小川洋子のレビュー一覧

  • とにかく散歩いたしましょう

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     とにかくとことん、どこまでも沈んでみようか、と私は思う。絶望から、というのではなしに、溺れて窒息しないための唯一の方向として、自分の足元のずっと更に下の方を見定める。
     するとある瞬間、ふっと小さな手掛かりが目の前に浮かび上がってくる。それは誰にも看取られずひっそりと死んだ魚の死骸かもしれない。腐った木の実かもしれない。それを手に取り、またしばらく目を凝らしているうち、うっすら何かの風景が見えてくる。
    (P.17)

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    2013年02月04日
  • 妖精が舞い下りる夜

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    小川さんは昔から、慎ましやかで可憐な、それでいて「書くこと」「言葉」に静かながらも温度の高い情熱を注いでいるひとだったんだな、とわかる一冊だった。
    特に、佐野元春さんに会えて良かったね! と、なんだか手を取って喜びあいたくなるような気分になった。

    私が野球に全く詳しくないせいで、そういう意味でよくわからん(共感しきれない)部分が多かったので☆は少なめ。

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    2013年02月01日
  • アンネ・フランクの記憶

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    「アンネの日記」を読む前にこちらの本を読んでしまった。
    順序が逆かなと思いながらも、
    流れは把握できたので良かった。

    アンネのことを調べるきっかけにもなった。

    アンネ本人よりも、それを支える人たちが中心に書かれていた。
    悲惨な時代の中にいながら、
    とても素敵な人たちばかりでほんわかした。

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    2013年01月30日
  • カラーひよことコーヒー豆

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    初、小川洋子作品。
    エッセイで小川洋子さんの世界が垣間見れたような感じ。
    ほのぼのしていて、ところどころ「そうそう!」と共感することができる。
    小川さんの小説が読みたくなった。

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    2012年11月16日
  • 博士の本棚

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    書評だと知らずに読み始めた。

    読んだことのある本がいくつかあったので良かった。
    けど、全て読み終えてから、再読するのも良いかもしれない。

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    2012年11月12日
  • やさしい訴え

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    瑠璃子 という女性の 物語。
    家族で行った別荘。
    そこに8年ぶりに 行く。
    なんとはなしに、家出を したかったから・・・・

    そこで、チェンバロ 製作者 新田氏と
    恋人を失った経験を持つ 薫さん にあう。

    森と湖の中で、物語は進んでいくが・・
    何という 軽い ストーリーなのだろう。
    いまの人たちは こういうのが好きなのだろうか?

    チェンバロという楽器のもつもろさ、せつなさ、・・・
    ピアノのように ハンマーで 弦をたたくのではなく
    鳥の羽根で 引っかいて 音を出す。

    ちょうど、そんな風な
    鳥の羽根で 引っかくような 感じの物語。
    人々は みなやさしく、
    すべてをいわないで・・・ベールの中に

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    2012年11月04日
  • カラーひよことコーヒー豆

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    最近激しいエッセイが続いたので、最初物足りなさを感じたのに、読み進めるうちにうなずいたり・笑ったり・・・

    作品と似通ったところも探すと楽しかった。

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    2012年10月21日
  • 博士の本棚

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    小さいころからの読書体験を中心に据えたエッセイ。書評がメインとなるが、書評と言いながらも小川洋子氏の思想と内奥がしっかり横糸となって織り込まれている。単なる書評だけに終わっていない。氏の横顔を追いながら行を進めた。

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    2012年10月05日
  • 最果てアーケード(1)

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    小川さんは柔らかいところを痛くつつく気がして苦手だと思ってたけど、漫画だからかな?うるっとしながら読んだ。

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    2012年09月07日
  • 最果てアーケード(2)

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    作画者の及び腰を良い方向にとらえればより幻想的に、と見られるが、モヤっと終わってしまったとも思える。

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    2012年09月07日
  • 最果てアーケード(2)

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    久しぶりの漫画日和。
    しずかな世界を漫画にしてがやがやしたかんじにしちゃってるなぁと。
    イネさんがんばれ。

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    2012年09月01日
  • 心と響き合う読書案内

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    人間が虫になることよりも、さらに不気味な不条理を描いている『変身』(カフカ)。言葉では書けないことを言葉で書いた『風の歌を聴け』(村上春樹)。「自分のために詠まれたのでは」と思える歌が必ずある『万葉集』……。
    小川洋子さんと一緒に、文学の喜びを分かち合いませんか?本書では未来に残したい文学遺産を52編紹介します。若い方にとっては最高の文学入門。「本の虫」を自認する方にとっては、新たな発見が必ずある作品論です。
    人気のFM番組「Melodious Library」、待望の書籍化。

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    2012年07月28日
  • 博士の本棚

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    書評とエッセイ。
    同じ作品を読んでいることにうれしくなったり、未だ知らなかった作品を知り得たり。
    そっと本棚の片隅に置いて、ふと手に取りたくなる一冊。

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    2012年07月21日
  • 科学の扉をノックする

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    作家・小川洋子さんの対談集。素朴な疑問を科学のスペシャリストが優しく答えてくれる。
    一番感じたのは、科学者の情熱。その道を究めた人物の話は、どんな分野でも面白い。

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    2012年07月04日
  • まぶた

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    『リンデンバウム通りの双子』がよかった。
    逆にそれ以外は、老婆や身体の一部など不気味さを連想させる要素による、おとぎ話的なわざとらしさが強く感じられた。その点があまり好みではなかった。

    ・飛行機の中で古書商の男が語った「眠りの物語」。死の要素に満ちたその物語とともに私は眠りに落ちてゆく。『飛行機で眠るのは難しい』

    ・12日の木曜日に見知らぬ老婆にもらった中国野菜を育てていたら夜中に光るようになった。老婆の畑を訪ねると、そこには駐車場しかなかった。『中国野菜の育て方』

    ・レストランの前で倒れている男を助けたことをきっかけに、少女は、島にある男の家に通うようになる。男の家のハムスターにはまぶ

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    2018年12月31日
  • 博士の本棚

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    アンネの日記、アウシュヴィッツ、博士の数学 つながり


    1 図書室の本棚 子供の本と外国文学
    ・図書室とコッペパン
    ・秘密の花園、小公子、小公女
    ・抱き寄せたいほどに愛らしい兄弟の物語
    ・うさぎとブリオッシュ
    ・映画『クロエ』と『うたかたの日々』その幸福な関係
    ・博物館に収蔵された物語
    ・死に彩られたファンタジー
    ・金曜日の夜、読みたい本
    ・空想倶楽部結成
    ・小さな果てのない世界を作る才能
    ・泉に沈める宝石箱
    ・クリスマスツリーはどこから来るか
    ・ジム・ナッシュの墜落
    ・私の夢は唯一、ものを書くことだった
    ・斜視の瞳に映る記憶
    ・偶然の意味を読み取る作家
    ・時間と空間を宙に浮かんだ塊に彫刻

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    2012年05月11日
  • 科学の扉をノックする

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    小川洋子の想像力は、苦手。
    小さいものを見ようとすればするほど大きな装置が必要になってくる、というのはおもしろかった。

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    2012年05月06日
  • 科学の扉をノックする

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    一群のサイエンスライターは措くとして科学がテーマの対談と言えば知の巨人こと立花隆氏。若手なら『パラサイト・イヴ』の瀬名秀明氏か?両氏とも非常に面白いのだが時にはテーマにのめり込み読者そっちのけで熱く語り過ぎる嫌いがある。さて本書は直木賞作家 小川洋子による『文系の文系による文系の為の』科学読み物!宇宙、鉱物、遺伝、極微、粘菌、遺体に関して斯界の権威に教えを請う。最後に科学は科学でも少し毛色の異なるトレーニング科学についてタイガースの続木コーチと対談するところが大の猛虎党らしく同病患者としては微笑ましい^^

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    2012年04月30日
  • 妖精が舞い下りる夜

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    小川洋子の最初のエッセイ集。
    著者の「書きたい」という思いと言葉に対する信頼を強く感じた。
    三章以降のエッセイは特に面白かった。
    ただもう少し小川さんの作品を読んでから手に取った方がよかったかもしれないなあ…

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    2012年03月23日
  • 博士の本棚

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    題名が少しあざとい書評&エッセイ。作者は「なぜ(小説を)書くのか」「何を書くのか」について、何度も立ち止まって考えてきたのだろう。その読者に対して誠実な姿勢に好感が持てました。

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    2012年03月07日