竹岡美穂のレビュー一覧

  • “文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】
    密かに高見沢さんが好きなので、彼の出番が通常より多くて嬉しかったです。 泉鏡花をモチーフにしているだけあり「鏡花水月」という言葉がぴったりな作品でした。
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    大好きだから。
    大好きだからこそ、前を向いて歩いていく。

    そんな夕雨と、それを精一杯応援する是光。
    この二人の想いに心打たれました。

    次会うときは笑い上戸に

    いいお話でした。
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    シリーズ2巻目です。
    今回は怨霊とかあるのでちょっぴりホラーというかミステリーや推理要素もありつつ話は進んでいきます。

    ところで思ったんですが、だんだんぼっちではなくなりそうな予感がしてきた是光ではありますが、ヒカルの二の舞というか第二のヒカルになりそうで怖くなってきました。
    だって、まぁしょうが...続きを読む
  • “葵” ヒカルが地球にいたころ……(1)
    ”文学少女”で知られる野村美月さんの新シリーズ。

    若くして死んでしまった学園の皇子ヒカル
    そして強面の所為でヤンキーだと思われ、ぼっちな是光。
    葬儀から帰ってみれば幽霊が憑いてきた!!
    それはヒカルの幽霊で・・・ってな感じで始まる物語です。

    源氏物語がベースというかなんというか
    ってことでヒカル...続きを読む
  • ウォーターソング
    多分小学生の時に友人が貸してくれた本。
    雨の降らない星で本物の雨を降らせようとした小学生のお話。
    だった気がする。
    面白かった。
  • 黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで
    この作品は精緻で濃密な世界設定があるわけでもなく
    硬派で熱いバトル要素を持つわけでもありません。
    ただ美しく幻想的なだけ。

    評価出来るのは、敢えて世界設定を単純化した事による
    ストーリーの濃密度です。
    世界設定はおおまかに
    「賛美歌による召喚術」と「召喚術を構成するのは歌と触媒と名前」の二つだけ。...続きを読む
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    今回のヒロインは両親の離婚や嫉妬によるイジメなどが原因で引きこもりになってしまった内気で儚げな感じのある少女「夕雨」
    そんな彼女を放っておく事ができず、外の世界へ導くべく不器用だけど一生懸命な是光の姿が今回はとても印象に残った。(その分、ヒカルの影が今回は薄かったかもしれない)夕雨や前作のヒロインで...続きを読む
  • 黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで
    触媒と讃来歌によって、呼びたいものを召喚する『名詠式』を中心に進んでいくお話。

    随所に出てくる讃来歌の綺麗さと、物語全体の雰囲気がぴったりと合ってて、すごく面白かった。
    キャラクターもとても魅力的でした。
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    待ちに待った2巻。今回は引きこもり系美少女・夕雨のお話。

    今回もヒカルの約束を果たすため是光が奮闘。しかしヒカルは内容を教えてくれないばかりか全然ヒントもくれないくて・・・是光の不器用だけど突っ込んでいく姿に今回も感動させてくれる。
    最初は是光に対し怖がっていた夕雨も次第に打ち解けて、最後の雨の中...続きを読む
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    ヒカルの死の謎が深まった二巻。
    夕顔のように儚い少女、夕雨が部屋に引きこもってしまう気持ちに共感してしまいました。
    そんな夕雨をなんとかしようとする是光が本当に一生懸命で、かわいかった。
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    夕顔は源氏物語の中ですごく好きなので、夕顔のはかなげなイメージが壊されず綺麗に書かれていたことが嬉しかったです。次は若紫!楽しみです!
  • “夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
    やっぱり一番好きなラノベ作家だと改めて感じた。心理情景描写が秀逸すぎる。夕雨が是光になびくとこなど気持ちの変化早いなとか思ってましたが、成程そういうこかと最後で納得。ラストの雨中の花達の中を進みながらヒカルとの思い出や是光への思いが思考を巡り、溢れんばかりになる夕雨の描写には感動し涙腺決壊。雨と花々...続きを読む
  • 黄昏色の詠使いIX ソフィア、詠と絆と涙を抱いて
    それぞれの戦いが一旦終了、というところでしょうか。 ファウマとカインツの名詠シーンがとにかく切なくて美しかったです。 クルーエルが消失した後も、彼女を取り戻すことしか考えていないネイトは本当に強い子です。 アマリリスのクルーエルへの思いも、すごく切なかった。 次でラスト。 彼等が、彼女たちが、どのよ...続きを読む
  • “文学少女”と飢え渇く幽霊1巻
    ななせ可愛いよななせ。


    おっとつい本音が。


    ではレビューを。原作読んでるときはなんとか自分で数字をといてやろー、と思ってましたが間に合いませんでしたねー。


    天野美月本人が言うとうり幽霊が一番解りにくかったですね、心情とか構成とかが。でも蛍の最期には感動しました。イラストも素晴らしい出来で...続きを読む
  • 黄昏色の詠使いX 夜明け色の詠使い
    まさに表紙のように美しいハッピーエンドでした。 ご都合主義な展開だったけれど、この作品の美しさの中では些末なこと。 ネイトとクルーエルが奏でた名詠は、とても幸せなものでした。 アマリリスもきっと、喜んでいることでしょう。
  • “文学少女”見習いの、卒業。
    刊行当初に購入して、それから積ん読していたわけだけれど、この本を読まずにおいて置いたことにすごく勿体無いと感じると共にすごく贅沢なことをしたようにも思う。

    個人的には本編文学少女を超えた。
    菜乃のがんばりやで友達思いな性格が存分に発揮された3巻でした。

    菜乃が瞳を引き止め、そして送り出すシーンは...続きを読む
  • 黄昏色の詠使いVI そしてシャオの福音来たり
    軽快な短編集それから二楽章へと続く物語。緑奏の先生方のどたばたが一番おもしろかった。でも黄奏のエイダとキリエもおもしろかった。この二人、敵に回すと怖い。 一番好きなのは、カインツとイブマリーの話。
  • 黄昏色の詠使いII 奏でる少女の道行きは
    「イヴは夜明け」にもちょこっと出ていたクラスメートのエイダが主役。
    相反する道に迷うエイダ、強すぎる力を恐れるクルーエルの心情が丁寧に書かれていました。私自身も、自分の道には迷ってばかりなのでエイダには共感しました。
  • 黄昏色の詠使いV 全ての歌を夢見る子供たち
    ミシュダルの過去に泣けました。 この方が今後、どのような道を歩むのか気になります。 願わくは幸せなものでありますように。 そして、アーマお帰りなさい。貴方と再び会えることを、待っていました。
  • 黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで
    「約束」をテーマにした、優しく綺麗なファンタジーでした。名詠のシーンがとにかく美しい。 世界観が私好みでした。 イヴとカインツの約束が、ネイトを通して叶えられた瞬間が一番好き。