成毛眞のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
若い頃-通信教育でコピーライター講座を受けていた30年ぐらい前-谷崎・三島・丸谷…三氏の文章読本を読んだ。谷崎のは語りかけてくるような筆致で読みやすく、『日本語の持つ美しさ』を認識した。三島は先ず『古典教養を身につけなさい』と諭され、たかだか数百円の文庫本で文章術を得ようとする安直さを『甘いわッ!』と一喝された気がした。丸谷は退屈でスノッブ感が鼻につき何度も放り出しそうになった。こうやって書き並べてみると三人三様の個性に溢れている。
共通するのは、ノウハウやスキルの伝授なんてものはなく文章を紡ぎ出すバックボーンの必要性を説かれ…チャンチャン。
高校球児が『速い球を投げるためにどうすば?』と -
Posted by ブクログ
決断とは副題にある「会社を辞めるか辞め
ないか」のことを指しています。
ただ中身としては著者と面識があると思わ
れる四人の出版社に勤めていた人たちとの
対談集です。
結果として転職した人や、そのまま会社に
残った人たちの話を細かく知ることが出来
ます。
あと書きに出てきますが、この四人に共通
したこと。それは「キャリアの時間軸を
自分自身で決めていた」ことです。
50代だからこう、40代だから、ということ
ではなく、ましては会社が、業界が、とい
うことでもないです。
大事なのはどんな状況でも成長する。とい
う姿勢を持つことなのです。それを学べる
だけでも読むべき一冊です。 -
Posted by ブクログ
成毛さんはもちろん大金持ちなのでここまでやれる、と理解しながらヒントを探す。
自分的に、さすがと思ったのはクレジットカードは高島屋のものしか使わないという割り切り。これはさすがだ。航空会社2枚、銀行系1枚、小売系3枚(うちデパート2枚)を使い分けている自分を振り返るとなんだか恥ずかしい。
車の項も同意した。あえては書かないが、その通り、と思う。
原資があって実践できたら、と思うがこれは割り切りがとっても大事になる。自分を振り返るとモノへの執着があり、捨てられないのだ。一つに割り切って持つなんてなかなかできない。まぁ我が身を振り返りながら楽しく読んだ。 -
Posted by ブクログ
成毛眞(1955年~)氏は、元マイクロソフト社長で、現HONZ代表。
“HONZ”は、「HONZは単なる書評サイトではありません。読むに値する「おすすめ本」を紹介するサイトです。たまたま手に取った本の感想をまとめたサイトではありません。厳選された読み手が、何冊もの本を読み、そのなかから1冊を選び出して紹介するサイトです。」(“HONZ”サイトより)という、ノンフィクション物を紹介する有力ブックサイトである。
著者はもともと過激な表現が持ち味だが、本書でも、「「趣味は読書。最近読んだ本はハリポタ、セカチュー」という人は、救いようのない低俗な人である」、「『金持ち父さん 貧乏父さん』系の本を読んで