柴田元幸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレむかーし、アニメでやってたなあくらいの印象で読み始めましたが、なかなか読破には時間がかかりました。前半の古き良きアメリカな展開が退屈で退屈で…
序盤の感想は「アメリカ版カツオ」の一言に尽きるかと。ペンキ塗りのくだりはもはや古典ですね。
後半にいくにつれ、ようやく冒険らしい冒険が始まります。無人島に殺人者にお宝に洞窟に。暗闇で蝋燭が尽きるあたりはさすがにゾッとするものがありました。
個人的に、訳者あとがきがすごく面白かったです。トムよりもハックの生き方に憧れるので、ハックルベリーフィンの冒険、ぜひよんでみたい。
ところで、昭和生まれの自分はアニメの記憶が本書を手に取るきっかけになりましたが、平成 -
Posted by ブクログ
"the Catcher in the Rye" 40年振りの新訳について、訳者 村上春樹と柴田元幸が語り尽くす。
出版に先立って行なわれた白水社主催の対談、本書出版のために行なわれた文春主催の対談、訳書に(契約上の問題で)未掲載となった幻の訳者解説、柴田元幸のエッセイ風解説の 4編からなる。圧倒的に面白いのは、やはり出版前夜の興奮を湛える白水社の対談。"the Catcher in the Rye" を訳すためには、物語そのものではなく、スタイル(文体)を翻訳する必要があった、そしてこの40年の日本語の変化や、日本文化のアメリカ化が、(1964年の野 -
-
Posted by ブクログ
カンザスの大平原のまんなかから大竜巻で家ごと見知らぬ土地に飛ばされたドロシー。ヘンリーおじさんとエムおばさんが待つ故郷へ戻りたい一心で、どんな願いも叶えてくれるという偉大なる魔法使いオズに逢いにエメラルドの街を目指す。頭にわらの入ったかかし、心臓がないブリキの木こり、勇気がほしいライオン。仲間とともに困難を乗り越える一行の願いは叶えられるのか?
『オズ はじまりの戦い』を観ようか迷って、とりあえず復習がてら新訳版を読み返しました。なんていうか、すごく童話らしい童話だと思うのに、どこか童話らしくない、不思議な話だと思います。主人公たちは目的のために何でもやっつけちゃうんだけど、実は最後に求める