竹岡美穂のレビュー一覧
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源氏物語モチーフな第1弾。野村さんの作品は、淡いタッチがよく合う。
いいやつなんだけど見た目でヤンキーと誤解される是光が、学校で一番のタラシで女の子に優しい王子みたいなヒカル(幽霊)の心残りを果たす話。
ヒカルの婚約者だった葵は、素直じゃなくて言葉と態度が裏腹な子。本当の気持ちを隠すように、強がるタイプ。本当は誰よりも純粋なんじゃないかな。
ひょんなことから是光に協力してくれるようになる式部が、是光のことを理解してくれるようになるのが、なんか嬉しかった。
ヒカルの心残りを果たそうとするうちに、是光との間に生まれる友情もとてもいいな。そして何より、これ皆是光に惚れちゃわないかww
楽しみ -
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大好きだ、母さん、大好きだ。
俺は、ちゃんと笑えているか?
ちゃんと、伝えられているか?
今回登場する女の子はヒカルの子を宿しているという空。
女としてのヒカルへの想いと母としての子への想いが、原典の「空蝉」と「明石」をモチーフに丁寧に描かれています。
しかし空の話ももちろんよかったんだけど、母と子の物語ということで、
個人的により感動したのが是光とその母親の話ね。
幼いころ自分を置いていなくなった母親。
思い出といえば泣きながら謝る姿ばかり。
しかもその涙も、我が子を愛することができない故で―。
是光にとって女性不信の原点となるのがこの母親という存在。
母親に愛されないというのは想 -
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高校生作家としてデビューした少年、の担当者はあの人。
あいかわらず…というか、やはりというか
予想通りそのままに成長しておりましたw
作家の方は、よくある天狗さん? と思いきや
過去を思い出さないため、な虚勢張りのようで…。
思いださないためには、その時の自分を忘れるのが一番ですが
何だろう…これは背景をしらなければ、単なる痛い男の子?
ものすごく、青春してしまっている感じもしますが。
そして要所要所に出てくる『彼』の名前!
彼女の口から出てくる話。
思わず、にや~っとしてしまいました。
幸せなのはよい事ですw
徐々にゴールインまでの話が進んでおりますし。
何気ない日常、何気ない生活。
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嫌いだ、と言われた次の日から、完全に仮面をかぶった先輩。
それがとても嫌で、色々行動を起こしてみる後輩。
最初の短編は、何だか懐かしいものがあります。
場所と条件?
そしてメイドさんをしてくれている、ちっちゃな彼女。
手紙のやり取りは、主に身長の話でしょうか?w
文化祭は、まさかの合同。
しかもその背景にあった陰湿なものにびっくりです。
まぁ腹の探り合いが通常装備の人達ですから
当然と言ってはその通り、なのですが。
最後に登場して、綺麗に去って行った彼。
と思いきや…最初っから周囲にいたのか! という落ち。
あちらもいいように使われている気がする…w -
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表紙の女の子だれ?! と思いましたが
中のイラストを見て納得。
肩まで、という印象の方が強かったから…だと。
最初の話は、見習いさんを1冊でも読んでいないと
誰これ? 状態。
もしや3冊読んでいないと分からない!? と思ったのですが
そうでもなかったです。
あの人のお怒り発言によって、見習いはそのうち攻撃される、という
程度のネタばれくらい?
ツンデレ少女の未来も、一番最初の『彼氏』よりは
かなり救いがありそうですし…幸せがっちりつかんで下さい。
そして妹!
ブラコンだろうと何だろうと、良い選択をしてると思いますよ!
しかしあれを周囲の男どもと比べると、それはそれで…。
レモン味になってし -
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あの牛先輩の続きや、あの声楽教師の続きや、その前や
偽り続けている彼女の、話。
楽しかったり、少し胸が痛かったり、でした。
何かこう…辛いものがありますが、透明で優しい気持ちになれる
そんな終わり方でした。
あの元声楽教師の、出会った時何かも知る事ができましたし。
この幸せだった日々が崩壊した日。
焦がれて手が届かなかったものに、片方が走って近づいて行く。
その苦しさが、あの時抱いた感情がまた蘇ってきたりで
やるせないような気持ちを思いだしたり。
感情が理解できない彼女は…立派に今日もきっちり隠し通してます。
しかも先生…大変そうではありますが、装っているおかげで
もしかして冷静に見える部 -
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ツンデレ少女の友人、とその彼氏の話。
本編舞台裏状態で、面白かった…というか、この2人の爆走ぶりが
本編シリアスとものすごい裏表で笑えるものが。
とくに笑えたのが、水着とエプロンですが。
それはありなのか!? と思いましすが、まぁ先に馬鹿(?)したのは彼氏。
そしてそれに答える彼女…。
すんごいバカップル(笑)
青春っていいね、というより、すごいね、でした。
そして要所要所に挟まれる、ツンデレ具合。
これが好きな人にはたまらりませんが、本人立場に立つと
もうどうしようもない嫌悪感でいっぱいです。
本編も終わっていると言うのに、がんばれ~と思ってしまいますね、これ。 -
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『先輩』と分かれたあの日、泣き崩れる『彼』を見ていた少女は
頑張って高校に入り、やっと『彼』を知る事が出来た。
当然場所が場所なので、主人公が見ていた『彼』が『彼』なので
出てくる出てくる、久しぶりにこんにちはw な方々が。
しかしこれほど猛突されたら、彼女欲しい! と叫んでいる人以外
ちょっと引いてしまうかも知れません。
むしろ身内だけとはいえ、噂になっているならごめんなさい、したいです。
が、このくじけない心だけはすごいかと…w
恋は、良い意味でも悪い意味でも大人にしてくれます。
『彼』もそう、主人公もそう。
しかし、見事に猛突して『勉強』させられる主人公は
どんな大人になるのでしょう