むすぶと本。 『夜長姫と耳男』のあどけない遊戯
  • 最新刊

むすぶと本。 『夜長姫と耳男』のあどけない遊戯

ラノベ
770円 (税込)

3pt

3.7

あの、はな色の本にもう一度会いたい――。
榎木むすぶは中学二年生の夏に出会ったはな色の本を忘れられずにいた。あれから同じタイトルの何冊もの本と話したけれど、あの本とはやっぱり違う。そして中学三年生の夏、むすぶは再び北陸の地を訪れることになった。やっと会える! と胸をときめかせる反面、その本の持ち主と思われる少女のことは怖い。とりあえず事件の起こった屋敷を訪ねてみると折り紙にくるまれたブローチを拾った。そこには『わたしに会いに来て』と書かれていて――。表題作ほか恋にまつわる短編も収録した第3弾!

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むすぶと本。 の一覧

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • むすぶと本。 『外科室』の一途
    737円 (税込)
    本は読み手を、深く愛している。 本の声が聞こえる少年・榎木むすぶ。とある駅の貸本コーナーで出会った1冊の児童書は“ハナちゃんのところに帰らないと”と切羽詰まった声で訴えていた。恋人の夜長姫(=本)に激しく嫉妬され、学園の王子様・姫倉先輩の依頼を解決しながら、“ハナちゃん”を探し当てるのだけれど……。健気な本たちの想いを、むすぶは叶えることができるのか!? 表題作・泉鏡花の『外科室』ほか、“本の味方!”榎木むすぶがさまざまな人と本の問題を解決する学園ビブリオミステリー登場!
  • むすぶと本。 『嵐が丘』を継ぐ者
    737円 (税込)
    本は読み手を、いつも見守ってくれている。 本の声が聞こえる少年・榎木むすぶが、学園のアトリエを訪れると妖精が泣いていた。妖精のような少女は姫倉蛍といい、悠人先輩の妹だという。むすぶは先輩から妹が本に“罹患”しているのではないかという深刻な相談をされる。本と深く共鳴する“罹患”は、時に人を破滅的な行為に走らせてしまう危険な状態だ。さっそく蛍をよく知る本たちに話を聞きに行ったむすぶは、思わぬ壁にぶつかってしまい――。むすぶは本の言葉を解き明かし、少女の涙の理由を知ることができるのか!?
  • むすぶと本。 『夜長姫と耳男』のあどけない遊戯
    770円 (税込)
    あの、はな色の本にもう一度会いたい――。 榎木むすぶは中学二年生の夏に出会ったはな色の本を忘れられずにいた。あれから同じタイトルの何冊もの本と話したけれど、あの本とはやっぱり違う。そして中学三年生の夏、むすぶは再び北陸の地を訪れることになった。やっと会える! と胸をときめかせる反面、その本の持ち主と思われる少女のことは怖い。とりあえず事件の起こった屋敷を訪ねてみると折り紙にくるまれたブローチを拾った。そこには『わたしに会いに来て』と書かれていて――。表題作ほか恋にまつわる短編も収録した第3弾!

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むすぶと本。 『夜長姫と耳男』のあどけない遊戯 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     表題作は榎木むすぶと夜長姫が出会った頃の話。鏡見子は罹患して死ぬ事を心の拠り所にしてしまったのかな。鏡見子を救ってほしいと願う夜長姫の願いは叶わなかったけれど、その想いは無事届いているのだと思います。

    0
    2026年04月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ3冊目。
    3遍の短編と1遍の中編からなる構成だけど、メインはようやく語られるむすぶと夜長姫の物語。
    元話のヤバさそのままに殺人事件が続くなんとも危ない物語で、鏡見子のヤバさはちょっと背筋が寒くなる。
    と同じぐらい個人的には、むすぶもやばいのではと感じてしまった。
    確かに本の声が聞こえる体質から本の味方であることは正しいとしても、人より本を優先するのはどうなのだろうか?
    まあでも、本の声を聞くことができるという常識はずれな人生をそんな常識で測れはしないのだろうけれど。

    妻科さんと蛍ちゃんにはそんなむすぶくんのためにも頑張ってほしいね。
    そして、若迫くんは自業自得とは言え、御愁傷様^^

    0
    2021年11月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第三話
     『”文学少女”と死にたがりの道化』で登場した懐かしのキャラクターが登場……といいつつ、読んだのがあまりにも昔過ぎてストーリーはあまり覚えていない。それでも、作家読みしたくなるくらい、強烈な何かが自分の中に残っている。

    第四話
     思い切りネタバレになるが……

    ~~~~~~~~~~~~~~
    「ううん、鏡見子は最後まであやかしのままだったよ。そういうふうに生まれた子で、ぼくらの常識の及ばない子だった」
     きっと同情や思い込みで語ってはいけない子なんだ。鏡見子という特別な女の子は。
     悠人さんが溜息をつく。
    「ああ……そうかもな」
    そうして、複雑な感情のこもる声でつぶやいた。 
    「どこまでも”姫倉”だったんだろう……」

    巫女であり、バケモノでもあったという姫倉。
    もしかしたら鏡見子は、気まぐれで残酷な神であったのかもしれない。
    ~~~~~~~~~~~~~pp.328-329

     鏡見子は幼少の頃から心ない大人にいいようにされ、真っ直ぐ成長することができず、彼女にとっての耳男も現れず、実質死んでしまった(脳死は植物状態と異なり意識が戻ることはない。その意味で使っているのか、あとで復活させるのかは知らないが)。挙句主人公格の少年に、自分たちの常識の及ばないバケモノ扱いまでされてしまう。
     坂口安吾『夜長姫と耳男』のラストシーンは、捉え方によっては救済ともとれるのだが、本作は……なんというか、私が読んだ上ではどこまでも救いのない物語だったように思う。死は救済、という意味で言えば救いだが。
     ”文学少女”シリーズでもビターなエピソードはいくらでもあったが、救いがあるように見えた。このシリーズがどこへ行くのか分からないが、どこにも行かないのではないか?という不安が拭えない。

    0
    2021年11月03日

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