冬斗亜紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ総合評価:★5.0
殺しのアートシリーズ第四巻。
今回はこちらのシリーズにしてはページ数少なめでしたが、そんな不満を一切感じさせないほど読み応えのある内容で、最後の一文までしっかり楽しませていただきました。
今回は意外にもサムの出番は少なめで、ジェイソンが主体となって動く回でした。サムよりもJ・Jの出番の方が多かったんじゃないかな(笑)
これまでは連続殺人犯を追う話でしたが、今回のテーマは“幻のフェルメール作品を追え!”というジェイソンの専門分野にばっちり当て嵌まるお話だったので、過去三作品とはまた違った気色となっていて読んでいて楽しかったです。
ただ、そのジェイソンがなぁ…。FBIは身内が関係する事件の捜査には関われないと厳格なルールで決まっているのですが、ジェイソンはそのルールを破って捜査しているんですね…。理由は事件に今は亡きジェイソンの祖父が関わっているかもしれないから。
勿論、ジェイソンに不正を働く気など毛頭ありません。どんな結果になろうとも、事実として受け止める覚悟が彼にはあるのですが、規律の鬼であるサムがそれを許すはずもなく…。
サムが規則を読み上げてジェイソンの行いを非難するシーンは恐ろしくてこちらまで肝が冷えました。
更に激怒したサムに「信用ならない」と言われてショックを受け、逆上するジェイソン。まさに売り言葉に買い言葉、前半の甘々っぷりが嘘みたいに一気に険悪なムードに…。
まぁ、サムも大概勝手な男だからジェイソンが怒る気持ちも分かる。サムの態度や言い方も良くなかったと思う。
ただ、やっぱり今回は倫理規定を無視したジェイソンが圧倒的に悪い!法執行官が私情挟んじゃ駄目、絶対!(でもジェイソンのそういう青臭い所も好きよ笑)
結局、ジェイソンの祖父は悪い事してなかったし(おそらく)、今回もジェイソンが危険を顧みず猪突猛進したおかげでフェルメールの絵も発見され、事件も無事に解決、結果的にはジェイソンの大手柄になった訳ですが、何と言うか…ジェイソンに振り回されるサムとJ・Jがちょっと可哀想だなと(笑)
最後、サムがジェイソンの自宅まで謝りに来たのですが、その時のサムも過去一弱々しくて、余計に可哀想になってしまいました(笑)
まぁ、最後の最後で別れる事にならなくて良かったです(^^;)
今回はサムの元セフレが登場したり、J・Jが大活躍したり、ジェイソンとサムが急転直下でまたもや破局の危機を迎えたりと色んな見所がある巻で凄く面白かったです。
ジェイソンを狙うストーカーもいよいよ本格的に動き出しそうで次の巻でどうなるのか凄く楽しみです!どうか二人とも無事でいてくれ〜!!(>人<) -
ネタバレ 購入済み
狼はメイトを選べない
生まれつきの絆なんだから
まさかメイトが同じ男だなんて
キートンはゲイだったがチェイはちがった。
キートンは距離を置こうとするが、チェイは関係なく関係をきずこうとしていく
お前が彼らを失ったんじゃない
彼らがお前を失ったんだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ総合評価:★5.0
買ってからずっと積読になっていたジョシュ・ラニヨン先生の殺しのアートシリーズ第一巻をようやく読んだのですが、読み終わって真っ先に思った事は「何故もっと早くに読まなかったのか!?」でした(笑)
ほぼ毎日、寝る前に少しずつ読み進めていたのですが、もう面白くて面白くて夜が待ち遠しかった程でした。
有能だけど冷たくて周りに敵を作りがちなFBI行動分析官のサムと、同じく有能だけど頑固で割と無茶するタイプのFBI美術犯罪班のジェイソン。最初は二人ともお世辞にも仲が良いとは言えなくて、この二人のロマンスがまるで想像出来なかったのですが、途中で何やら良い感じの雰囲気になり、サムがジェイソンに一夜のお誘いをするシーンはジェイソンと一緒に「あのサム・ケネディが!?」が驚いてしまいました(笑)
ただ、体の関係を持ったところでそう易々と甘い雰囲気にはならず、二人はキングスフィールドで起きた奇妙な殺人事件を解決する為に奔走する事になります。
個人的に良いなと思ったのが、 ジェイソンという男が意外にも分からず屋で、サムの隣で大人しくしているような玉じゃないところ(笑)
ジェイソンがバディじゃサムも大変だろうなと(笑)
現にジェイソンが穴に落っこちるシーンがあるのですが、数メートル落下したにも関わらず意外と冷静なジェイソンとは反対にサムが若干取り乱しているんですね。そんな中のマルコ・ポーロのくだりはサムが完全にジェイソンのペースに呑まれていて思わず笑ってしまいました。やるなぁ、ジェイソン( ^∀^)笑
終盤ではスリリングな展開もあり、 絶体絶命のピンチに陥ったジェイソンをサムが救うシーンはまさに映画のワンシーンのようで痺れてしまいました。
ただ、事件解決後もラブな雰囲気にはならず…それどころか、ジェイソンの危険を顧みない行動を良く思っていなかったサムは、また会えるかというジェイソンの色んな意味が込められた誘いを一度は断ります。
この時点でもう残り数ページ。こんなギスギスした状態で終わるのかと一瞬不安になりましたが、最後の最後でサムが動いてくれました…!
ジェイソンが好き過ぎるから二度と会いたくなかった(要約)というサムの告白に、もうニヤニヤが止まりません。とにかくサムが愛おし過ぎる!(*´∀`*)
まぁ、今後も何かと衝突しそうな二人ではあるけれど、二人の関係が今後どのように変化するのか、続きを追うのが楽しみです。
翻訳ものって作品によっては読みづらい物もあるのですが、こちらの作品はかなり読みやすい部類に入るんじゃないかな、と思います。
終わり方も最高に良かったですし、読み応えも十分あって最後までしっかり楽しめた作品でした。
推理・サスペンス・海外ドラマがお好きな方には特にオススメの作品です♡ -
ネタバレ 購入済み
待望の新刊!
5巻もハラハラドキドキが止まらない。1巻から登場するジェイソンのストーカーであるジェレミー・カイザーに、2巻で登場し海外逃亡したシリアルキラーのシェパード・デュランドとジェイソンの因縁相手に事欠かない本作だが、今回、サムの元恋人イーサンを殺したと思われるロードサイドリッパーに共犯者がいたとの話が浮上。ジェイソンとサムは“二人の未来”を考えるという関係性の変化もうまれる。ジェイソンとサムが何に邪魔されることなく幸せな時間を過ごせる日がくることを願いながらも、二人にはまだまだ事件に巻き込まれてほしいと思ってしまう、そんな作品。とにかく次巻も楽しみ。
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Posted by ブクログ
不動産会社勤務エリートのマイケル
ホテル業大富豪の御曹司ブライス
2人の「名前のいらない関係」からの、「お互いがいない人生なんて考えられない」までの、初恋のようなくすぐったい関係の変化するまでの様子が可愛らしかった。
話の進み方も交互に2人の視点で変わり、お互いの心情がわかりやすくて、キュンキュンした。
2人でイチャイチャしたあとに、ウーバーした食事をサブスク見ながらダラダラみたいな、(リッチな2人なのに)等身大の男のコたちの生活が描かれていて、そうそう、パートナーのいる生活の醍醐味ってこれだよね、、、と共感がもてたのも良い。
大きなトラブルもなく(話の上で、多少はあるけど)、2人の気持ちの変化に重点が置かれてる話なので、終始幸せな気分に。
読み終わるのがもったいない、、、と思った本は久しぶり。
再読必須です。
あと、海外ものはあまり読まなかったけど、10年近く前に行ったシドニーが舞台で、『ここは、夜散歩したあそこね。ここはランチしたレストランの近く。』と、読みながら遠い記憶に思いを馳せた。 -
ネタバレ
あのお尻大好き男が、再登場!
なんと7年ぶりの第2巻!1巻にハマッて続き読みたさに原書沼に飛び込み、全9巻読破。自分を褒めてやりたい(自画自賛)とはいえ、英語力には自信がないので、できることならそりゃ日本語で読みたい!とこの2巻の発売を心待ちにしておりました。本当にありがとう、モノロマさん!両想い?になったとはいえ、まだまだ「ステディなおつき合い」には抵抗があるラッキーと、心優しすぎて傷つきやすいボー(愛してる!)は、互いの距離を恐る恐る埋めながら近づいていく。そんな二人に、過酷な任務は容赦なく襲いかかり、それぞれに譲れないラッキーとボーの間にも大きな亀裂が生まれてしまう―・・・私は1巻からボーが好きでしたが、完全にボーに堕ちたのは実はこの巻から。一見「清純」(1巻で出てくるフレーズ)でマジメ君なボーが秘めた裏の顔に、ラッキーと一緒に完全にノックアウトされました!も―なんやのこの子は、エッチなのはラッキーだけじゃなかったってことかっーーー!ありがたすぎる性癖に、そりゃラッキーじゃなくとも大喜びだ!(笑)昼の真面目な顔と、夜(だけじゃないけど)の子ネコちゃんっぷりの落差がもー個人的にしんぼーたまらんです!(コーフン)・・・とか言ってますが、ストーリーのほうは裏腹に、たいへん深刻、かつ悲劇的な展開に・・・(涙)ボロボロになりながら、それでも「あの少女への義理がある」と辞表まで出して犯人グループを国外へ追うラッキー。あたしゃ、この男の、なんだかだいってこーゆークラシックなところが好きです、いまどき流行んないけどね(笑)でも、そんなラッキーをボーは大好きなわけだし(良かったねーラッキーへへ)、ボーさえ理解してくれてるならラッキー的にはオールオッケーなんだし。ウォルターのナイスフォローでなんとか首の皮一枚つながりましたが、この先も新たなキャラクターや、あっ‼と驚く大波乱がラッキーとボー(と読者)を待ち受けております!・・・「還流」で皆さんの胸を揺さぶった、あのキャラが実は・・・生き・・・て・・・おおーーっっと、これ以上は書いちゃいけませんよね。まー9巻もありますから、怒涛の展開が繰り広げられることは保証します!お値段分の価値はあります(少なくとも私にとっては)!3巻につなげるためにも、どうぞお手に取っていただきたいとお願い申し上げて、締めさせていただきます、お読みいただいてありがとうございました~!
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ネタバレ
潜入捜査官ラブ最高!!
魂に傷を負ったもの同士だからこそ解り会える、ボーとラッキーが持つ絆に心がギュッとなる。
ラッキーはなかなか素直になれないけれど、だんだんボーの優しさと愛に絆されて変わっていくところが良い。
今回は小児がん治療センターが舞台で深刻な医薬品不足という状況だから、展開は結構辛かった。でもこの作品は結末でそれを都合良くキレイに片付けるのではなく、希望を残しつつ依然とアメリカ医療に蔓延る闇を描いていて現実的なところがとても好き。
確か第1巻は2016年に刊行されていて、私が行った本屋ではどこも2巻はあっても1巻は見つからなかった。ドラッグ・チェイスシリーズが気になっている方は電子なら1・2巻一気読みできるのでおすすめ。
次巻って期待していいのかなあ。 -
ネタバレ 購入済み
やっぱりこの二人最高
シリーズ2作目。1作目に続きタッカーとエリオットがほんと最高。二人が同棲を始め、衝突をしつつもさらに愛は深まっていく。1作目同様ストーリーの主軸は事件解決にあり、ラブラブ甘々な展開というのはないけれど、それでも、二人の間の愛をはっきりと感じられるストーリー。あからさまで大げさな表現はなく、でもエリオットのちょっとした仕草や目線とか、タッカーとのさりげないやり取りの中に愛がにじみだしている。ほんといい。エロもいい、と書こうと思ったけど、なんかエロって言いたくなくなった、この二人はセッ○スという言葉のほうがしっくりくる感じがしてきた。セッ○スやキスなどのシーンはさほど多くはないけれど情感たっぷりというか、なんともいいエロス。しかしセッ○ス以外の場面でも、いわゆる色っぽいような場面では決してないのに、静かに胸の底から私の情欲を掻き立てるような表現がいろいろあって、脳髄の一番真ん中に突き刺さってきた。「気をつけて」というセリフ一つの使い方にしても、ほんとこころにくい。
本作では、エリオットとその父親ローリーとの関係だけでなく、タッカーの生い立ちや母親とのエピソードも出てくる。エリオットは親の愛を疑ったことがないという。そして里親に育てられたタッカーはそんなエリオットに対し、生まれてからずっと愛されてきた人間には愛を知らずに生きてきた人間がどう感じるかは理解できないだろうと言った。親の愛を疑ったことはないと、きっぱりはっきり確信できるのも一つの幸せ。親の愛に限ったことではないけれど、疑いようのない愛を感じられることの安心感は理解できる。
率直に書くと1作目同様サスペンスとしてどこまでおもしろいかを考えると★5にはならないんだけれど、タッカーとエリオットがよすぎるのでやっぱり★5。 -
ネタバレ 購入済み
エリオットとタッカーが最高
エリオットとタッカーがほんといい、よすぎる。シアトルって雨の多い街というアメリカのドラマからのイメージしかないけれど、シアトルあたりが舞台というのもなんかいい。FBI捜査官だった主人公エリオット(受け)は、事件で負傷し辞職、同僚で恋人のような関係にあったタッカーとはそのせいで別れてしまい、教職につくもタッカーとの日々を忘れられずもんもんとする。ほんとこの二人の関係性、やり取りが好きすぎる。忘れたいけど忘れられない恋の残像、熱、感触、自分が求めているものを本当はわかっているのに、その通りには簡単に動けない。考えたくないのに、ふとしたときに思い出してしまうタッカーの熱さ、大げさな表現はないのにエリオットやタッカーの感情のすべてがありありと目の前に広がる。エリオットとタッカーが久しぶりに再会したときの二人の間の緊張感とか、ほんと好き。別れてもお互い意識しまくっていて、手をのばしたいのにお互い躊躇してる、でも結局その手をつかまずにはおれんのだよ、こういうのホント好き。エリオットとタッカーの恋愛事情にどうしても目がいってしまったが、メインにあるのはサスペンス。サスペンスの中に、うまい具合に二人の恋愛的緊張感がからめられている。そして二人が仕事大好きなとこもほんといい。仕事に生活の全部を注ぎ込んでしまってるような人たちの恋愛話大好き。エロはたくさんはないけれどちゃんとあって過剰にあえがない。キスシーンも熱さと必死さが伝わってきてよかった。全編通して静かな熱情と緊張感がある。緊張感はあるけど暗いわけではない。葛藤するけどうじうじしているのとは違う。愛はあるけど甘すぎない。お互いなくてはならない相手だけど、たぶん別れても、痛い未練を胸のすみっこに抱えながらしっかりきっちり仕事して、なんだかんだ一人でもちゃんと立っていられる二人だと想像させてくれるとこもいい。 なお、知らない食べ物や道具がけっこう出てきて自分の無知を改めて思い知る。勉強になります。日産はニッサンと書きます。 時おり文章であれっと思うところがなきにしもあらずだったし、純粋にサスペンスとしてどこまでおもしろいかと言われると言葉につまるけれど、大好きな二人なので大目にみて★5。
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購入済み
装丁も含め大好きな作品!
ジョシュ・ラニヨン×冬斗亜紀作品は全部読んだが、全作品を通して日本語訳が素敵。英語ならではの言い回しや、スラングを上手く日本語訳してくれているおかげで、洋ドラ・洋画を見ているようなノリで読める。
そして内容に関しては文句なし!ジョシュ・ラニヨンの作品はゲイ(BL)小説としてもミステリ小説としても、読み応えがある。バランスよく、緻密かつディープに書かれているため、ゲイ(BL)部分とミステリ部分が互いにストレスにならない点が魅力的。
門野葉一のイラストも作品にピッタリ。線の太さや勢いが、作品の内容の重さやスピード感にあっていて、イラストが出てきてもペースを乱れることがない。
装丁も本作ならではのアートっぽさがとてもオシャレ。 -
匿名
ネタバレ 購入済みゲイノベルの傑作
他店で購入済みですが、こちらの店のアプリが読みやすかったので再購入。大好きな作品です。
シリーズ通して一つの物語であり、全貌が見えてはじめて大きな感動があります。
主人公アドリアンは身体が弱いながらも、ゲイとして堂々と生きている強い人物。対するジェイクはゲイであることを受け入れられない弱い存在と言えます。彼らが物語の中で紆余曲折をへて成長していく姿が丁寧に描かれています。
アドリアンに感情移入してしまうので、どうしても「クソ野郎」になってしまうジェイクですが、シリーズを通して一番変化するのはジェイクであり、生き迷う子どものようで嫌いにはなれません。むしろいざという時には戦闘能力が高いのでかっこいいです。
ちなみにアドリアンのママが強烈なのですが、かなり大好きです。
今日からまた何十回目ではありますが、読み返してみようと思います。