あらすじ
有能だが冷たく、人を寄せつけないFBIの行動分析官・ケネディ。彼のお目付役として殺人事件の捜査に送り込まれた美術犯罪班のジェイソンは事件が起きたキングスフィールドで幼少期を過ごし、連続殺人事件で幼なじみを失っていた。ケネディはその事件を解決に導いた伝説のプロファイラーだった。捜査が進む中、当時の連続殺人事件との共通点が発見される。あの悪夢は本当は終わっていなかったのか――!? 「殺しのアート」シリーズ第1作。
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Posted by ブクログ
・年の差、体格差、身分差
立派な大人同士が恋に溺れていく感じがいい。
ミステリーとしても続きが気になって、どんどん読み進めていける。
殺人という非日常の中に身を置く二人だからこその、本能的で情熱的な身の寄せ合いが良きです・・・
楽しめた
ミステリーとBL両方大好きなのでとても楽しめた。最初の印象最悪じゃん、どうやってくっつくの?と思うけど、ケネディがだんだんジェイソンに好意を抱いて歩み寄る感じ。「出しゃばり、生意気、喧嘩腰」なところがキャリアを積んで敵無し状態のサムには新鮮で気に入られたのかな。
Posted by ブクログ
総合評価:★5.0
買ってからずっと積読になっていたジョシュ・ラニヨン先生の殺しのアートシリーズ第一巻をようやく読んだのですが、読み終わって真っ先に思った事は「何故もっと早くに読まなかったのか!?」でした(笑)
ほぼ毎日、寝る前に少しずつ読み進めていたのですが、もう面白くて面白くて夜が待ち遠しかった程でした。
有能だけど冷たくて周りに敵を作りがちなFBI行動分析官のサムと、同じく有能だけど頑固で割と無茶するタイプのFBI美術犯罪班のジェイソン。最初は二人ともお世辞にも仲が良いとは言えなくて、この二人のロマンスがまるで想像出来なかったのですが、途中で何やら良い感じの雰囲気になり、サムがジェイソンに一夜のお誘いをするシーンはジェイソンと一緒に「あのサム・ケネディが!?」が驚いてしまいました(笑)
ただ、体の関係を持ったところでそう易々と甘い雰囲気にはならず、二人はキングスフィールドで起きた奇妙な殺人事件を解決する為に奔走する事になります。
個人的に良いなと思ったのが、 ジェイソンという男が意外にも分からず屋で、サムの隣で大人しくしているような玉じゃないところ(笑)
ジェイソンがバディじゃサムも大変だろうなと(笑)
現にジェイソンが穴に落っこちるシーンがあるのですが、数メートル落下したにも関わらず意外と冷静なジェイソンとは反対にサムが若干取り乱しているんですね。そんな中のマルコ・ポーロのくだりはサムが完全にジェイソンのペースに呑まれていて思わず笑ってしまいました。やるなぁ、ジェイソン( ^∀^)笑
終盤ではスリリングな展開もあり、 絶体絶命のピンチに陥ったジェイソンをサムが救うシーンはまさに映画のワンシーンのようで痺れてしまいました。
ただ、事件解決後もラブな雰囲気にはならず…それどころか、ジェイソンの危険を顧みない行動を良く思っていなかったサムは、また会えるかというジェイソンの色んな意味が込められた誘いを一度は断ります。
この時点でもう残り数ページ。こんなギスギスした状態で終わるのかと一瞬不安になりましたが、最後の最後でサムが動いてくれました…!
ジェイソンが好き過ぎるから二度と会いたくなかった(要約)というサムの告白に、もうニヤニヤが止まりません。とにかくサムが愛おし過ぎる!(*´∀`*)
まぁ、今後も何かと衝突しそうな二人ではあるけれど、二人の関係が今後どのように変化するのか、続きを追うのが楽しみです。
翻訳ものって作品によっては読みづらい物もあるのですが、こちらの作品はかなり読みやすい部類に入るんじゃないかな、と思います。
終わり方も最高に良かったですし、読み応えも十分あって最後までしっかり楽しめた作品でした。
推理・サスペンス・海外ドラマがお好きな方には特にオススメの作品です♡
装丁も含め大好きな作品!
ジョシュ・ラニヨン×冬斗亜紀作品は全部読んだが、全作品を通して日本語訳が素敵。英語ならではの言い回しや、スラングを上手く日本語訳してくれているおかげで、洋ドラ・洋画を見ているようなノリで読める。
そして内容に関しては文句なし!ジョシュ・ラニヨンの作品はゲイ(BL)小説としてもミステリ小説としても、読み応えがある。バランスよく、緻密かつディープに書かれているため、ゲイ(BL)部分とミステリ部分が互いにストレスにならない点が魅力的。
門野葉一のイラストも作品にピッタリ。線の太さや勢いが、作品の内容の重さやスピード感にあっていて、イラストが出てきてもペースを乱れることがない。
装丁も本作ならではのアートっぽさがとてもオシャレ。
Posted by ブクログ
「殺しのアート」シリーズ1巻。
去年からハマり出したジョシュ・ラニヨンさん。
こちらのシリーズの3巻が発売になったので、読み始めましたー!
今回も面白かった!
MM小説でミステリ部分も面白くて一気読み。
FBIの行動分析官(BAU)って本当にいるんだね。
クリマイのオリジナル設定かと思ってたよ…。
2巻以降も読むの楽しみ!
そして、挿絵の門野葉一さんの絵がとても素敵。
原画展とかあったら見に行きたい。
海外の小説でしかもミステリーのblなので、難しいかなと心配しましたが、とても面白かったです。事件を解決していく中で、二人の気持ちが惹かれあっていく姿がたまりませんでした。続編も必ず読みたいと思います。
ミステリー x ツンデレ
ミステリーとしては言わずもがな、この作家さんは、面白いです。アドリアンシリーズのときもそうでしたが、引き込まれます。早く続きが読みたい。
Posted by ブクログ
プロファイラーという職種に弱い…しかも、BLならますます俺得としか。
FBIの行動分析官×美術犯罪捜査官。ミステリーとBLが完全融合していて満足。BL主体で推理が適当とかだったらモヤモヤしちゃったと思うけど、リアルな情景描写と人魚に絡めた少女の殺人事件の真相を追うハラハラさせる展開にがっつり心を奪われてしまいました。
ぜひアメリカのTV局にドラマ化お願いしたいです…!
しかも、ケネディとジェイソンの関係性に一言では説明できないじわじわくる萌えがあって、そこがとてもよかったです。
ジェイソン視点で描かれてるから、ケネディがジェイソンをどう思っているのかというのが最初なかなかつかめなくて、こっちまであれこれ意識しまくりに。
でもケネディ、ほんとにいいところであぁぁぁぁ~最高ってなりました(笑)カッコいい。恋愛面では不器用だけど頼もしさがハンパなかったです。
ジェイソンはものすごいツンデレ?仕事ではケネディの監視役だったり、見解の相違で反発し合ったり、一見ラブラブになるのは困難な模様なんだけど、まあ最初から互いにフォーリンラブだったよねと途中で気づきましたwwwそれくらい分かりにくいcpで、ドキドキさせられました。
ケネディがジェイソンをベッドに誘う場面が秀逸!
脳内に映像となってリピートしまくりです。
ミステリーとしても日本のものとは違うおどろおどろしさがとても雰囲気あって、こういう感じでシリーズ続いていくなら追っていきたいなと思いました。
回収されていない伏線がある気がするので、続くよね。
続編プリーズ!
Posted by ブクログ
最初普通のバディ物だと思って読んでました。びっくりしました。けど面白かったです。
いがみ合っていたふたりの仲が事件をきっかけに進展する…というストーリーの中で、夜のシーンの描写がセクシーでドキドキしました。
事件のことの顛末は蓋を開ければなんてことありませんでしたが、難解事件なんてものはなく、きっかけなんて正直些細なものかなーとも思います。
個人的に主人公ふたりのうち、片方が片方を正面切って「クソ野郎」と言ったのがすごいポイント高かったです。
日頃流行歌ばっかり聞く自分がクラシック音楽を強いられているような状況というかちょっと難しかったです。展開についていくのが精々で、品の良い過ぎる作品に戸惑いましたが面白かったです。いやいやだったのに好き好きになる王道のパータンでした。
最初はグダグダした書き方で読みづらいと思いましたがすっかりとハマりました。
捜査はもちろん面白かったけどケネディが魅力的でした。
そんなケネディを落としたジェイソンも強気で可愛かった。
Posted by ブクログ
ミステリーというより警察捜査ものBL。
捜査と主人公の心の機敏が丁寧に描かれている。
トリックや動機など、ミステリー要素を重要視すると拍子抜けするかも。
Posted by ブクログ
ヘルハイを超える海外翻訳BLには出会えないものの、読みやすくかつ読み応えもあり良作でした。クリミナルマインドが好きなのでBAUの活躍も見たいなとは思いつつ、タイトルからしてジェイソンの仕事(アート方面)に焦点が当たりがちなのは仕方ないかな。