小川洋子のレビュー一覧

  • 言葉の誕生を科学する

    Posted by ブクログ

    歌をうたう種、不協和音についての考えかたがおもしろかった。

    68「音楽や動物の歌のような、特定の意味のないところでこそ形式が複雑化して文法は進化てきるということですね」

    0
    2014年04月13日
  • 沈黙博物館

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「博士の愛した数式」を読み、小川洋子さんの他の作品を読みたい!と思い、作品のタイトルに惹かれ手にした一冊。
    全体を通して、冬の静けさと薄灰色の重たい雪、というイメージ。

    正直、読後感はすっきりしなかった。
    (恐らく)自己表現のためにと、そんな勝手な理由で殺された挙句、形見として乳首飾られたくなんかないよ!って思ってしまったから仕方ない。

    0
    2014年03月12日
  • 沈黙博物館

    Posted by ブクログ

    密やかな結晶を読んだときと同じ。
    意味はわからないけど何か強く引き付けられて、意味はわからないのに息を詰めて一気に読んだ。
    市川春子の漫画に少し似ている。
    小川洋子の作品は国を感じさせないところがある。

    落ちている髪の毛を不快に思うのは、そこに有機物から無機物への変容を見るから。
    その人間が生きていたと言う証拠である物体(形見)は、髪の毛と同じく生前は有機物であり死後は無機物であった。その無機物に新たな役目、展示品としての役目を与えることで、有機物へと再転換させる。
    形見とは、卵細工と同じなのかもしれないと思った。

    修道院の中の描写が素晴らしく美しい。あのシーンだけでも、読んでよかったと思

    0
    2014年01月17日
  • 犬のしっぽを撫でながら

    Posted by ブクログ

    へえ~こういう人だったのか。意外!
    お母さんだったり、野球が好きだったり、思いのほか普通。
    あ!博士の愛した数式の設定そのままか。そうかそうか。

    0
    2013年10月28日
  • 原稿零枚日記

    Posted by ブクログ

    内田百閒の「サラサーテの盤」と同じように、二重写しの写真のごとくこの現実世界から少しブレた世界で、著者を思わせる女性作家の書く日記。不思議で孤独で幻想的なお話で、失われていくものに対する哀惜の念のようなものや、(再)生への憧憬のようなものを強く感じた。

    0
    2013年10月10日
  • 原稿零枚日記

    Posted by ブクログ

    なんかしみじみと通じるな~と思うところと、そうでもないところとがあったが、全編通じて流れる静かな不可思議さはたいへん心地よかった。

    0
    2013年10月10日
  • カラーひよことコーヒー豆

    Posted by ブクログ

    日常にそっと暖かみをくれる、そんなエッセイ。悪口も言ったりするようなことも書いてありましたが、悪ぶってもそんなの可愛いものです。著者のふんわりしたあったかいイメージは変わりません。微笑ましいだけではなく新しい視点を与えてくれるのは、やはり人生の先輩。思わずうなってしまうお話もあり、味わい深いエッセイでした。

    0
    2013年10月05日
  • 科学の扉をノックする

    Posted by ブクログ

    野球好きなんで第7章はひとまず置くとして、第6章が秀逸。
    作家の小説世界と見事にクロスしていて、かつ内容も凄く興味を抱かせる。
    他は興味があるので覗いてみました、といった印象かな。
    対談(インタビュー)集になると、この作家特有の研ぎ澄まされた静謐感が失われていると感じるのは気のせいかな?

    0
    2013年09月22日
  • 刺繍する少女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょっと怖い内容。それでも美しい。
    - 森の奥で燃えもの
    - キリンの解剖
    - ハウス・クリーニングの世界
    この三話が特に気に入っている

    0
    2013年09月21日
  • 妖精が舞い下りる夜

    Posted by ブクログ

    少し前に読んだので、内容をあまり覚えていないが、駆け出しの頃から誠実な人間関係と仕事を続けてきて、華やかな文壇の世界にはあまり興味のなさそうな普通さのある小川さんの人間性に改めて惹かれた。失礼かもしれないが、個性的な作風とのギャップが素敵。また、編集者さんかだれかに、小川さんの作品はラヴェルに似てる、と言われたと書いてあり、わかる!と思った。ころころと変化する旋律の絡み合い、楽器の入れ替わり、それでいて哀しかったり、風変りな主題が出てきたり。んーほんとだ。

    0
    2013年07月13日
  • 博士の本棚

    Posted by ブクログ

    自分が読んだ本を、ひとはどう読んだのだろう、と知るのは楽しい。自分が読んだことのない本を、こんな風に読めるものがあるよ、と教えてもらうのも楽しい。
    物語を静かに愛している文章が、本を読む幸せを耳打ちしてくれる。

    0
    2013年05月07日
  • とにかく散歩いたしましょう

    Posted by ブクログ

    洗練された文体。校閲者に関する章はうっとりと読みました。

    紹介されているたくさんの書籍の中には新刊も多く、読まなきゃいけない本もたくさんあるんだろうな~などと楽しく邪推しつつ。

    ラブラドールのラブくんとの暮らしと、散歩について、たくさんシェアさせていただいた。生や死やあれこれに付き合う勇気がなくて、動物を飼ったことはないけれど、いつか、と思わせてくれる。

    0
    2013年04月20日
  • アンネ・フランクの記憶

    Posted by ブクログ

    アンネの家を観光する機会ができたので、そのために読んだ一冊。アンネについての本は昔読んだきりだったので、それを思い出すきっかけになった。また本書にも登場するアンネを支えていた人たちのインタビューが実際にアンネの家でも流れていたので、その簡単な予習のためにもアンネ関連の国へ観光する場合は飛行機の中に持ち込むことをおすすめしたい一冊。

    0
    2013年03月22日
  • 心と響き合う読書案内

    Posted by ブクログ

    読書幅が広くて、できれば見習いたいと思う。

    読んだことのある本、だいたい実家にある本で実家に帰りたくなった。
    とりあえず手元にある「風の歌を聴け」を読み返そうかな。

    0
    2013年03月01日
  • とにかく散歩いたしましょう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さらっと読めるエッセイ集.殆どのエッセイで著者の印象に残っている本の引用や紹介がされる.「フィレンツェの赤い手袋」で,フィレンツェの手袋屋での出来事を新美南吉のごんきつねと関連させて話をすすめるところなんかは,かわいい.題名は失念したが刺繍の教則本がいかに難文かというのを書き手の見方で書いたエッセイも好き.ハッとするようなものの見方は無いかも.

    0
    2013年02月17日
  • とにかく散歩いたしましょう

    Posted by ブクログ

     とにかくとことん、どこまでも沈んでみようか、と私は思う。絶望から、というのではなしに、溺れて窒息しないための唯一の方向として、自分の足元のずっと更に下の方を見定める。
     するとある瞬間、ふっと小さな手掛かりが目の前に浮かび上がってくる。それは誰にも看取られずひっそりと死んだ魚の死骸かもしれない。腐った木の実かもしれない。それを手に取り、またしばらく目を凝らしているうち、うっすら何かの風景が見えてくる。
    (P.17)

    0
    2013年02月04日
  • 妖精が舞い下りる夜

    Posted by ブクログ

    小川さんは昔から、慎ましやかで可憐な、それでいて「書くこと」「言葉」に静かながらも温度の高い情熱を注いでいるひとだったんだな、とわかる一冊だった。
    特に、佐野元春さんに会えて良かったね! と、なんだか手を取って喜びあいたくなるような気分になった。

    私が野球に全く詳しくないせいで、そういう意味でよくわからん(共感しきれない)部分が多かったので☆は少なめ。

    0
    2013年02月01日
  • アンネ・フランクの記憶

    Posted by ブクログ

    「アンネの日記」を読む前にこちらの本を読んでしまった。
    順序が逆かなと思いながらも、
    流れは把握できたので良かった。

    アンネのことを調べるきっかけにもなった。

    アンネ本人よりも、それを支える人たちが中心に書かれていた。
    悲惨な時代の中にいながら、
    とても素敵な人たちばかりでほんわかした。

    0
    2013年01月30日
  • カラーひよことコーヒー豆

    Posted by ブクログ

    初、小川洋子作品。
    エッセイで小川洋子さんの世界が垣間見れたような感じ。
    ほのぼのしていて、ところどころ「そうそう!」と共感することができる。
    小川さんの小説が読みたくなった。

    0
    2012年11月16日
  • 博士の本棚

    Posted by ブクログ

    書評だと知らずに読み始めた。

    読んだことのある本がいくつかあったので良かった。
    けど、全て読み終えてから、再読するのも良いかもしれない。

    0
    2012年11月12日