柴田元幸のレビュー一覧
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海外の現代作家の作品を読むことって、
あまりなかったりませんか?
何かと古典ばかり読むようにしていたりしがちなのは、
僕だけではないはず。
それで、じゃあ、現代の海外の作家にはどんな人がいるのかと調べてみると、
いろいろ出てくるのでした。
その中でも、新潮文庫のメールマガジンに載っていたのが本書です。
よさげだ、と、びびびっと来て購入しました。
思っていたように、やっぱり面白かったですね、現代作家の作品は。
村上春樹さんだとか、日本の現代作家の本が面白いんだもの、
外国人のが面白くないわけがない。
とはいえ、本作は30年くらい前の作品なんですけどもね。
探偵小説の皮をかぶってるオオカミみたい -
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ネタバレ大竜巻により家ごと見知らぬ土地へ飛ばされたドロシー。ドロシーは元いた土地に戻るため、偉大な魔法使いと言われるオズに会いに行く。
道中で脳味噌が欲しいカカシ、心臓が欲しいブリキの木こり、勇気が欲しいライオンと出会い、オズにそれぞれの願いを叶えてもらうべく仲間になる。
この話は、訳者あとがきにもある通り、それぞれ望む物は内に秘めていながらも、冒険をしてみてやっとそれに気づく、つまり望む物は以外と身近にあるという教訓なのだろうと思った。
オズが何の魔力も持たないただの人間で、しかしそれぞれの望みを叶えるきっかけを与えてくれるというのが良かった。
オズのペテンな行為を信じ切って、カカシ、ブリキの -
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大きな竜巻に巻き込まれて、不思議な国へと飛ばされてしまったドロシーとトト。偉大なる魔法使い・オズに頼んで、カンザスへ帰らないと! 道中仲間になった脳みそが欲しいかかし、心臓が欲しいブリキのきこり、勇気が欲しいライオンと共にドロシーたち旅人一行、様々な困難を切り抜けてエメラルドの国を目指す! 世界中で読み継がれる冒険ストーリー、つばさ文庫で登場っ
長年生きておきながら、お恥ずかしながらオズの魔法使い、大体誰が主人公で何が出てくるか、はわかってたけど、どういうお話なのか、実は去年、プロジェクト杉田玄白っていう翻訳小説がweb上で読めるサイトで読むまでほっとんど知らなかったです。ライアーソフトの紫 -
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『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を訳した時のことなどを両氏があれこれ語っている内容ですが、
これは一粒で何度もおいしいような本ですね。
『キャッチャー』の巻末に理由あって載せられなかった訳者解説は読む価値があるし、
サリンジャーという人物にまつわる話もおもしろいし、
翻訳の奥深さを感じさせてくれる内容だし、
アメリカ文学の解説としても分かりやすい。
家に眠ってる米文学本でもぼちぼち読んでいこうと思いました。
『キャッチャー』の原書と野崎訳の『ライ麦畑でつかまえて』も家に眠ってるので、
時間があれば読み比べてみようかな~。
時間があれば、ですがね。
バルトは「作者の死」 -
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一冊丸々キャッチャー・イン・ザ・ライであり、一冊丸々サリンジャー。こういう深い読み方ができたら、本をよむのもずっと意味のあることになるのだろうな、とおもう。サリンジャーという人間の人種的背景や育ってきた環境も含めてこの大ヒット小説を読む。この本の強い強い吸引力のようなものの元を明らかにしていく。すごく分かりやすいと同時に、色々と言われているけれどとりあえずもう一度キャッチャーを読みたい、ホールデンに会いたい、と思わされた。こんな風に本が読めたらなあ、こんな風に好きな本について話せたらなあ、と思わざるを得ない。良き本を書く人は同時に良き読み手でもあるし、わたしに介入の余地はないし、とりあえずキャ
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J.D.サリンジャーの『The Catcher in the Rye(キャッチャー・イン・ザ・ライ)』は野崎孝訳「ライ麦畑でつかまえて」で親しまれてきたのだが、2003年に村上春樹が翻訳権を持つ白水社からあらたな訳で『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として出版することとなった。
その翻訳に関わる経緯や翻訳中の解釈を対談を通じて解説しているのがこの書。
村上春樹は、どっぷりとこの作品に浸っていると言うよりも、少し離れた視点から眺めているようだが、それゆえに非常に深く見通している感がある。
ジョンレノンを射殺したマーク・チャップマンや、レーガン元大統領を狙撃っしたジョン・ヒンクリーについては” -
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これは先日レビューを書いた
「翻訳夜話」の第2段として
出版されたもの。
しかも今回はタイトルにあるように
「サリンジャー」キャッチャーインザライ
つまり、「ライ麦畑でつかまえて」
に、ついてエンエンと語ったもの。
そもそもホントはこれが読みたくて、
翻訳夜話から読んだようなもので、
話は遡ること3年前の夏。
初めて村上さんの訳で
キャチャーインザライを読んだ
所まで戻ります。
正直キャッチャーはぼくには
難解過ぎて、読みどころが
全然分からないまま空中に
放り出されたような感覚で
しがみつくように最後まで
読んだことをよく思いだします。
そこで、最後の砦として
「訳者後書き」を楽し -
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チラホラ見かけた、「脳がバグる」という感想の意味がよくわかった。
…最初から「推理小説」ではなかったのか!と、終盤あたりで、はたと気がついた。
某氏の息子君の独白シーンは、いったい何ページあるんだ…どんだけ喋るんだい…早く終わってくれ…と思いながらページをめくった。
本書はアイデンティティの喪失の話、なんだろうなあ。
そして、「オースターにしてやられた」感。
(※推理小説ではないのに、そういう書き方になっている)
おかげで読後はきわめてモヤモヤしたものだった。が、これが病みつきになる人の気持ちは分かる。
ニューヨーク三部作、全部読んでみるかなぁ。 -
Posted by ブクログ
ニューヨーク三部作と呼ばれる第一作で、現代アメリカ文学を代表する作家、ポール・オースターの長編デビュー作です。
まず、お断りしておきます。
小説の内容は何となく追えるものの、作品の構造や仕掛け、作者が本当に描こうとしたものは、正直さっぱりわかっておりません。
shin様がおっしゃっていました。
「最初の一行を声に出して読みましょう」と。
「そもそものはじまりは間違い電話だった。」
こう始まれば、誰だってミステリーを期待しますよね。
装丁を見れば、8さんが好きそうなハードボイルドの雰囲気も漂っています。
ところが、読み進めると、どうもそういう作品ではないようなんです。
ミステリーの形を