林真理子のレビュー一覧

  • anego

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白くて一気読み。
    30を過ぎて商社OLとして働く奈央子の物語。
    年下の黒沢くんに結婚告げられるところ、悔しい気持ち分かるなぁ。
    沢木さんとの話は絵里子が不気味すぎて、最後せっかくいい人が現れて幸せ掴めそうだったのに残念なラストだった。幸せになってほしい。
    いつもながら林真理子の描写は憎らしいほどに的確で、分かる分かるってところ多々。
    純愛とは対極で俗にまみれているけれどこれが人間ってものなんだと思う。

    0
    2017年10月15日
  • マリコ、カンレキ!

    Posted by ブクログ

    いつもどおりハズレなしのエッセイ。
    全く年齢を感じさせない旺盛な好奇心とバイタリティそして体力。こうでなくちゃ 欲しいものをみんな手に入れることはできないのよね といつも思う。
    わたしの気力と体力では 到底ムリだ 笑。

    0
    2017年09月30日
  • 着物をめぐる物語

    購入済み

    読みたかった着物のはなし

    着物は好きでよく着ますが、織りや染めについては不勉強でした。
    そんな、着物にまつわる短編集はとても面白かったです。
    越後上布がどうできるのか、とか…

    でも、女性は着物に情が移ってしまうものなのだな、と全ての物語を通して感じました。

    0
    2017年09月24日
  • RURIKO

    Posted by ブクログ

    林真理子 著「RURIKO」、2011.5発行(文庫)です。女優浅丘ルリ子さんの生きざまを林真理子さんが麗しき筆使いで描きました。浅丘ルリ子を描くことは、石原裕次郎、北原三枝、小林旭、美空ひばり、石坂浩二を描くことにほかならないんですね。そして、それはとりもなおさず日本映画全盛時代を思い起こす事、戦後の右肩上がりの昭和を振り返ることなんですね。それにしても、国民的スター、石原裕次郎と美空ひばり、早逝でした(共に、享年52)。この種作品を読むにつけ、いつも高倉健さんの人柄と教養と魅力に感動を覚えます!

    1
    2017年09月12日
  • ミカドの淑女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても面白い。冒頭から、知られざる禁中の描写に興味をそそられ、明治天皇を二人称とする恭しい文体の軽妙さに感嘆する。この華麗で含みのある文章は女性ならでは。誰もが(天皇でさえも)時勢の剛流に飲み込まれていく明治日本が描写される。

    終わりには、明治天皇と皇后の対比を元に、物語の主題が明治時代の女性と男性の戦いの構図だったことが明かされる。しかし女性軍の矢面に立った下田歌子の目的地が元いた宮中に戻ることとは、なんてスケールの小さい話ではないか。と思うけれど、それは時代が違うからこそ。作中の伊藤博文は女は結局自身の足元しか見ることができないと揶揄するが、女性が家庭から離れることをできなくしたのは男性

    0
    2017年10月22日
  • 我らがパラダイス

    Posted by ブクログ

    最近、林真理子さんのエッセイ本読んで面白くなくなったなぁって残念に思ってて、ちゃんとした小説書いてよーって思ってたとこだった。題名がいまいちだし、表紙もいまいちだけど、介護問題の内容の小説だが、非常に面白くて一気に読んだ。介護する側の本音満載で、読んでてスッキリするものだった。だけど、これから多くの人が直面する問題。日本の高齢化はどうなっていくのやら?

    0
    2017年09月01日
  • 我らがパラダイス

    Posted by ブクログ

    新聞連載中にはチラチラ読んでいましたが、細切れがじれったくそのうちやめてしまいました。
    年老いた親の介護、人ごととは言えないようになってきました。
    家族で協力してやっていかないと、大変なことになりそうです。
    でも協力する家族がいなかったら?
    いても協力してもらえなかったら?
    それぞれ介護の手がいる親を抱える女性、それぞれ様々な事情があり、にっちもさっちもいかなくなっています。
    そんな彼女たちが偶然働くこととになった、高級老人介護施設、ここで繰り広げられる奇想天外な出来事・・・
    おかしくて、身につまされてしんみり。
    最後はめでたしと丸く収まるのですが、肝心のお年寄りの身の振り方が書いていません。

    0
    2017年08月31日
  • 我らがパラダイス

    Posted by ブクログ

    入居者とのすり替えから
    犯罪に手を染めるようになり
    開き直って 次々に重ねるさまは
    まさに おばちゃんの仕業です

    救われるのは 犯罪であっても
    全然暗くなく 
    あっけらかんと明るいところ
    限界まで我慢しての仕業だけに
    憎めないなぁ

    0
    2017年08月08日
  • ミカドの淑女

    Posted by ブクログ

    下田歌子の名前だけしか知らず、
    大した知識もなく読みましたが面白かったです。

    下級武士の家に生まれながら、
    「日本一えらい女」と言われるまで出世した歌子。
    それが「平民新聞」に妖婦と名指しで醜聞記事が載る。

    話はそれを元に関わりのあった者達の視点で描かれており、
    歌子は何も語りません。
    天皇を取り巻く環境、仕える男や女たち。
    明治と言う時代をこういう角度から描かれたものを
    初めて読んだので、そこはとても興味深く面白かったです。

    帝はふいに気がつかれる。
    女たちは明治など少しも望んではいなかったのでは
    ないだろうか?
    女達はあの禁裏の世界の中で永遠に行きたかったのだ。

    私は下田歌子そのも

    0
    2017年07月23日
  • 我らがパラダイス

    Posted by ブクログ

    主人公は3人のオバサン。舞台は超高級介護老人ホーム「セブンスタータウン」。そこで働く3人は、それぞれ家庭に問題を持ち介護の必要な親がいる。優雅に過ごす金持ち老人たちと自分達の親との格差…。真面目に働いてきても老後は安泰でない社会の理不尽さ…。精神的に追い詰められた彼女たちはトンデモない行動に出る…。介護という重い題材を真正面から扱いながら、軽いコメディタッチなのでスイスイ読み進められる。それぞれの人物の造形やエピソードも見事!最後のドタバタ劇はまるでコメディ映画みたい(笑)

    0
    2017年07月21日
  • 我らがパラダイス

    Posted by ブクログ

    東京・広尾の高級介護付きマンション「セブンスター・タウン」の受付係・細川邦子(48歳)、看護師の田代朝子(54歳)、ダイニングで働く丹羽さつき(52歳)…それぞれの家庭内で深刻な介護問題を抱える3人は、困窮していく我が身と、裕福な施設の入居者たちとの想像を絶する“格差”を前に、一世一代の勝負に出る!
    ---------------------------------------------------------

    介護問題。面白くスピード感を持って書かれているけど、いづれ自分にもこういう日が来るのかと思うと不安になるような現実味があった。
    ただ一世一代の勝負というのが非現実的だったし、もっと

    0
    2017年07月18日
  • コスメティック

    Posted by ブクログ

    化粧品PRの仕事に奔走する女性の生き方の葛藤を、林真理子さんだからこそ描くことのできるリアルさでもって伝える一冊。

    男女が同様に働く権利を持つ時代とはいえ、女性に出産という生物学的事象があることは変わりがなく、そういった人生の分岐点で女性は自分にとっての仕事の在り方や家庭の持ち方を考えざるを得ない。これからの人生、仕事に重きを置くのか、家庭での幸せを手に入れるのか、悩む20~30代女性はこの作品を読めばヒントを得られるかと。

    自分が「女性としての幸せ」を手に入れるべき性質の人間なのか、仕事で大成することを幸せに感じる性質なのか、主人公も自分自身でわかっていなかったことに非常に共感。岐路に立

    0
    2017年05月08日
  • 女文士

    Posted by ブクログ

    【自称女流作家の波瀾万丈ダメんずウォーカー】
    「白蓮れんれん」「ミカドの淑女」との評伝三部作内では、一番良かったかもしれない。
    眞杉静枝の波瀾万丈の人生の目まぐるしさと寂しさ。
    彼女の、登場人物たちの著作も読みたくなった

    0
    2017年04月26日
  • フェイバリット・ワン

    Posted by ブクログ

    最近の尻切れトンボ感が多い氏の作品の中では、納得の尻切れ感。業界もののなかでも秀逸。いつも感じる古臭さは感じなかった。

    0
    2017年03月21日
  • 食べるたびに、哀しくって…

    Posted by ブクログ

    フグ愛を感じさせる作者の格言が好き。よほどフグが好きなんでしょうね。この部分、文章にも熱が入ってる気がします。
    こういう正直なところが憎めないんだなぁ。

    0
    2017年02月10日
  • マリコ、炎上

    Posted by ブクログ

    たびたびネットで炎上騒ぎを起こしている真理子さん。
    初めて騒ぎのネタとなった文章を読んだけれど
    どうしてこの内容で炎上なのか。。。
    作者も書いているけれど、都合のいいところだけを継ぎ接ぎされて一方的に非難されたのでは
    たまったもんじゃないだろう。

    願わくば真理子さんには、これからも思ったことをどんどんストレートに書いてほしい。
    声を上げなくても、きちんと理解している人が大多数なのだと思・・・いたい。

    0
    2017年02月06日
  • 六条御息所 源氏がたり 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    下巻良かった。

    傍若無人なお坊ちゃんだった源氏が、
    年を重ねるにつれ、政治的な身の振り方も身に着けて
    どんどんとイヤな奴になっていった。
    そんな源氏の思惑に気づきながらも振り回される女君たちが切ない。
    やはり紫の上と明石の上が辛い。
    女三宮の降嫁は、紫の上に死に至る病を与えていき、
    ものの数にいれてもらえないことを感じていた明石の上は
    そっと源氏を恨んでいる。
    幸せって難しいな。
    この二人は大出世のように思われるけども、
    愛し・愛されるということを実感できない点は不幸だったのかもしれない。

    この源氏物語は、他のものより召人が結構出てきた気がする。
    その点はあまり読み込んだことがなかったので

    0
    2017年01月23日
  • イミテーション・ゴールド

    Posted by ブクログ

    彼に尽くしたい一心で自分に傷をつけるような行動をして、それが裏目に出てしまう。切ないけれども、男女間でよくあるパターンのような気がする。

    0
    2017年01月15日
  • 満ちたりぬ月

    Posted by ブクログ

    絵美子みたいな女はいっぱいいるよね。
    辛い時だけ助けて助けてっていってすぐ男ができて最高に惚気てはいはい、ってなるやつ。
    でもきっと自分もそうなのかも。
    女って少なからず根本は一緒。意地悪い。

    0
    2017年01月09日
  • 白蓮れんれん

    Posted by ブクログ

    華族だが妾の子でバツイチ子持ち、親子ほど年の離れた九州の炭鉱王に多額の結納金と引き換えに嫁され…

    知的会話の出来ない夫、夫と男女関係にある女中頭、なかなか懐かない義理の妹や子供。

    哀れではある…がこの炭鉱王もまた不憫。
    この手の逃避行はほぼほぼ覚醒後には別れてしまうけれど、2人の場合は本物だった。

    林真理子女史の執念の一冊。

    0
    2016年11月27日