冬斗亜紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自閉症スペクトラムで彼氏なんかできないと感じているマイロ。
弁護士の父と兄を持ち、家族に自分の居場所がないと感じるタトゥーアーティストのギデオン。
マイロは自閉症の心と行動の不自由さを持っているけど、自分は自分で良いと強さと自立心を持っていて、ギデオンは自由で挑戦する心を持っていて、ふたりとも魅力的なのに、いまいち自信がなくて、恋に対しては慎重なところがもどかしかった。
BLとしてだけでなく、自閉症をもつ人の悩みや、家族との見えない溝があるまいろとギデオンがお互いでだけでなく、家族との絆を深めていく物語で、味わい深い一撮だった。
『アップルタルト バニラアイス添え』 -
Posted by ブクログ
面白すぎて爆速で読み終わってしまった!
導入、急では…?!だがページをめくる手が止まらなかったぜ。ペドフィリア専門のプロの殺し屋×彼に魅入られてしまった訳あり青年のロマンス&官能。共感性が欠如したアダムがじゃぶじゃぶそそいでいく「愛の模倣」に、主人公のノアは気持ちよく溺れつつ、不安がりながらも、喜んでしまう葛藤が非常に萌えだったな。
想像力が欠如したサイコパス相手だからこそ、「今日ははどうする?」「まったりエッチ」などとアホなようできっちりした交渉から始まる(そして指示は受けのM側から…!)のがすごくときめき萌え!好き!
作中、アダムはやはりノアを軽んじることをするし、それを悪いとは心から思えないんだけど、ノアが嫌というから、似たようなことはしないと言う。そしてそれを鵜呑みで信じるんじゃなくて「これからちゃんと証明してね」ってなるのがモー君たち一生一緒にいて…!と普段あんまり思わない応援の仕方をしちゃうのだった。すでに歪でアンヒンジな恋人たちにメロメロである。カップルの応援団になれるのがマジでロマンス小説のいいところだよね…全く、これが愛でなくて何が愛なんだ…?(悶絶)
正直、私にとってSMとら道具を使った様式美ありのフェチズムのイメージが強くて、それがどう性的な衝動に結びつくんかよくわからなかったんだけど、彼らの被虐/加虐かつ支配/被支配の欲望の発露としてのSMがしっくり物語やキャラのモノローグにハマっていて、ちょっと新境地も開いてもらったな。
あと、児童の人身売買・性的虐待を題材にしていて絶対許さない!という芯があり、「ある」ことは明確に書きつつも「詳細な犯罪の現場」の描写はしないのが、娯楽小説としての落とし込みの成熟を感じた。犯罪への怒りを明示しつつ胸糞にはしない、社会問題を交えたエンタメの書き方…よかったな…
ちょっと気になったのが頻出する「お前をラジエーターに繋ぎたい」というアダムの愛の言葉。ラジエーターって車の部品だよね?おや?外では…?昨今の寒い中でせめて室内に繋いでおけない?と思っちゃったり。生活文化の違いなのだろうけどちょっと訳がわからないなりに、翻訳小説を読む楽しみをまた味わうことができたのでした。 -
購入済み
運命
最初から最後まで幸せな楽しいお話だった。そしてエロい。あとリバ無し。この手のお話はどっちの視点もあるからより2人が想い合ってるのがわかって素敵。ミッキーの家族に紹介するところとか受け入れられて幸せな様子も見たかったけど短くて残念。
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Posted by ブクログ
ネタバレ総合評価:★5.0
「ウィンターキル」を読んで、やっぱりジョシュ・ラニヨン先生の作品は面白いなぁと改めて思い、こちらの作品も読んでみたのですが、期待を上回る面白さで、大のお気に入り本になりました!
物語は美術館勤務のピーター(受け)が事件に巻き込まれて記憶喪失になる所から始まり、自分に疑いの目を向けてくる辛辣な刑事とのラブロマンスを描いた作品なんですが、この刑事ことグリフィンの印象が最初は全然良くないんですよ。
記憶喪失になったピーターに対して敵意丸出しで、彼の発言をまるで信じることなく、美術館で起きた事件の犯人はお前だろってハナから決めつけてくるんです。
てっきり嫌な男かと思いきや、物語を読み進めていく内にグリフィンのちょっとした言動や動作に「おや?」と思う点があり、そこから更に謎が深まって物語の面白さが増すんですね。
そして近年稀に見るクソ男で、ピーターの職場の上司兼友人のコール。記憶喪失になる前、ピーターは彼に片想いをしていたらしいのですが、マジで何でピーターがあんなクソ野郎に振り回されていたのかまるで分かりません。見る目なさ過ぎ(笑)
あまりのクソっぷりにイライラしたのですが、最後はしっかり制裁が下ったのでスッキリしました。ざまーみろ!(笑)
今作品は恋愛よりも事件中心でストーリーが進む為、ミステリー好きの自分は最後までワクワクしながら読むことができました。特にピーターは罠に嵌められて殆ど“詰み”状態にまで陥るので、どうなるのか心配で心配で事件が無事解決するまで気が気じゃなかったです。
また、ピーターの記憶も何かの拍子に一気に戻る、みたいなドラマティックな展開ではなく、欠けたパズルのピースを一つずつ埋めていくようにじわじわ戻っていくところもリアルで良いな、と思いました。
最後も思わずにやりとしてしまう終わり方で、やっぱりジョシュ・ラニヨン先生の作品は最高だと改めて思いました。ていうかもっと早くに読めば良かった!( ; ; )
翻訳も殺しのアートシリーズやウィンターキルよりもかなり読みやすく、また、M/M小説ではお馴染みのリバ要素も今作ではない為、M/M初心者の方にもおすすめしやすい作品だと思います♪ -
購入済み
更なる続編を読みたいです。
いやぁ好みでした。
再会もの好きですね
お互い、仕事ではあったけど「本気」だった
でも、言えない
相手に「引き止めてほしい」「捜してほしい」気持ちをかかえつつ
一歩を踏み出す勇気があれば、幸せになれるの
ハッピーエンド最高 -
購入済み
ワンコもの?
ワンコがきっかけってよくありそうで実はあまりないかも
地味で毎日を恙無く、永年権を持つために頑張るドクターと
息子と元嫁との生活も満喫しつつ普通に生きるエンジニア
その年齢だから、進めないことも躊躇うこともわかりあえて
これからももっと幸せに -
購入済み
あっちゃった
出会ってしまった
お互いしか見えなくなる相手と
傷ついて、もがいて生きてきた二人が、出会った
言葉だけでなく、心でわかり会える相手と
ほんの少し遠回りしたけど、やっぱり離れられない
凄くいいストーリー
モノクロームロマンスに嵌まります -
購入済み
短編構成
イチャイチャしたところはないけど、それでよかった
遠く離れたところに住んでいる二人が出会った
一人はゲイとして生きていくには偏見や差別、生きづらさがある古い小さないい町
一人は都会で肯定も否定もせずただ仕事だけを真っ当にする都会
これからの暮らしが知りたくなる結末 -
Posted by ブクログ
実は海外の本格的なBL小説を読むのは初めてでした。
とても切ないけど暖かくて素敵なお話でした。
生涯を誓った相手に去られベンソンという息子(妹の子供で養子)を持つシングルファーザーとして何とか頑張ろうとしていたギデオン。
けれどやはり難しくナニーを雇う事に。
ナニーとして現れたトビーがナニーとしてこれ程まで優秀とは驚き、オマケにナニーとしてだけではなくギデオンをも気遣ってと好意を持たずにはいられない。
お互いにゲイである事も要因しどんどん惹かれあっていく2人だけれどその関係は雇用主と雇用される側であることから悩み苦しむけれど誤魔化すことはできなくてお互い好意を持っていると伝えあえそこでお互いに「リバ」である事も判明。
ここまで相性の良い関係が出会えるとか奇跡に近いのではと。
でも恋人と呼べる関係では無い2人には中々前に進めないでいるのが切なかった。
そんな時にギデオンの前から去ったドリューが現れトビーが気持ちを伝えギデオンもそれに答えやっと恋人へと仲が進展で来て良かったです。
その上ギデオンに妹から連絡があり新たな家族が増えるという出来事でギデオンからのトビーへのプロポーズが素敵でした。
「月までひとっとび」が「ふたっとび」最高です!
やはり日本のBLとは違うけれどとても良かったです。