吉川英治のレビュー一覧

  • 鳴門秘帖(三)

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    なんとか阿波国に密入国し、剣山に幽閉されている恋人のお父さんのそばへ行った法月弦之丞さん。
    史実からして阿波の蜂須賀家がお取り潰しになるわけはないので、どうするのかな…と思った部分も上手にまとめてありました。
    最後までサクサクと楽しく読めたよ。
    法月さんが結局はお千絵さんと結婚したっぽい後日談だったけど、まぁ納得のラストだったかな。
    あっという間に読み切った3巻でした。

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    2015年01月13日
  • 鳴門秘帖(二)

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    大正15年、つまり昭和元年に書かれたとは思えないくらい楽しい隠密時代モノ。
    常にヒーローの会話が阿波の敵方に盗み聞きされるのが不思議なんだけど、とにかく話にスピードがあるし、少しくらい読み飛ばしても話はつながるからスキマ時間読書に最適!

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    2015年01月13日
  • 鳴門秘帖(一)

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    文体が語り口調で、なかなか楽しい時代小説。
    江戸時代に阿波徳島藩が討幕を考えていて、それを探りに行った幕府隠密さんが10年帰ってこなくて…。
    ヒーローは美形、何があっても死なない。
    王道な大衆文学です(笑)

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    2015年01月13日
  • 新書太閤記(一)

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    ネタバレ

    吉川さんは『三国志』しか読んでいませんが、読ませるのが上手な作家さんですね。まだまだ序盤なのに、引き込まれて読んでしまいました。信長に仕えてからの秀吉しか知らなかったので、奉公先で頭がまわりすぎるため妬まれたり、疎まれたりして暇を出されたり不遇の時があって、それが秀吉を大きくする礎になったのかなぁと、興味深く読みました。これからどんどん出世する秀吉が楽しみです。

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    2015年02月24日
  • 三国志(三) 草莽の巻(新潮文庫)

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    登場人物が増え、ややこしくなってきた。巻頭の勢力図を見ながら読み進める。大きく呂布と曹操の戦いが主。各陣の軍師の動きがおもしろい。15.1.3

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    2015年01月03日
  • 三国志(七)

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    世代交代。
    今か今かとおもっていたけれど、ついに名将たちが亡くなって行く。
    最初は読みにくかった三国志もすっかり登場人物に愛着がわいていたらしく、とてもさみしい!

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    2014年12月13日
  • 三国志(四) 臣道の巻(新潮文庫)

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    中途半端なところで間を置いて読んでしまったので、迫力半減(´・ω・`)
    美髭公関羽、カッコイイです。

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    2014年11月20日
  • 三国志(三)

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    今回は曹操と玄徳をメインにして動いてるので、やっとわかりやすく勢いが出てきて面白くなってきた!

    そういえば、いっちばん最初に出てきた「芙蓉」はどうなっているのだろう?とおもっていたのだけど、少しだけその後の話が出てきて嬉しかった~。

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    2014年11月11日
  • 三国志(二)

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    1冊読むのにすごく時間がかかってしまった。
    やっと物語が動き出した!とおもっても、全体で見るとまだスターと地点にも立ってないのだろうなと・・・。

    子供向けの、三国志武将大百科という本を片手に読んでますが、人物の多さに必死です。

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    2014年11月06日
  • 宮本武蔵(5)

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    自分のしたことを、共々喜んでくれる者があるのは大きな張り合いというものじゃないか。(武蔵→又八)

    由利権之助

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    2014年10月12日
  • 大岡越前

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    ネタバレ

    大岡越前が様々な苦難を経て、江戸南町奉行にとりたてられた大岡越前守の話。越前は、過去の自分が犯した罪を自分自身で裁きつつも、今の江戸の乱れは、過去の徳川綱吉の制定した生類憐れみの令が原因であると命を賭して将軍(この時は八代吉宗だが)に詰め寄った。

    大岡越前は、奉行になる前は、大岡市十郎のち忠相といい、親戚の犯した罪で閉門させられるなど、決して出世コースをひた走っていたわけではなく、本書では、浮浪者のようなことまでして、夜の街をさ迷い歩いていたとも書かれている。

    同族の忠真の娘お縫と結婚したあとは、伊勢の山田奉行となり、法を護持し、管理下の民を愛することにおいては、治領の境を接しあっている紀州家を相手に屈しなかったことすらある。山田奉行として忠相の名は、剛毅と厳正と果断で鳴った。公事に敗れた紀州家の内部でさえ称える者があったという。その後、江戸町奉行に転進した。

    江戸では、悪党狩りの方では検挙率は悪かったが、市政方面では着々と成果を挙げていった。悪党以上に、防火の面で力を発揮し、消防組を組織させた。江戸のいろは48組のことだ。法の要らない世間、囚人のいない牢屋が良く、獄舎に罪人を溢れさせる、北町奉行とはそのやり方において、一線を画した。細かな罪人までをびしびし牢屋に入れては、今に、世間が牢屋か、牢屋が世間か分からなくなる。彼の民事裁判は、判決ではなく、仲裁の形をとることが多かったと言う。まずは、罪悪の病床からその素因を除いてゆかなければならない。そのためには、市政、とりわけ社会政策に心を砕いていく必要があるといった。

    来世なんてない。あったとしても、人間の来世も来来世もこんなもんだ。とすれば、今生の根かぎり、楽しむしか手はない。人間の肉体には、今でも尻尾のあった時代の跡がある。人間の遠祖は紛れもなく動物だった。その動物が、人間らしい社会を持ち、文化を持ち、道徳や宗教や文化や美術や音楽を誇る人間となるまでには何千年もの時と、そして全体の努力がかかってきている。けれど、数千年の進歩も、実はまだ尻尾の跡のある人間だけに、大きな社会的堕落をきたすと、一足飛びに元の原始人へ還元してしまう可能性は十分ある。悪政の社会のどん底をのぞけばわかる。そこにうようよしている群れは、今日の人間から原始の人間に逆戻りした本来の生態に過ぎない。あれを見て一般人が他人事と思うなら間違いである。自分にも尻尾の跡があることを考えて見なければならない。

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    2014年10月11日
  • 上杉謙信

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    「啄木鳥の戦法」で有名な第四次川中島合戦の様子。例の講談調の語り口で活写される、謙信の太刀を軍配で受ける信玄…というシーン。戦国時代のハイライトベスト10を選べば、確実に入るだろうこの失禁必至の場面、「どうせ盛ってんでしょ」と自分は斜に構えてしまう。

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    2014年09月23日
  • 黒田如水

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    「三国志」「宮本武蔵」でお世話になった吉川英治コーナーに、今年の大河ドラマの主人公を加えたくなって購読。

    正直、もっと天才軍師らしい活躍をするのかと思っていたので、ちょっと「あれれ?」な感じは否めませんでしたw かなり限られた期間に限定した展開で、もっと生涯そのものを描いているのかと思っていたので。ただ、黒田官兵衛という人物を語る上で決して外せないエピソードの“長期の幽閉”と、そこへ至るまでの経緯と詳細に話を絞って描きこまれたドラマには、この人物をほとんどよく知らない自分も強く惹き込まれました。
    基本、大河ドラマは興味がないので観てませんが、今回は、ちょっとどうしようかと悩むところw

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    2014年05月17日
  • 黒田如水

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    信長を裏切った荒木村重の居城、伊丹城に幽閉された事件を中心に描かれている。戦乱の状況下で獄窓に這う藤の花がやさしい。14.2.15

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    2014年02月15日
  • 黒田如水

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    何か腑に落ちん。救出劇に活躍した女がその後処刑され死んでしまうとか、創作部分かと思われるところでイマイチ腑に落ちん。

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    2014年02月07日
  • 新・平家物語(六)

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    六巻は、鹿ケ谷の陰謀始末から。俊寛が鬼界ヶ島に流された。
    重盛がとうとう死んでしまった。
    平家側と朝廷側との均衡が保てなくなっていくのも近そう。
    義経が弁慶とついに出会う。
    治承三年の政変が起こるところで六巻はおしまい。

    「好い老人になってゆくのも、なかなかむずかしい関門にちがいない。生理的に気みじかになり、判断力に努力がいる。怒りっぽく、また反対に愚痴にもなる。すべての人間の表裏が見えすいて、とかく人の狡知やかけ引きが目について仕方がない。」というのが面白かった。

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    2014年02月02日
  • 梅里先生行状記

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    少々中途半端な感あり、光圀に焦点を絞れば良いものの中盤は横道に逸れ過ぎではないかな?
    それはさておき、この作品が時局に対する作家の精一杯の抵抗なのであれば、余りに悲しすぎる。
    何処かの国々と百年と変わらず殆ど同質、謙虚な気持ちが肝要かと思われ。

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    2014年02月01日
  • 黒田如水

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    大河ドラマは見てないけどね。タイトルは如水なのに如水に改名する前の話だったみたい。秀吉に会ってから主家である小寺が滅んで官兵衛が大名になるまであたりの話。いい人に描きすぎな気もするが、清々しくて良かった。

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    2014年01月31日
  • 黒田如水

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    読み終えて、表紙の絵を見るに付け、装丁が物語を大いに語っていることに気づきました。

    初の吉川英治作品。この方の作品はどうも男性、しかもちょっと人生の浮き沈みを経験した年代が読むというイメージがありまして、大丈夫かな?読めるかな?と手に取りました。
    大河ドラマにならなかったらきっと手に取らなかったと思いますので、ありがとうNHKさん…です。

    軍師としての真骨頂が発揮されるのは、この小説が描いた時期の後のことなのかな。

    司馬遼太郎さんの播磨灘物語で更に黒田官兵衛情報を広げたいと計画中。

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    2014年02月17日
  • 親鸞(一)

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    20140119 スーパーマンではない人間としての親鸞の話。苦難から聖人になるまでの物語。励まされる。

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    2014年01月19日