芦花公園のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
一応、「家」にまつわる怪談、ということになるのかな。(読んでいる最中それが強く意識されるという感じでもないのだけど。)
全体的にはきちんとそれぞれ「作品」になっているので、素人っぽいノリで集めた聞き書き怪談、みたいな雰囲気ではなく、しっかり読み応えがあるものが多かった。
ただ、なんというか、「物件」と冠されたタイトルと内容とはちょっとズレがあるように思う。「怖い家」くらいの方が適当なんじゃないだろうか。あんまり、不動産としての物件にまつわる怪という方向性ではないので、いわゆる事故物件怪談みたいなのを期待していると「およ?」となるかも。
個人的に印象に残ったのは、福澤徹三『旧居の記憶』、黒 -
Posted by ブクログ
暗い性格で就活も失敗続きだった島本笑美。大手企業に採用され研修参加後に連絡が取れなくなる。心配した兄は心霊事例を扱う事務所に相談し…
宗教×カルト×超能力。あんまり怖さは感じなかった。
宗教団体のせいなのか本人の意思なのかもうわからない人って結構いるよね。妄信することがアイデンティティーになってる人。
『〇〇様が私の家族を守ってくれるから怪我も病気もしない』
「こないだ交通事故に遭ってなかった?」
『信仰してるから大怪我で済んだの。信仰してなければ死んでた』
「あ…ふーん」
心酔してる人との会話ってああ言えばこう言うで、何でも「宗教のおかげ」に結びつけるから閉口した覚えが何回かあって、そうい -
ネタバレ
おもろいけど。
多分次の佐々木事務所シリーズの前日談みたいな感じでした。
千鳥烏山の内容がその後のストーリーの伏線になっているのですが、芦花先生にしては珍しく登場人物の一面とその裏側みたいな部分の表現が薄めで、作劇としても立体感が感じにくかったです。個人的には新宿編とエピローグの新宿編をもっと引き延ばして、あの人だけが居なくなった世界とそれに対する主人公の狂気っぷり、ズレをガッツリ表現して欲しかったですが、それは次回の佐々木事務所シリーズでのお楽しみ…というコトで。