冬斗亜紀のレビュー一覧

  • 殺しのアート(1) マーメイド・マーダーズ

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    ミステリーというより警察捜査ものBL。
    捜査と主人公の心の機敏が丁寧に描かれている。
    トリックや動機など、ミステリー要素を重要視すると拍子抜けするかも。

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    2020年07月12日
  • アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐

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    ネタバレ

    何と辛い展開なのだ……。
    リアリティーがあるからこそ辛い。
    ジェイクはいつも言葉が少なくて、不安になる。

    途中で『料理長が多すぎる!』のお話が出てきて、おお~っと思った。
    そして、エルフとかドアーフとかって、日本でいう鬼とか座敷わらし位にメジャーなんだなーと。

    話は戻って、アドリアンはガイ教授と付き合うようだけど、優しすぎて物足りなくならないかな……。次巻読んじゃお!

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    2020年01月19日
  • ヒトの世界の歩きかた

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    一個前にアップした本のつづき。
    「月吠え」シリーズ第2弾。
    なので、こちらもM/Mのロマンス。
    *
    一巻にも登場したジャーマンシェパードのクイック(シフター)のローマンとDEAの捜査官マットが主人公。
    この二人好きだなー!
    軍用犬のK-9の話は別の本でも読んだけど、人間にとっても犬にとってもすごく危険な任務だし、彼らの絆はとても強いんだろうなぁ…って考えだすとまた切なくなった。
    *
    そして一巻の主人公カップルも勿論出てくるんだけど。
    ちょっと衝撃の告白が!
    えー!ランスそうなのー??
    *
    幾つか気になるところはあったけど、こちらも楽しめたよ。
    イラストは麻々原絵里依さん。
    表紙、格好良くて好き

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    2019年12月22日
  • アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐

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    ネタバレ

    ジェイクがとにかく不誠実だけど、不思議と嫌いになれないし彼の葛藤もわかってしまう。ジェイクの本当の自分を隠した結婚が上手くいくわけないと読者にわかってしまうのも、アドリアンがジェイクがいずれ女性と結婚するとわかっていて抵抗しないのも、抵抗しないけどジェイクを想い続けたままなのも、ガイに惹かれながらもジェイクが頭から離れずガイを受け入れられないのも、事件を追及せずにはいられないけどジェイクに迷惑がかからないように必死で振る舞うのも、元恋人を忘れられないアドリアンを責めず協力してくれる優しいガイも、全部が苦しくて辛い。 事件は悪魔崇拝のカルト集団が殺人事件を起こすというもので、あっと驚くどんでん返

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    2019年11月14日
  • アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ

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    お互いに罪悪感を抱えてなかなか前に進まないふたりを見てリサが「あ〜やれやれ」ってなってるの面白かった。リサはちょっと過保護なところあるけどやっぱ母親なんだなと思った。

    普段BL小説のセックスシーンってほとんどストーリー進まないから読み飛ばしちゃうんだけど、アドリアン・イングリッシュシリーズの場合はちゃんと会話として成り立っているので一字一句じっくり楽しく読んだ。ふたりの心情の変化がていねいに描かれていてとてもいい。

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    2019年05月06日
  • アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影

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    LA警察×書店員。
    ミステリ要素が多いので犯人が気になりするする読めた。
    M/Mは日本のBLと違った雰囲気があっていいな。わたしは愛だの恋だのだけに悩んでるものよりかこっちのほうが好みだった(もちろんBLは大好き)

    主人公がおそらく攻めになるであろう男とは違う人と体の関係を持ったりするので、そういう点が気になる人は注意したほうがいいかもしれない。
    ふたりの関係性は全然始まったばかりなのでこれからが楽しみ。

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    2019年02月16日
  • 月への吠えかた教えます

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    ネタバレ

    人間になれる犬種の保安官×新しく町に越してきた青年。
    パートナーを持つよりも仕事第一の攻め。しかし犬としての本能が受けの前では解放されて自由にくつろいだり遊んだりして悦びを感じでいるのが丁寧に伝わってきてこちらも幸せな気分になりました。
    ただ、正体と嘘がいつバレるのかドキドキでしたが…そこが面白さのひとつでもあるんですが。
    恋人としてよりも犬と飼い主の関係がより共感してしまいほろっときました…

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    2019年01月03日
  • フェア・ゲーム

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    ネタバレ

    台湾のBL小説は何度か読んだものの、アメリカのゲイ向け小説は初めて。

    絶対犯人はコイツだ!真相はこうに違いない!と読み進めたものの、まんまと外れました。
    思わせぶりな伏線が何通りも登場し、そのうちの一つが真相として回収された、という感じ。
    (あまりアメリカの小説は読まないんだけど、伏線を全部回収するんじゃなく、
    一部が本物の伏線で他はフェイク、みたいなのはよくあることなのだろうか?)
    真相がわかったときのカタルシスこそなかったものの、大きな矛盾点や不満もなく、よく練られた、出来た小説だと思った。
    翻訳小説の中では読みやすく、けれど原語のウィットに富んだ言い回しも残されている。
    フェア・プレイ

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    2018年12月24日
  • 殺しのアート(1) マーメイド・マーダーズ

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    最初、とっつきにくいなぁと思いつつ読み進んだ。
    カタカナの名前も覚えにくいし・・・。

    読み終わったら。

    続きが読みたい。
    オモロかった(笑)

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    2018年12月17日
  • ヘル・オア・ハイウォーター(2)不在の痕

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    うわぁ~ヘビー!
    読みにくい、理解しにくい(私の頭脳では)お話ですが、次巻もずっとほっちゃりになっているので、読み進めたい、という気持ちで読みました。

    小山田さんの人物画が素敵なので、Eのことは残念でした。

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    2018年09月25日
  • 叛獄の王子(2) 高貴なる賭け

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    三部作の二作目。
    王宮の外に出るこの巻から一気に話が展開して面白くなっていきます。反目し合っていた二人が、行軍を通して様々なものを見て体験して、次第にお互いを認め合っていく。
    特に娼館からの街中の脱走シーンが爽快でした。
    これまで積み上げてきた信頼関係が実り、幸福感、からの突き落とし。…うーん上手い。
    何とも気になるところでヒキになっています。3巻も楽しみです。

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    2018年06月03日
  • 叛獄の王子(1)

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    三部作。
    骨太なストーリー。裏切られ敵国に奴隷として送られた王子が、敵国の王子と出会う。
    一巻ではストーリーの組み立てメインでBL的な要素はほぼない。だが、このストーリーが壮大でよく練られていて引き込まれる。
    ファンタジー、歴史物、謀略、政治駆け引き…等々、BLとしてではなく楽しめる。

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    2018年06月03日
  • ヘル・オア・ハイウォーター(3)夜が明けるなら

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    続きが待ち遠しかった作品の一つ。だがしかし今作は、これまでにないほどスウィートはシーンが盛り込まれていて、びっくり。ま、前巻でプロフェットがトムの過去を知り、二人の関係は正真正銘ステディなものになったものねぇ……。今作ではプロフェットの過去が明らかになるが、これで二人の関係はまた深まったということか。それにしてもいつも思うけど、この人たち、タフすぎます。そしてジョンは生きてると思ってましたよ!

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    2017年09月20日
  • フェア・プレイ

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    やっぱりMM好き。前作で恋人同士に戻った二人。父が狙われる事件が起こり、調べようとするエリオット。自分から何かを隠そうとしているのではと疑心暗鬼になり、タッカーとの間もギクシャクする。元FBIとしてのプライドなのか、パートナーの庇護を必要としない突っ張っている姿は、少しもどかしい。全体的に甘さはやはり控えめ。ゆえに、身体を重ねているときしか素直にならないエリオットに悶える。

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    2017年06月21日
  • フェア・ゲーム

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    2013年発売から読んでなかった。4年前なのか・・・。
    続編が出たのを機会に読んだ。

    ミステリーと絡まって、ぐいぐい読めた。
    即、続編が読めてよかった(笑)。

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    2017年02月10日
  • フェア・プレイ

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    モノクローム・ロマンス文庫を何冊か読んできた中で、この作家の作品は好きだ。

    アメリカが舞台なので、日本人の感情とは違うものがあって理解が難しいのだが、この作品と「アドリアンシリーズ」に限って言えば、彼らの苦しみが心に流れ沁みてくる・・・ような気がするのだ。

    人と人の相互理解の難しさは、多少なりとも自分も経験してきたことだからだろうか。

    続編があるなら読みたいと思う。

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    2017年02月10日
  • ヘル・オア・ハイウォーター(1)幽霊狩り

    購入済み

    うは〜

    こぉ海外の(ってアメリカのしか読んだことないけど)BL否ML?って男と男に肉弾戦(笑)ってかんじで凄いイイ〜。本作のプロフとトムみたく双方ガタイが良くどこか皮肉屋だったり乙女思考がないところがやけにリアリティあって惚れた腫れただけじゃないままならさに逆に萌える。リバは基本好みではないんですが、見方によれば双方平等、お互い心を預け合えるからこそ、と分析すれば萌え要素かも。当然続編ありですよね?凄い楽しみ〜!

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    2016年08月28日
  • アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ

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    とうとう完結!長きに渡った二人の物語が結末を迎えました!
    ジェイクがきっぱりと吹っ切ってて、どちらかというとアドリアンの方が臆病になっているという様相の今作。元彼やガイの再登場もあり、おまけに元従業員の帰還もありと最終巻らしい巻でした。
    アドリアンの煩悶やジェイクのこれまでの行動など、手放しで褒めることができないところはありますが、二人の話をここまで追ってきたファンとしてはある種の感慨を覚えたのは事実。最後まで読めて良かった。

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    2016年07月03日
  • アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐

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    今回はミステリーというより冒険スリラー的な話。謎のオカルト集団対アドリアン。正直このタイプはあまり好みではなかったけど、それを補うのがアドリアンとジェイクのラブストーリー。自分をゲイだと認められないジェイクに対比するように、知的な魅力のガイが登場。
    他にも前々からあったアドリアンの心臓の問題や、母の再婚など盛りだくさん。海外ものはその辺抜かりがないというかM/M小説もそういうところがリアルですね。
    でも何より衝撃だったのはジェイクの選択。ジェーイークー!!(怒)アドリアンが終始諦観してるかのような態度なので読み手がその分エキサイトする展開でした。

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    2016年05月15日
  • アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き

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    アドリアンの行くところ殺人あり。そんなお約束を抱えてアドリアンが行った先は、祖母の残してくれた牧場。そこで早速死体を発見したアドリアン。彼を追ってきたジェイクは…というお話。
    前作でほとんど動きのなかった二人の関係が動き出すこの巻。ミステリー部分は前作同様とっつきやすく、自然に話にのめり込んでいける。犯人がわかるヒント的な台詞もあり、不慣れな人も楽しめます。そして肝心の、ジェイクとの仲は前作とはうって変わって親密に。というか前作で地ならししたところに芽生えたというべきか、急接近すぎてこちらが戸惑うくらい。でも、この後のことを考えたら当然の流れ。二人の蜜月をしっかり味わうべし。

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    2016年05月08日