竹岡美穂のレビュー一覧

  • 黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで

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    この作品は精緻で濃密な世界設定があるわけでもなく
    硬派で熱いバトル要素を持つわけでもありません。
    ただ美しく幻想的なだけ。

    評価出来るのは、敢えて世界設定を単純化した事による
    ストーリーの濃密度です。
    世界設定はおおまかに
    「賛美歌による召喚術」と「召喚術を構成するのは歌と触媒と名前」の二つだけ。
    説明の分量がお手軽で、その分人物同士の因縁が緻密に描かれています。

    切なさから切望へ、悲しみの中に優しさと希望を混ぜて
    伝承されるストーリーはとても優しく描かれています。
    文庫化するにあたって歌を全て書きなおしたそうですが
    作中で描かれている歌は切なさを美しさに昇華させるものとして、とてもよかっ

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    2011年10月13日
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

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    今回のヒロインは両親の離婚や嫉妬によるイジメなどが原因で引きこもりになってしまった内気で儚げな感じのある少女「夕雨」
    そんな彼女を放っておく事ができず、外の世界へ導くべく不器用だけど一生懸命な是光の姿が今回はとても印象に残った。(その分、ヒカルの影が今回は薄かったかもしれない)夕雨や前作のヒロインである葵、同級生の帆夏でなくても是光に好感を持ちそうな女の子って実は多いかったりするのではないだろうか。
    また、その他の登場人物達のキャラクターが前作以上にはっきり表れてたんじゃないかって思う。特に一番最後のおまけ話は本編との性格的なギャップが出てて面白かった。

    登場人物達の関係を含め、次の話も目の

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    2011年09月25日
  • 黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで

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    触媒と讃来歌によって、呼びたいものを召喚する『名詠式』を中心に進んでいくお話。

    随所に出てくる讃来歌の綺麗さと、物語全体の雰囲気がぴったりと合ってて、すごく面白かった。
    キャラクターもとても魅力的でした。

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    2011年09月23日
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

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    ネタバレ

    待ちに待った2巻。今回は引きこもり系美少女・夕雨のお話。

    今回もヒカルの約束を果たすため是光が奮闘。しかしヒカルは内容を教えてくれないばかりか全然ヒントもくれないくて・・・是光の不器用だけど突っ込んでいく姿に今回も感動させてくれる。
    最初は是光に対し怖がっていた夕雨も次第に打ち解けて、最後の雨の中のシーンとか・・・ラスト切なすぎるよ(いろんな意味で)。

    次第にヒカル周辺の事、とりわけ闇の部分が明るみになってきたが、その先はもっと深い闇だった。ヒカル自身の事についてはまだまだ先になりそう。

    そして、一番最後に葵さん登場で次巻何かありそう。帆夏にも動きアリで・・・!?でも帆夏はこのままだと前

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    2011年09月02日
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

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    夕顔は源氏物語の中ですごく好きなので、夕顔のはかなげなイメージが壊されず綺麗に書かれていたことが嬉しかったです。次は若紫!楽しみです!

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    2011年08月31日
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)

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    やっぱり一番好きなラノベ作家だと改めて感じた。心理情景描写が秀逸すぎる。夕雨が是光になびくとこなど気持ちの変化早いなとか思ってましたが、成程そういうこかと最後で納得。ラストの雨中の花達の中を進みながらヒカルとの思い出や是光への思いが思考を巡り、溢れんばかりになる夕雨の描写には感動し涙腺決壊。雨と花々と是光と夕雨が織りなすスペクタクルには美しいという語彙が貧弱に思えるほど。展開も早めで、帆夏がまさかあんな行動にでるなんて、、ななせと重ねて見ていたので予想より早い展開に年末まで待てそうにありません。

    切なすぎて、もどかしすぎて、綺麗すぎる。
    最後のショートストーリーもほっとできて、良い後味だった

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    2011年08月30日
  • “文学少女”と飢え渇く幽霊1巻

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    ななせ可愛いよななせ。


    おっとつい本音が。


    ではレビューを。原作読んでるときはなんとか自分で数字をといてやろー、と思ってましたが間に合いませんでしたねー。


    天野美月本人が言うとうり幽霊が一番解りにくかったですね、心情とか構成とかが。でも蛍の最期には感動しました。イラストも素晴らしい出来でした。

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    2011年08月29日
  • “文学少女”見習いの、卒業。

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    刊行当初に購入して、それから積ん読していたわけだけれど、この本を読まずにおいて置いたことにすごく勿体無いと感じると共にすごく贅沢なことをしたようにも思う。

    個人的には本編文学少女を超えた。
    菜乃のがんばりやで友達思いな性格が存分に発揮された3巻でした。

    菜乃が瞳を引き止め、そして送り出すシーンは涙が滲んだし、

    ラストシーンの告白、それに対する心葉の返答、
    なんて、贅沢な片想いだったんだろう。と前向きにまた歩き出す菜乃。

    卒業の物語でこんなにあたたかいラスト。

    文学少女見習いの卒業。正直星5つで足りないです。

    きっと何度も読み返す一冊になりそうです。

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    2011年08月23日
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者

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    快斗の突っ走る姿がおもしろかったです^^
    私にとってはスルメな本でした。

    遠子と出会って変わっていく登場人物たちの姿がすごく好きです。

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    2011年08月13日
  • “文学少女”と恋する挿話集4

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    ネタバレ

    ひとつめの話で、菜乃の印象がすごく変わりました。
    言葉で表現しにくいのですが、なんだか菜乃が『大きな』人に思えました。
    菜乃いいですね!
    菜乃の“想像”でいろいろ納得させられると同時に、つらく悲しかったです。
    この話を読んだ後は、ページをめくることができませんでした。

    そして心葉の妹ちゃんのお話。
    すごくすごくつらかったです。
    「行かないで」って叫びたかったです。
    涙腺崩壊しました;;

    蛍の話では私も変になっちゃいそうになりましたが、
    麻貴先輩の言葉に胸を打たれました。
    麻貴先輩かっこよかったです! よすぎです!
    こういうお母さんになりたいなぁ、と思いました^^*

    大学生の遠子のお話。

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    2011年08月27日
  • “文学少女”見習いの、卒業。

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    この本を読む前、前の刊の終わりから一体どう物語を繋げてくるのか予想できなかったです。
    だからなのか、読み終えたときは、とっても清々しい気持ちになりました。

    それから、瞳ちゃんと心葉を邪魔するななせと菜乃がとてもかわいかったです^^
    思わずくすりと笑ってしまいました。

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    2011年08月13日
  • “文学少女”と恋する挿話集3

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    ネタバレ

    今回もよかったなと思います^^

    牛園先輩は今回も熱い物語になるのかなぁって思っていたのですが、
    意外と爽やか、といいますか、夜風が心地よい空気でした。

    次に遠子先輩と紗代ちゃんの話。
    93~95ページが大好きで大好きで、もう何度も読み返しました!
    でも同時に胸が苦しくなりました。
    遠子せんぱい・・・・・・(´・ω・`)

    毬谷先生の話では苦々しさが伝わってきて、すごくつらかったです。
    (+α)ちがう言葉を綴っていた物語がひとつに繋がっていく感じでして、まさかあのとき聴いた歌声が先生だったなんて! というところでは、私もつい驚いてしまいました^^;

    表紙を飾ったちぃちゃん。先生になったんで

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    2011年08月27日
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者

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    イラッとするところもあったけど全体的に明るくて、編集者な遠子先輩もいい。まさかの司書さんも嬉しかった。

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    2011年07月31日
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者

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    ほんとに野村さんの文章はテンポがいいというかノリがいいというか、こう、ああ楽しんで書いてるんだなって感じられる文章ですごく好きです。
    なんか読んでてとても楽しくなるんですよね、なんでかな(笑)
    卒業後の透子先輩と心葉の様子をもっと知りたいと思っていたけれど、こういうのもいいなって思えました。
    いい感じに振りまわされている彼や彼女が可愛くて。
    そして何より、透子先輩も心葉も幸せになって、胸がきゅんきゅんしました。

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    2011年07月29日
  • “葵” ヒカルが地球にいたころ……(1)

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    源氏物語×ヒカルの碁 らしいです。
    本当におもしろかった。近頃評価されてるその辺のエッセイとかよりよっぽとおもしろいわ。しゃーないしゃーない、オレ、物語フェチだし。

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    2011年07月27日
  • “文学少女”と恋する挿話集2

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    これは、物語や文学を食べちゃうくらい愛する文学少女と、彼女を取り巻く人々の物語―

    恋っていいですね!このおはなし見て実感しました!
    森ちゃんの下の名前で呼ばれたときの反応とか可愛かった! 
    見てて思わずにやついてしまう内容でした。

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    2011年07月24日
  • “文学少女”見習いの、卒業。

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    かっぱえびせんのように止まらなくなり、見習い版3冊読んでしまいました。
    心葉先輩の最後のプレゼントが素敵でした☆
    大好きなまま去った先輩との思い出は、キラキラした宝物ですね~

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    2011年07月24日
  • “文学少女”と恋する挿話集1

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    ネタバレ

    昔、私は鳥だった。物語を食べちゃうくらい深く愛する文学少女、天野遠子と彼女を取り巻く人々の恋する挿話集第一弾!
     
    神に臨む作家の最後で作者の野村美月さんが言っていた「登場人物の中で一番病んでいるのは流人くんな気がします」って書いてましたが、それがわかるような話でした。流人くん見た目かっこいいからすぐ持てるんだろうけど性格がなぁ…
    あと美羽可愛かった!美羽はきっとクーデレなんでしょうね! 

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    2011年07月24日
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者

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    快斗くんの性格が可愛かったです☆
    前に文学少女のDVDを見て、遠子さんと心葉のその後がわかるかな?と買ったのですが、最終話だとは知りませんでした。^^;
    さりげなく幸せを振りまいて・・・
    時間ができたら遡って読んでみたいです。

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    2011年07月21日
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者

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    途中まではイラッとするところも多かったですが、要所の締めは流石の盛り上がり。
    ラストシーンが秀逸なのはもはやデフォルトですね。
    いやー、泣けた!

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    2011年07月08日