あらすじ
現代アメリカ文学の父と謳われ、「トム・ソーヤー」「ハックルベリイ・フィン」の物語を生み出した冒険児マーク・トウェイン。その名を一躍世に知らしめた表題作「ジム・スマイリーの跳び蛙」をはじめ、生涯にわたって発表した短編小説、エッセイ、コラム記事の中から、トウェインの真骨頂である活気に溢れ、ユーモアと諷刺に満ちた作品を収録する。柴田元幸が厳選した13編の新訳!
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Posted by ブクログ
あのトムソーヤ、ハックルベリーフィンのマークトウェインが生涯で発表した文章の中から、新聞や雑誌に掲載された与太話、ホラ話を集めて翻訳したもの。
もうめちゃくちゃ面白かった!
マークトウェインはとことん皮肉の効いたユーモアのセンスに富んでいて、
風邪を治すには
ワシントン将軍の黒人従者
私の農業新聞作り
の三遍は特に最高だった。
とにかく笑いと風刺、ひたすらに皮肉。
いやぁ、何度でも繰り返し読めるなー
マークトウェインの本で読んでない本などもうないと思ってたのに新編を読めた感動と、翻訳の素晴らしさにも敬意!あー、嬉しかった。楽しかった。
Posted by ブクログ
少しお堅い文章で面白~いお話が
書かれている短編集です(´艸`*)
2、3作品は少し合わなかったですが
他の作品は楽しく読みました。
お気に入りは『スミス対ジョーンズ事件の証拠』
昔の裁判はこんなに適当だったのか?と
信じ込んでしまいそうです
Posted by ブクログ
「トム・ソーヤーの冒険」「ハックル・ベリーの冒険」で有名な著者のエッセイ、コラム等の短編集。短編小説もあるが、もっぱら、著者がどういう人だったかを知ることができる作品だろう。ユーモアと言っても「それがどうした。」と思えるようなのもあり、時代と環境の違いか、読みごたえがあるとは言えない感じ。2024.3.24
Posted by ブクログ
ばかばかしい話というのは、古今東西底堅い需要があるんだなあ。
『物語の語り方』のラスト(怪談が、「お前だー」で終わるやつ)は、日本の怪談の伝統芸能かと思っていたら、19世紀の大昔からあるとは。。マークトウェインが元祖かはよく分からないけど。
『本当の話』は、唯一異色なシリアスもの。黒人奴隷の人生への愛情を感じる。ここから公民権運動まで100年近くかかるなんて意外と言えば意外。