冬斗亜紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一個前にアップした本のつづき。
「月吠え」シリーズ第2弾。
なので、こちらもM/Mのロマンス。
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一巻にも登場したジャーマンシェパードのクイック(シフター)のローマンとDEAの捜査官マットが主人公。
この二人好きだなー!
軍用犬のK-9の話は別の本でも読んだけど、人間にとっても犬にとってもすごく危険な任務だし、彼らの絆はとても強いんだろうなぁ…って考えだすとまた切なくなった。
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そして一巻の主人公カップルも勿論出てくるんだけど。
ちょっと衝撃の告白が!
えー!ランスそうなのー??
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幾つか気になるところはあったけど、こちらも楽しめたよ。
イラストは麻々原絵里依さん。
表紙、格好良くて好き -
Posted by ブクログ
ネタバレジェイクがとにかく不誠実だけど、不思議と嫌いになれないし彼の葛藤もわかってしまう。ジェイクの本当の自分を隠した結婚が上手くいくわけないと読者にわかってしまうのも、アドリアンがジェイクがいずれ女性と結婚するとわかっていて抵抗しないのも、抵抗しないけどジェイクを想い続けたままなのも、ガイに惹かれながらもジェイクが頭から離れずガイを受け入れられないのも、事件を追及せずにはいられないけどジェイクに迷惑がかからないように必死で振る舞うのも、元恋人を忘れられないアドリアンを責めず協力してくれる優しいガイも、全部が苦しくて辛い。 事件は悪魔崇拝のカルト集団が殺人事件を起こすというもので、あっと驚くどんでん返
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Posted by ブクログ
ネタバレ台湾のBL小説は何度か読んだものの、アメリカのゲイ向け小説は初めて。
絶対犯人はコイツだ!真相はこうに違いない!と読み進めたものの、まんまと外れました。
思わせぶりな伏線が何通りも登場し、そのうちの一つが真相として回収された、という感じ。
(あまりアメリカの小説は読まないんだけど、伏線を全部回収するんじゃなく、
一部が本物の伏線で他はフェイク、みたいなのはよくあることなのだろうか?)
真相がわかったときのカタルシスこそなかったものの、大きな矛盾点や不満もなく、よく練られた、出来た小説だと思った。
翻訳小説の中では読みやすく、けれど原語のウィットに富んだ言い回しも残されている。
フェア・プレイ -
購入済み
うは〜
こぉ海外の(ってアメリカのしか読んだことないけど)BL否ML?って男と男に肉弾戦(笑)ってかんじで凄いイイ〜。本作のプロフとトムみたく双方ガタイが良くどこか皮肉屋だったり乙女思考がないところがやけにリアリティあって惚れた腫れただけじゃないままならさに逆に萌える。リバは基本好みではないんですが、見方によれば双方平等、お互い心を預け合えるからこそ、と分析すれば萌え要素かも。当然続編ありですよね?凄い楽しみ〜!
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Posted by ブクログ
今回はミステリーというより冒険スリラー的な話。謎のオカルト集団対アドリアン。正直このタイプはあまり好みではなかったけど、それを補うのがアドリアンとジェイクのラブストーリー。自分をゲイだと認められないジェイクに対比するように、知的な魅力のガイが登場。
他にも前々からあったアドリアンの心臓の問題や、母の再婚など盛りだくさん。海外ものはその辺抜かりがないというかM/M小説もそういうところがリアルですね。
でも何より衝撃だったのはジェイクの選択。ジェーイークー!!(怒)アドリアンが終始諦観してるかのような態度なので読み手がその分エキサイトする展開でした。 -
Posted by ブクログ
アドリアンの行くところ殺人あり。そんなお約束を抱えてアドリアンが行った先は、祖母の残してくれた牧場。そこで早速死体を発見したアドリアン。彼を追ってきたジェイクは…というお話。
前作でほとんど動きのなかった二人の関係が動き出すこの巻。ミステリー部分は前作同様とっつきやすく、自然に話にのめり込んでいける。犯人がわかるヒント的な台詞もあり、不慣れな人も楽しめます。そして肝心の、ジェイクとの仲は前作とはうって変わって親密に。というか前作で地ならししたところに芽生えたというべきか、急接近すぎてこちらが戸惑うくらい。でも、この後のことを考えたら当然の流れ。二人の蜜月をしっかり味わうべし。