竹岡美穂のレビュー一覧

  • ついてくる怪談 黒い本

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    いわゆる学校の怪談、という類の話だけど、怖い!児童書だからって関係ない。よくあるシチュエーションの怖い話でも、連打連打でくるとほんとに怖い。
    もってまわった書き方や余計な描写がなく、シンプルな文体が、かえってストレートに怖い話にしてる。これも児童書だからこそだろうけど、やはり話の構成といい、作者の上手さを感じる本だった。

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    2015年04月25日
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1)

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    文学少女からの流れで読んでみた。驚きの読みやすさでファンなら買いです、買い。
    その文学少女からミステリ分を抜いて演劇の要素を絡めた学園青春ものといった感じかな。
    キャラがみないきいきしてて特に女性陣がイイです。そしてメインヒロインである綾音センパイのお胸が大きい!
    今3巻まで出てるってことで、また楽しみなシリーズが増えました。

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    2015年04月14日
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者

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    文学少女はいいシリーズだったと思います。私だったらそうは表現しないなと思うこともあれど、出てきた本は読みたくなり、余韻が心地よかった。この巻で終わりというのが本当に寂しい。快斗編としてもっと読みたいのになと思った。
    でも完結はめでたい。

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    2015年02月25日
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3)

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    落ち着くところに落ち着いたラストかな。女同士の友情が脆い理由がよーくわかる&それを乗り越えた所がよかったかな。偲の思いは直接伝えるしかないだろうな。あの手の男は、間接的に言っても、「まさか」と思ってるからびびるだけでだろう。百合香はどーするんだろう。新しいキャラ作るのかな?

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    2015年01月07日
  • “花散里” ヒカルが地球にいたころ……(8)

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    穏やかで家庭的な、心優しい源氏の妻の一人「花散里」を
    モチーフにした巻。級長こと花里みちるさんがヒロインです。
    本歌取りともいえるこの作品。

    源氏物語の花散里も、華やかさはないけれど、心優しく
    聡明で、人を恨むことのないヒロインとして、源氏の息子
    夕霧の養育を任され、傷心の源氏を包む花散里は異色の
    存在です。他の美女達のように、熱情を傾けられることは
    なかった花散里。身分が高いだけに、女性としての自分に
    他と比べてつらい日もあったのに、それを見せない
    芯の強さもあるのです。

    花里みちるちゃんも、同じく、健康美に溢れる人気者の
    帆夏の陰で、切々と恋心を育んでいました。
    自分なりに可愛くなりた

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    2014年12月14日
  • 陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女

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    夏休み、別荘へやってきた女の子とその近くの村で新聞配達をする男の子の話。
    互いが互いの身を思う姿に心を打たれた。
    展開的にくっつくのかな?と思ってたらそのまま二人は離れるのだけど、最終章で見せた男の子の行動とその結果を読んで、ああこの作品はこういう終え方のほうがいいんだなっていうのを深く実感した。
    くっつききらない、ということもありなんだなとひしひし。

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    2014年10月31日
  • “六条” ヒカルが地球にいたころ……(9)

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    ついに残すところあと1冊です。
    実はこの巻は未所持だったのに最終巻をゲッツしているので、
    早く読みたかったのですがやっと読めました。
    対象の女性・表紙から覚悟して読め臭ぷんぷんですが、
    起承転結の転なこの巻、この巻を読まずして最終巻に
    進むなかれ!でした。

    気になっていたことがほぼ吐き出してくれました。
    私が1番応援していた子はその吐き出してくれたことを
    体現してくれてる子だからこそ好きだったのもある。
    なのであああ泣けました…が、
    まだ最終巻じゃないので、どう着地するか楽しみ。

    最終巻とは前後編的です。まぁ奴はイカレてるが
    ラスボスってほどの力は到底ないもんなぁ…
    クライマックス、楽しみ

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    2014年10月14日
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2)

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    前巻と比べると…とはおもうけど、
    十分面白かった。

    あの悪評の覆し方は面白かった。
    劇中での追い込みが素晴らしいですよねw

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    2014年09月06日
  • “末摘花” ヒカルが地球にいたころ……(5)

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    末摘花は、源氏物語の中でも異色の女君。
    お顔もボディも残念。アタマも良くなくて。

    どっちかって言うと、笑いものにされるのが仕事のヒロイン。

    源氏が栄華を極めた時に、六条院に引き取られ、夫人の一人
    として世話を受けますが、世の中を渡る才覚も美しさもない
    彼女に同情しての待遇でした。

    ただ、源氏が一つだけ認めた美点。
    それは純真であること。

    若さと美貌と驕りにまかせ、恋のやり取りの気まぐれに
    関係を持った彼女を、政変にあった源氏は忘れて放置。

    普通なら、そこで絶望したり恨んだりするのに、
    彼女は源氏をひたすら信じて待っています。

    少し知恵の回る女なら、諦めて去っていたでしょうに
    必ずお

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    2014年07月14日
  • “花散里” ヒカルが地球にいたころ……(8)

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    評価:☆4.5

    今回のターゲットは級長のみちる。
    ・・・なんですが、迷惑をかけまいと自立しようとする葵、もはやただのツンデレと化した朝ちゃん、やっぱり是光を支えてくれる帆夏と、周りのヒロインズが魅力的なのでどうしても霞んでしまう感はあるw

    是光はかなり葵に惹かれていて、でもヒカルの想い人を取ってしまうようでそれはいけないという気持ちもあって葛藤します。
    恋に落ちてはいけないと思えば思うほど、惹かれていく二人の姿にはドキドキした。
    ヒカルも葵の幸せを願って後押しするような素振りも見せるものの、本心は煮え切らない様子。
    あのー是光くん、葵の魅力も分かるけど、君をいつも支えている帆夏のことをたま

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    2014年06月17日
  • “若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)

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    なかなかドギツイところのあるお話で、ロリネタやらエロネタが
    入ってきてしまうのは読者層を考えると仕方ないの?

    でも、苦労してる、ホントは可愛い子なら、必要最低限の
    危ない橋以外、本当は渡らないし、小学生にこの行動は
    変だなあ、と読みながらずっと違和感がありました。

    正直イロネタっぽいところは、いらないかと。
    内容はここに書きたいと思うものではありません。

    源氏物語の「若紫」に対応するヒロインは紫織子ちゃん。
    まだ小学生ですが、ご家族が会社の陰謀の犠牲になり
    亡くなったり住むお家を失ったりと大変な状況です。

    この陰謀のからくりを解き、紫織子ちゃんがどう幸せになるか。
    それが今回のお話なの

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    2014年06月16日
  • “空蝉” ヒカルが地球にいたころ……(7)

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    評価:☆4.5
    今回のターゲットはなんと、ヒカルが妊娠させたという女の子、蝉ヶ谷空。


    おいおいヒカル、いくらハーレム皇子と言ってもそりゃねーよ・・・と思ってたら勘違いだったので一安心?

    母親(予定)と是光の母親への複雑な思いを上手くストーリーに絡めていた。
    涙を零しながらも笑顔で母と弟を見送る是光の姿には涙腺やられたよ・・・。

    是光の心に芽生えた、「俺が守ってやらなくちゃ」という葵への強い想い。これはまた荒れそうな・・・w
    朝ちゃんの朝ちゃん呼びの許可とかもうツンデレ全開だし、どうなることやらw
    是光が女の子として意識している描写(葵は誘えて帆夏は誘えない)はあったので、まだ期待したい

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    2014年06月14日
  • “朝顔” ヒカルが地球にいたころ……(6)

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    評価:☆4.5

    今回の心残りはタイトル通りに朝衣ちゃん。

    ついに本気を出した花里ちゃん、挿絵可愛いじゃねぇか・・・正直今までモブ扱いしてましたごめんなさいw

    朝ちゃんが握っている、秋になると変化は隠せなくなるヒカルの残した罪の証ってこれはもしかしてお腹の中に子供がいるということなのかな?

    エプロン姿の帆夏が眩しい・・・!
    少しの間距離を置いた方がいいと言っていても家の前に来てしまったり・・・いやー初々しくていいですねぇ。

    ヒカルを愛していた朝ちゃんが取った道は、恋人になるのではなく、傍で寄り添い支えること。
    明らかに無理をしている朝ちゃんの姿は辛いものがあったけど、朝ちゃんもヒカルも

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    2014年06月08日
  • “藤壺” ヒカルが地球にいたころ……(10)

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    シリーズの最初から最後まで、楽しく読む事ができた。
    ラストにかけてはボロボロと泣きながら読んだ。

    この物語の元ネタ。『源氏物語』の他にもう一つあると、
    ”葵”で言っていたけれど、その元ネタが明かされた。
    もう一つの元ネタは『星の王子様』と言う事だ。
    意識して読むと確かにそういう要素があったかも。

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    2014年06月08日
  • “末摘花” ヒカルが地球にいたころ……(5)

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    評価:☆4.5

    今回のヒカルの思い残りは、ブログで知り合った名も顔も知らない少女を見つけること。
    喫茶店で会おうというヒントを手がかりに、約束の女の子を見つけようとするのが面白かったね。誰が本当の相手か分からなくするのが上手い。

    帆夏との二人っきりプールデート期待してたのに、しーこの策略によってハーレムな感じに・・・しーこと帆夏の水面下での争いが面白かったからいいけどww

    強くなろうとバイトをする葵の姿が眩しかった。
    帆夏が不器用で落ち込んでいるところを伝えに来てくれた月夜子先輩ナイスです。

    顔を知らぬ二人の恋、心を好きになったという言葉が素敵でほっこりした。

    そしてまさかのまさか!

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    2014年06月07日
  • 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1)

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    美月たん、働き過ぎじゃないかと思う位の怒濤の新刊ラッシュ。いつから赤川次郎になったんだ(ーー;)

    設定は、文学少女。キャラはヒカル。王道といえば王道。そんな感じかなぁと、思ったら、まさかまさか途中からチョコレートコスモスに(゜o゜;。そっちにはまりそうです。そして、そしてお得意の外伝小話。キャラでちゃんと遊んでますな。まだ文章が熟れてない部分もありましたが、十三回も書き直していたとは(*゚ロ゚)
    多分、巻を重ねるごとに、世界ができあがってきそうです。

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    2014年06月02日
  • “藤壺” ヒカルが地球にいたころ……(10)

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    なんというか、あっという間の3年間だったと思うぐらい、密度の濃い作品でした。

    源氏物語になぞらえつつも主人公である是光と、ヒロインの帆夏の存在がオリジナリティを獲得し、ヒカルを中心とする閉じた物語から一歩を踏み出す、多くの少女たちの姿に胸が大きくうたれました。

    是光の選択は物語において大きな意味を持ち、彼が選んだ選択だからこそ登場人物たちも納得できる強さを持っている、非常に好感の持てる主人公でした。前作の悩み苦しむ心葉もよかったですが、優しくも不器用な彼だからこそ辿り着いたであろうこの結末だからこそ僕は心打たれているんだろうと思います。

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    2014年06月02日
  • 半熟作家と“文学少女”な編集者

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    「文学少女」シリーズの番外編で、全シリーズを合わせての最終巻となります。

    「ハードボイルド高校生・業平涼人(なりひら・すずひと)」シリーズを連載し、現役高校生作家として活躍する雀宮快斗(すずめのみや・かいと)が舞台回しとなって、彼の担当編集者となった遠子やその恋人の「井上ミウ」、そして快斗の初恋の人である菜乃たちの「その後」が描かれます。これまでとは違い、コミカル色の強い物語になって居ます。

    第1話は、快斗のもとに脅迫の手紙が送られてくる話。第2話は、快斗と同じく遠子が編集を担当している女子大生作家・早川緋砂(はやかわ・ひさ)とウェブ小説で対決する話。

    第3話は、快斗が高校の球技大会に参

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    2014年05月30日
  • “文学少女”と恋する挿話集4

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    シリーズ番外編第4弾。

    今回は、本編にも時折名前が出てきた心葉の妹の舞花が主役を務める短編が収録されています。そのほか、「それぞれの想い」と題された3つの章では、美羽と一詩、ななせと臣くん、そして麻貴の娘の姫倉蛍の成長を、見ることができます。

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    2014年05月30日
  • “文学少女”見習いの、卒業。

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    「文学少女見習い」シリーズの最終巻。菜乃が、心葉と冬柴瞳(ふゆしば・ひとみ)がキスをしているところを目撃した前巻のラストから続くストーリーです。

    瞳の過去にまつわる問題に、心葉が関わっていると知った菜乃は、2人に事情を尋ねますが、心葉も瞳も答えようとしません。ただ、心葉は菜乃に、夏目漱石の『こころ』を手渡します。

    ちょうどその頃、瞳の家庭教師をしていた忍成良介(おしなり・りょうすけ)が、菜乃たちの高校の図書室の司書としてやってきます。瞳と忍成、それに忍成が保護者となった柏木櫂(かしわぎ・かい)という少年の間に、過去に何があったのか、心葉と菜乃が真相に迫っていきます。

    卒業する心葉を見送る

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    2014年05月30日