にしたい勢いじゃい。 -
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面白くて元気になる小説なもので、凹んだ時や旅の友にいつもなっています
文学少女。
特に今回かなり凹んでいた時期だったので、森ちゃんの明るさ&
何気にかなりカッコイイ反町君にはスカっとしましたねー。
私はななせちゃんのツンデレを萌えるより「もったいない」と思ってしまう
人間なので、(乙女時代にトキメキがあまりなくて…)
結構反町君の視点には感情移入できました。
正直初期のななせたんは、彼女の独白部分を見ても「結構自己中かも」
とさえ感じたので、後半心葉君と距離が縮まったのは、
彼女が素直に心葉君を思いやっていたからかもしれないです。
そんなななせたんには、素直に他人を思いやれる(おせっかいともいう(笑)
森ちゃんはまぶしかったでしょうねー。
でもその森ちゃんも、ななせたんも、何より心葉君も、
自分が相手に尽くすのが好きだったようで…(笑)。
心葉君→遠子先輩
ななせたん→心葉君
森ちゃん→ななせたん(あれ?
この森ちゃんは、何気に反町君には素直に甘えてるんですよね。
彼ほったらかしでななせたん心配したり…
反町君、男の包容力の見せ所…を遠子先輩に伝授してもらいました(笑)。
遠子先輩の洞察力は凄すぎ…ですが1番自分に不器用なんですよね。
自分は森ちゃんの名前、可愛いと思うんだけど…でも確かに
「森ちゃん」のほうが可愛いが…反町君の名前連呼は1番可愛かった。 -
Posted by ブクログ
遠子先輩は久しぶりで、実に楽しかった!
短編集は本編のビターな部分は控えめで、甘さとお笑いの詰まった1冊でした。
本編でビター要員だった流人君や美羽ちゃんまで癒し要員に。
珍しく「負け?」な麻貴先輩も見ごたえあり(大笑)。
が、短編集と言ってもこの本、本編シリーズを読んでいないと大変すぎる
ネタバレ満載、もしくは読破していないとニヤリとできない描写満載です。
特に最後の「スノーグース」は画集の短編の対ともいえるお話。
画集の短編を読んでいると倍泣けるお話でした。
が、今回足りないキャラが2人。
ななせたんと千愛ちゃん。
おそらくというかななせたんは確実に今月末に出る「挿話集2」に出る模様。
凄く楽しみだー。表紙も! -
Posted by ブクログ
遂に「文学少女」シリーズの外伝が発売!!
主人公の一人だった遠子先輩が卒業した後のストーリーという事で物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが心配無用!
あの心葉くんが、作中ですら「ヘタレ」と書かれているもう一人の主人公があの最終巻での別れからどう変わったかが伺えるので、前作のファンも楽しめます。また、この外伝作品から読んだ人は本編が読みたくなること間違いなしの作品です。
更に文学少女「見習い」も現れる訳ですが、今までの登場キャラクターが翳のある人物ばかりだったのとはうって変わってとても楽天的な女の子で、とても新鮮でした。
物語は今までと同じく文学作品のあらすじを散りばめたミステリー仕立てで、人間の持つ正負の両面が悲劇も救いも与えてくれる点も今までと同じです。しかし、今までよりもやや大人向けな話かなという印象を受けました。
今作では近松門左衛門の「曽根崎心中」がテーマという事で今までよりも作品を知っている人が少ないかも知れませんが、これをきっかけに古典作品を読む人が増えれば作者の野村美月さんも嬉しいのではないでしょうか♪