竹岡美穂のレビュー一覧

  • 針子の乙女 (1)

    購入済み

    面白い

    何も知らないで読み始めたけど、異世界転生ものだった!好き!主人公には頑張ってもらいたい。続きが気になる!

    0
    2020年10月04日
  • 怪談収集家 山岸良介の帰還

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    5年ぶりに前住んでいた町に越してきた浩介。不幸な事故から、隣にすむ“怪談収集家”を名乗る男の助手をするはめになってしまった。彼の仕事は「本物の怪談を集めた百物語を完成させること」だというのだがどうにも怪しいぞ! *** 「わたしの本」「あなたの本」にちらちらっと出ていた、神出鬼没の男『山岸』のスピンオフ。既読の二冊ではどういう性格なのかわかっていなかったが、今作を見てなんとも飄々としていて食えない男という認識に至った。浩介を無理やり助手に従えて、住んでいる町の怪談収集に出かける。怪談の実地調査と称して浩介をいろいろなところに向かわせたり、連れて行ったりと振り回される浩介が非常に不憫。浩介が霊媒

    0
    2020年09月22日
  • とりこまれる怪談 あなたの本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    友人と一緒に訪れたフリーマーケット。店を見ていると、『ひとかけ屋』という何かが欠けてしまっている物を取り扱っている店に出会った。店主曰くなんでも、その欠けている部分の代わりに何かしらの物語があるというのだが…。 *** 前作「わたしの本」の第二部。物語の始まりは、主人公である美緒がフリーマーケットで一冊のノートに出会うところから。主人公が興味本位で購入したえんじ色のノートには、前作と同じように怪談話が延々と書き連ねてあり、それを美緒と一緒に読んでいく。内容は前作の「わたしの本」よりずっと怖く、時にはグロテスクでなかなか刺激的。そして、その怪談の恐怖をさらに引き立てるのが、今回の主人公が見舞われ

    0
    2020年09月22日
  • まぼろしの怪談 わたしの本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    怖い話を読みすぎて、怖い話展開がだいたいよめるようになってしまった私。そんな退屈な状態をぼやいていると、友人に自分で怖い話を書いてみたらどうかと勧められた。小説を書くことに憧れていた私は、怖い話を書き始めるが……。 *** 児童向けの怪談本。このシリーズは多く出ており最初から読み進めようと思ったが、それぞれが独立しているようなのでこちらから。 内容は軽めの怪談話が十数話ほど。どれもサックリ読める。 学校の七不思議がテーマのためどこかで聞いたことがある話もあるが、その中の四枚の油絵をテーマにした怖い話が一番怖かった。正確に言うならば、その油絵の怖い話から"勝手に派生した"怖い

    0
    2020年09月22日
  • 私たちは失いながら生きている

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「人は一人で勝手に助かるだけ」(『化物語』忍野メメ)

    海底から水面に上昇する過程においては、確かに他人の救いが必要だと思う。
    溺れてる人間に空の飛び方を教えても仕方がない。
    まず息が出来るように(自分で考えられるように)助けてあげたい、そこは同意。
    そして、水面から空中に飛び出す時は自力で。そこも同意。

    しかし…しかしだ。
    ラストの羽音は、聖人に依存しているのではないのか?
    あれだけ羽音も依存に警戒してたのに…。

    最初の羽音と、ラストの羽音、一体何が変わったんだろうか?
    どう成長したんだろう?
    確かに、自身の弱さを自覚できたと思う。
    自覚した結果、新たな依存先を見付けたのか?
    同じことの

    0
    2020年09月03日
  • 針子の乙女 (1)

    購入済み

    ワクワクですねー

    主人公の今後が気になりますねー。
    主人公の性格も面白いし、
    絵もかわいくて
    見てても癒されます。

    0
    2020年08月22日
  • むすぶと本。 『さいごの本やさん』の長い長い終わり

    Posted by ブクログ

    本の声が聞こえるむすぶ君が閉店間際の書店にあらわれて書店ゆかりの人々と本の絆を示すお話。
    なんというかむすぶが人々の真実の想いを語る様は、文学少女の遠子さんが事件の真実を語る姿を彷彿とさせて懐かしかった。
    でも本という証人の声を聞くことが出来るむすぶは探偵としては強力だな。

    そして客観的に見れば辛い人生を送ってきたと言える笑門さんの優しさに泣きたくなった。
    本屋さんがなくなると言う事は悲しい出来事だけど、その最期がこんな笑顔に包まれていたのなら、それは幸せなのだろう。
    そんな一冊。

    0
    2020年07月17日
  • むすぶと本。 『外科室』の一途

    Posted by ブクログ

    野村先生の久々の新作は本の声が聞こえる少年の物語。
    しかもあの文学少女と同じ舞台なんて読む前からワクワクしてしまった。

    五つのエピソードは作者らしい、切ない話、楽しい話、ほっこりする話があってとても楽しい。
    四つは実在の作品だけど二話目だけは作者が登場することもあって架空の本だね。

    個人的には一話目のピッピさんの物語が一番好き。
    本の想いも妻科さんの想いも切なすぎて思わず泣きそうになってしまった。

    それにしても、本が話すという発想は本好きならでわだなあ。
    自分も本の精の話を書いたことがあるけど^^

    夜長姫について本巻ではほとんど触れられなくて、むすぶと彼女との話は悠人先輩との出会いも含

    0
    2020年07月14日
  • むすぶと本。 『外科室』の一途

    Posted by ブクログ

    野村美月先生の4年ぶりの新作。吸血鬼~の打ち切りに涙した私としては待望で、Twitterのご様子から復帰を絶望視していたので本当に嬉しかった。

    軽妙でロマンチックで可愛くて、でもどろりとした感情が常に見え隠れする。
    ああこれだ、これが野村先生の世界だ。と再会の嬉しさをかみしめた。
    誰もが心底物語を愛していて、それは近代文学からラノベまで分け隔て無い。ラノベという単語に自称読書好きが向ける差別意識を、時にラノベ作家すら持ってしまっている中で(不思議なことにラノベを書いていることに劣等感があるラノベ作家もいるのだ)、ここまで真っすぐオールレンジに愛情を向けられる人は実のところそんなにいない気もす

    0
    2020年07月12日
  • むすぶと本。 『さいごの本やさん』の長い長い終わり

    Posted by ブクログ

    幸本書店。本も人も幸せな本屋さんでした。本を愛する人たちに是非紙の本で読んでほしい1冊。先にこっちを読んだので、疑っていたけども、本の声が聞こえる男の子むすぶの力は本物らしい。

    0
    2020年07月06日
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者

    Posted by ブクログ

     ――またおいで。それで、本の話をしよう。


    編集者になった遠子先輩が、売れっ子高校生ライトノベル作家の担当として活躍(?)する、という、どう考えても蛇足なシリーズ最終巻。主人公は作家の少年です。

    モチーフは伊勢物語・風と共に去りぬ・ハムレット・伊豆の踊り子。

    たとえ蛇足でも、また読めたことに感謝したい1冊。
    それに最後に出てきたあの人の分だけで、十分に満足させていただきました。
    油断しているところにここでそう来るのか!と言うのがずどん、と一発入って、小説を読む楽しさってこういうとこにありますね。

    良く考えながら読んでいれば分かっていたようなことだけど、素直に読んで衝撃を受けるほうがお

    0
    2019年09月16日
  • 0.2ルクスの魔法の下で

    Posted by ブクログ

    1巻完結。学園物と魔法物がファンタジーやラブコメに傾かず、絶妙な切なさで融合した青春作品でした。
    竹岡さんのイラストも相まって野村美月が魔法少女を書いたらこんな風にもなるのかなと思った。
    女の子にしかできない魔法かけられたい。

    0
    2019年03月27日
  • ハムレット・シンドローム

    Posted by ブクログ

    劇中劇を題材にしたホラミス
    久生十蘭『刺客』『ハムレット』の翻案らしいが
    もちろん読んだことないのでどう違うか不明
    登場人物5人がそれぞれの視点から劇中劇を語る凝った構成ながら
    文章の整理は行き届いて理解はできなくとも読みやすい
    内容は『ハムレット』というより
    『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』のような気がする
    翻案元がそうだったのかもしれないが

    0
    2019年01月10日
  • ただ、それだけでよかったんです

    Posted by ブクログ

    何となく文章が頭に入ってきにくく読みにくかったがイジメの話は心が痛かった。それにしても人間力テストとは怖い。

    0
    2018年10月12日
  • “藤壺” ヒカルが地球にいたころ……(10)

    Posted by ブクログ

    ヒカルの花達はヒカルを通した是光をすきになった訳だから、葵や夕雨には是光も好意を寄せていたしそんなあって思うけれど、この結末は必然かもしれない。でもふられるシーンは悲しいなあ。。家から出て強くなろうとした夕雨が一朱に肯定して貰えてほっとした。是光と親しくなることで魅力が増した葵や朝衣が愛おしかった。

    0
    2018年10月09日
  • “葵” ヒカルが地球にいたころ……(1)

    Posted by ブクログ

    はじめは葬儀で騒いだりきつくて可愛げのない葵が苦手だったけれど、いつの間にか微笑ましく思えるようになっていた。是光にしか見えない幽霊のヒカルと回る、彼を思い出しながらの是光と葵の遊園地デートが切なさより温かくて瑞々しくて良かった。葬儀で笑っていた朝衣他、暗くどろどろしたラストに続きが気になった。

    0
    2018年10月10日
  • ただ、それだけでよかったんです

    Posted by ブクログ

    前半は、菅原拓の自己陶酔気味に辟易しながら、最近のライトノベルに出てくる登場人物ってこういう書き方をされているんだなあと思った。まさに厨二病。
    竹岡美穂さんのイラスト目当てで手に取ったので、文学少女のイメージで読むとともかく菅原拓にイライラして仕方ない。
    表紙の男の子の絵が好きなのに、正体はこんな酷いキャラなんて。あと琴海も同じく自己弁護ばかりなのでイライラ。
    大人になった今読むと、感情移入もできずにただただ苛立つ。前半は読んでいるときにともかく苦痛しか感じない。
    「サツガイ」、そして黒いページが始まるところから面白くなってくる。
    読めばわかるが、明らかにそこからこの物語は前半と後半に分かれて

    0
    2017年08月01日
  • 楽園への清く正しき道程 国王様と楽園の花嫁たち

    Posted by ブクログ

    シリーズ最終巻。

    城から姿を消し実家(実国)に帰った王妃を追ったルディが妖精の森に迷い込む展開。
    シリーズ初めから匂わされてきた7番目がようやく明らかになる。

    前巻の読後では6番目がフロリンで7番目が王妃というトンデモ展開を予想してたんだけど違った。
    7番目はちょっと意外な人物だった。
    いやでもそれって決して手に入らないというより、もともとルディの相手ではないよなあ。
    なので、話を引っ張った割にはちょっと肩透かしを食らった気分。
    全部と一人の二者択一は、もともと成立しないような気がするなあ。

    さて、もちろんルディと王妃がうまくいくだろうことは予想がついた。
    まあお約束だし。
    吹雪の避難小

    0
    2016年11月22日
  • 楽園への清く正しき道程 庶民出身の国王様がまたご愛妾を迎えられるそうです

    Posted by ブクログ

    今巻はてっきりエヴァリーンの回だと思っていたら、むしろテレーズの方にフォーカスが合っていた気がする。
    いや勿論エヴァリーンの回でもあるんだけど。

    いやしかし、どんな女の子でも可愛く描けるな、野村さん!
    高慢ちきなテレーズがどんどん可愛く見えてくるところは素直にすごいと思ってしまった。
    実際にこんな女の子を相手にしたら、ちょっと面倒くさそうだけど(爆)
    エヴァリーンの可愛さは前からわかってたけど。
    やっぱりあれだな、あのテンパり方が可愛いね。

    それにしても一気に2人愛妾が増えたと思ったら、4人かよ!
    さすがに侍従長アーデルハイドは予想外だった。
    彼女がデレて可愛くなる姿は想像つかない(笑)

    0
    2016年10月26日
  • 楽園への清く正しき道程 庶民出身の国王様がまたご愛妾を迎えられるそうです

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    サブタイトルから番号が消えたのは一度に二人も寵姫にしたからか。そして次回も二人迎えるようで。ヒロインが七番目まで居ることが明言されていたから7巻くらいまで続くかと思っていたけど、実際はもう少し早く終わるのかな?

    ルディがエヴァーリンを好きになる動機が少し弱かったような気もする。その反面テレーゼが段々とルディに魅了されていく描写はかなり良かった。出番は少ないけどミーネの純情さも堪らない。それだけに有能なお茶くみによるストップはじれったいな(笑)
    一方のカテリナは行動は裏目に出てしまうし、今回のルディの行動に関わることも出来ないしで散々だな。もうどうしようもないと思っていたら家出してしまうとは…

    0
    2016年08月19日