あらすじ
英語より先に歌舞伎を学べ!
「一年に一回、嫌々でも三十代から観ておけば六十代になったとき、若かったころの自分に感謝することであろう」――。
ビジネスに必須の教養として、生涯の趣味として。日本マイクロソフトの元社長で博覧強記として知られる著者が、「歌舞伎の効能」を情熱的に説く一冊。
■目次
第一章 忙しい現代人には歌舞伎が必要である
第二章 知らないと恥ずかしい歌舞伎の常識
第三章 教養として押さえておきたい演目一二
第四章 歌舞伎見学をスマートに楽しむ
第五章 ビジネスに歌舞伎を役立てる
付録 より深く歌舞伎を味わうためのブックガイド
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
●「わからない」ものを楽しむ姿勢
・よくわからないと思いながら見続けるなかで、じわじわと面白さに気がつくプロセスも、歌舞伎を観る醍醐味の一つ
・歌舞伎はフェスみたいなもの 楽しみ方は自由
●歌舞伎は「狂言」と「舞踊」に分けられる
・狂言→能・狂言のそれとは異なり、滑稽な劇だけをいうわけではなく、ストーリーのある劇の総称
・舞踊→長唄や義太夫などの伴奏に乗せて踊りを見せるもの。ある意味で歌舞伎の原型
●「三大名作」
・仮名手本忠臣蔵
・菅原伝授手習鑑
・義経千本桜
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元マイクロソフト取締役社長による本気の歌舞伎沼落ちブログ。歌舞伎用語や周辺知識等、初心者にわかりやすく網羅的に書いてくれており、エンタメと日常生活の繋がりをあの手この手で語る感じもはてなブログみたいで読みやすかった。まさしく入門書という感じだったし、気付けばかぶき手帖を購入していた(!)
歌舞伎をわかろうとしなくていい、「すごい」と感じるために観るものなのだ、というのは、昨今話題のJ事務所やハロプロの「トンチキ」という概念にも通ずるなと思ったし、エンタテイメントの儚さみたいなものを尊いと思ってきた私にとって、歌舞伎の「変わらないこと」がどういうことなのか、確かめてみたいという気持ちにさせられた。来週大人になってから初めて二月大歌舞伎第三部を見るので、とっても楽しみです。
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そうだなぁ、歌舞伎もいいかもな、と思える本。
ビジネスマンはの案内なので、歌舞伎がビジネスに役立つとは書いてない。
後半に、仕事に役立てようと思ってみるとつまらなくなる。趣味は、役に立たないけど好きなんだと楽しんでいると、仕事に役立つこともある、という逆説の説明はさすがだと思いました。
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◯ビジネスマンへのと書いてあるが、ビジネスマンはほとんど関係なく、歌舞伎を観に行くための基礎知識を教えてくれる本。
◯歌舞伎にちょっとだけ興味あるけど、ほんとにちょっとだけ興味あるだけだけど…くらいの人が読むのがいいと思う。内容的にもお手軽である。
◯もともと、本書の狙いはとにかく気軽に歌舞伎を観に行ってみたまへよ、というところに置いてあるので、仰せのとおり、本書も気軽に読める。
◯タイトルからも、入門ではなく案内というあたりが看板に偽り無し。本書を読めば、歌舞伎に対して、より興味をかき立ててくれると思う。
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歌舞伎の取っ掛かりに丁度良い。伝統芸能でありながらら縁遠く思っている歌舞伎に興味がそそられる。
先ずは見て、感じたくなる。
こんなに演目が多岐に渡っているのは初めて知った。
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分からないものを分からなくて良い、と言ってくれ?本はなかなかないですよ。読んでいて楽しい感じが伝わってきます。
初心者向けのガイド(駅に到着してから開演までの動線)はかなり細かく、歌舞伎が好きな人じゃないとここまで書けないんだろうなあと圧巻でした。歌舞伎、今度見に行こう。
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歌舞伎を観に行ったことはあるものの、あまり理解していないみからしたらとても勉強になった。
「歌舞伎はフェス」という例えがわかりやすく、友人に勧める時に使おうと思った。
また、演目の内容だけでなく、歌舞伎は変わらないもの、でも変わりゆくものだからこそ今もなお高い人気を誇るのだと思った。若い人に知られていないのがもったいないと思うので、この本を読む機にまずは自分が歌舞伎に親しみ、人にも話せるようになろうと思う。
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著者に指摘されるまでもなく、是非とも常識として知っておきたいジャンルのひとつが「歌舞伎」です。私も以前からとても気になっているのですが、今までに一度しか実際の上演は観たことがありません。
本書は、まさにそういった私のような人にとっての歌舞伎入門書です。
初心者にとっての歌舞伎の多様な楽しみ方はもちろん、ビギナー向けの事細かなアドバイス、たとえばチケットの取り方から上演前後の過ごし方、お弁当のお薦め等々にも触れられていますし、代表的演目の解説も豊富です。
久しぶりに歌舞伎座に足を運ぼうという気持ちにさせられますね。
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教養としての歌舞伎を丁寧に説明しているし、何よりも読んでいてワクワクしてくる。読み終わると同時に歌舞伎手帳とオペラグラス、そしてチケットを購入。
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歌舞伎の入門書として非常におすすめです。
教養として押さえておきたい演目十二
・仮名手本忠臣蔵
・菅原伝授手習
・義経千本桜
・寿曾我対面
・暫
・本朝廿四孝
・勧進帳
・人情噺文七元結
・東海道四谷怪談
・助六由縁江戸桜
・盟三五大切
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歌舞伎は敷居がたかいものだとおもっていたが、肩の力をぬいて楽しめるのだと知らせてくれた書籍だった。
博多では毎年6月に公演があるみたいなので、まずは毎年1回、できれば一等席で見物しにいこうと思う。
成毛さんが30代からの見物を進めていたが、自分も30代のため歌舞伎にしたしむきっかけにもなった。
東京の歌舞伎座にもぜひ行きたい。揚巻や事前予約での幕の内弁当、地下街、また夜の部前の銀座三越地下の今半の弁当なども堪能してみたい。
見物時は、筋書、イヤホンガイド、場内のスケジュール表のメモ(撮影して良いもならスマホで撮影)は忘れてはならない!
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さすがに今はまだいきなり自腹で1万、2万払ってまで歌舞伎を観たいとまでは思いませんが、まずはコスパの良い席で歌舞伎好きな友人や歌舞伎に興味がある友人らと一緒に気軽に楽しく歌舞伎の空間の中に身を置いてみたいなとは思いました♪
Posted by ブクログ
歴史とかクラシックとかワインとか、最近、「ビジネスマンの教養」ブームだ。歌舞伎もそうかな。
という訳ではないが、最近、日本の伝統芸能・スポーツが気になる。
柔剣道、相撲、能・狂言、落語、雅楽等々、体験したり見たりしたものは多いのだが、なぜか歌舞伎とはとんと縁がなかった。
で、次は歌舞伎ということで、手に取った一冊。
現代歌舞伎のエッセンスがコンパクトにまとめてあって、分かりやすい。忙しいビジネスマンにはかっこうの歌舞伎ガイドかも。
「あらかじめ知っている話を、役者が声や体でどう表現するか、そこに音楽や照明はどう絡むかを観るのが、歌舞伎だからだ」
たぶん能や狂言もそんな感じかな。
頭でっかちになってよいジャンルっぽい。
まずは、ユーチューブか。
さて、あとは観劇の時間とお金をどう捻出するか、そこが問題だ。
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成毛先生が「歌舞伎は見た方が良いよ。それこそ、今見ておけば、20年後に”團十郎は海老蔵の頃から見てまして”と言えるのだから」と言うので、まずは先生の本で予習。ビジネスマンもリベラルアーツを学ぶ必要があると思っていたので、興味を持つ良いきっかけになった。そして、初観劇のチケットもさっそく買った。あとは体験!
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元マイクロソフト社長の成毛さんの著書。歌舞伎を観に行ったことがない私としては、とりあえず1回は行ってみようと思わせる内容だった。
何が面白いのかよくわからないが、芝居よりも、見に行ったこと自体を大切にするというのは重要だと思う。形式よりも、といいつつも、見に行ったという形式を重んじようということなんだな。日本人なんだから、教養の一つとして歌舞伎くらい知っておけよ、といえば身も蓋もないがそれが道理だろう。
落語はわかりやすいけど、歌舞伎はわかりにくいとか、大人になったら言ってはいけないね。観劇を重ねるうちに理解度も増すし、楽しみ方も多様になるんだろうけど、とりあえず行ってみるか。