Posted by ブクログ
2010年04月11日
詠使い5巻。完結ではないですがクライマックスです。
何だかほとんど進展のなかった4巻に比べ、今回は展開急すぎでないかというくらいの怒涛の展開。
急な代わりに映画を見ているような感覚で読めましたね。
1巻のあのキャラをはじめ、色々なキャラが再登場や再会を果たすので、最後の意味深な展開が無ければ最終巻...続きを読むに見えるほどです。
でもまだ終われませんよね。今回で1段落したのはあくまでクルーエル周辺の問題であり、ネイト=主人公はまだまだ彼自身も彼周辺もこれから。
この物語の始まりを考えても、ネイトが主人公というのはとても納得なので、彼の物語がどう展開していくか楽しみであります。
今後はネイト君が本当の意味で「一人で立てる」子になってほしいところ。
ちょっと「皆がお膳立てしてくれる」という展開は折角作中で語られている「彼を子ども扱いしなくなった」と少し矛盾してしまう気もするので…