あらすじ
生後12週の甥・ベンソンと同居する34歳の有能な財務マネージャー・ギデオン(口髭あり)。素敵な家でシングルファーザーとして奮闘する彼のもとに、子ども大好きなイタリア系のトビーが住み込みナニーとしてやってきた。思いやりがあって気配りができ明るい性格のトビーは、疲れ切ったギデオンをとびっきりの笑顔で迎え、癒しと元気を与えてくれる。トビーもセクシーでめっぽうやさしいギデオンへの想いは次第に強くなっていく。雇い主とナニーとして一線を越えてはいけないと意識する二人だったが、そんなある晩、悪夢の「チキン事件」が勃発、ふたりは同じベッドで過ごすことに――!? 胸がじんわりあたたかくなる、疲労困憊のシングルファーザーとデキるナニーの優しいベビーシッター・ロマンス。
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Posted by ブクログ
実は海外の本格的なBL小説を読むのは初めてでした。
とても切ないけど暖かくて素敵なお話でした。
生涯を誓った相手に去られベンソンという息子(妹の子供で養子)を持つシングルファーザーとして何とか頑張ろうとしていたギデオン。
けれどやはり難しくナニーを雇う事に。
ナニーとして現れたトビーがナニーとしてこれ程まで優秀とは驚き、オマケにナニーとしてだけではなくギデオンをも気遣ってと好意を持たずにはいられない。
お互いにゲイである事も要因しどんどん惹かれあっていく2人だけれどその関係は雇用主と雇用される側であることから悩み苦しむけれど誤魔化すことはできなくてお互い好意を持っていると伝えあえそこでお互いに「リバ」である事も判明。
ここまで相性の良い関係が出会えるとか奇跡に近いのではと。
でも恋人と呼べる関係では無い2人には中々前に進めないでいるのが切なかった。
そんな時にギデオンの前から去ったドリューが現れトビーが気持ちを伝えギデオンもそれに答えやっと恋人へと仲が進展で来て良かったです。
その上ギデオンに妹から連絡があり新たな家族が増えるという出来事でギデオンからのトビーへのプロポーズが素敵でした。
「月までひとっとび」が「ふたっとび」最高です!
やはり日本のBLとは違うけれどとても良かったです。
ホームドラマみたいなお話
リバカップルが家族になるまでの話。
特に大きな事件は、無いけど
お互いの立場があるが故の
悩みや葛藤は、リアリティが
あって面白かった。
嫌な気持ちにならず
楽しく読めます。
Posted by ブクログ
小野ユーレイ先生イラストに一目惚れして購入したところ、イケおじシングルファーザーにキュンキュン… ふたりが半分以上のページをかけてゆっくり距離を縮めていく様子にやきもきドキドキして楽しかった…
ベンソンが癒し
ベンソンを取り巻くやりとりが可愛い。パパとして素敵だしナニーとして楽しくて素敵。ナニーの家族にまざるパパとベンソンも愛しかった。
でもカップルとしての2人はあんまり好みじゃなかったな。なんでだろう。2人が何に悩んでるのかあんまり理解できなかったからアニカに完全同意。
あと個人的にドリューさんも可哀想かなと…一緒に家を買うくらいの人生のパートナーが突然子供を引き取るって言い出したら…って思っちゃった。ナニーと対照的にするためとパパを可哀想にするためにそこまで下げんでも。「価値観が違いました」じゃ駄目だったの。
食中毒の件も思ったより長くてうーん、でもベンソンが可愛かったので星4。
「BOSSY」がとても楽しくて好きだから期待しすぎたかな。
あ、リバなので苦手な方はご注意。