宮沢賢治のレビュー一覧

  • 宮沢賢治/中島敦

    Posted by ブクログ

    宮沢賢治と中島敦。
    『東北・南洋・中国・韓国など周縁から文学の中心に迫った
    純粋かつ豊饒なる作品世界』
    という帯の解説。
    中島敦は初めて読みました。
    南洋の世界の『環礁』や日本占領時代の朝鮮の
    『巡査の居る風景』。中国の故事を基にした、
    『李陵・司馬遷』『弟子』『悟浄出世』『悟浄歎異』
    独特の世界観は引き込まれる感覚や、心象の描きかた、
    その土地の風俗や風景やにおいが濃密に描かれていて
    面白いと思います。
    宮沢賢治の童話と詩。特に詩の『春と修羅』と『疾中』は
    声に出して読むと、ぞくぞくとする内容です。
    また、『ひかりの素足』と『ポラーノの広場』は
    不思議な感覚の童話です。これも引き込まれる感じ

    0
    2016年07月03日
  • 注文の多い料理店

    Posted by ブクログ

    “これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。”


    宮沢賢治の童話集「注文の多い料理店」。賢治は小学生の頃から大好きでよく読んでいましたが、やはり圧巻です。
    高校生になって久しぶりに読みましたが、賢治の世界観にすぐ引き込まれてしまいました。
    こちらの本はほとんど賢治が出版した童話集「注文の多い料理店」を再現していて、かなり凝っているなという印象を受けました。
    表題作「注文の多い料理店」を筆頭に、
    ・「どんぐりと山猫」
    ・「狼森と笊森、盗森」
    ・「烏の北斗七星」
    ・「水仙月の四日」
    ・「山男の四月」
    ・「か

    0
    2015年11月30日
  • 銀河鉄道の夜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    木野陽さんによる『銀河鉄道の夜』コミカライズ。
    当然話はわかっているんだけれど、いやだからこそか、こういう感じになるんだなあ・・・と思う。
    終盤、2人きりにまたなってからとか。ああ。


    厚みのある紙+ハードカバーの装丁で、しっかりしたイラストで、棚に置いておいて嬉しい。
    ずっと置いておいて、いつか子どもが手に取ったりするようになると良いなと思う。

    0
    2015年10月02日
  • セロ弾きのゴーシュ

    Posted by ブクログ

    個人的に好きな話が一番入ってる。

    ●雪渡り
    ●やまなし
    ●氷河鼠の毛皮
    ●シグナルとシグナレス
    ●オッペルと象
    ●ざしき童子のはなし
    ●猫の事務所
    ●北斗将軍と三人兄弟の医者
    ●グスコープドリの伝記
    ●ありときのこ
    ●セロ弾きのゴーシュ

    0
    2015年08月30日
  • 雨ニモマケズ

    Posted by ブクログ

    宮沢賢治を読み返してみようと不意に思い立ち手に取った本です。表題となる「雨ニモマケズ」ほか「春と修羅」などから詩と、「ポラーノの広場」、「四又の百合」が収録されています。
    詩はどのように読めばいいのか。様々な解釈があるでしょう。文字の並びが音となることで、その魅力は変わるのでしょう。目で文字をとらえ、書かれている内容を読み、口に出して音として聴く。それぞれでそれぞれの楽しみが生まれるでしょう。そして切り取られた世界が広がるのが魅力でもあるでしょう。
    併録された「ポラーノの広場」でも歌が登場します。歌の詞は目と心を刺激し、音を奏でます。これらには実際に曲も付けられているので音曲として聴くとまた違

    0
    2015年06月19日
  • BUNGO 文豪短篇傑作選

    ドラマ&映画化作品

    コンセプトがわからないという声が各所でちらほらとありますが、
    BUNGO -日本文学シネマ-という題で放送されていた短期ドラマと
    同シリーズで映画化された作品を集めたものです。

    数年前に短期ドラマを見てそれっきりでしたが、
    最近になり原作をじっくり読みたいと思い出したとき、
    こういう短編集になっていると知り(紙で)購入しました。

    これら全部をそれぞれに読もうとすると、
    (特に短編は)ちょっと苦労するので
    こんな短編集はありがたいですね。

    もっと増えてほしいです。

    映像の方もおすすめですので興味のある方はぜひ。

    0
    2015年05月25日
  • 注文の多い料理店

    Posted by ブクログ

    なんども なんども なんども
    読み返してしまう本です
    序から始まって どんぐりと山猫
    注文の多い料理店 月夜のでんしんばしら いい!(*^^*)

    解説の
    兄 宮沢賢治の生涯!!(/´△`\)

    0
    2015年03月28日
  • 注文の多い料理店

    Posted by ブクログ

    宮沢賢治『注文の多い料理店』
    結構、怖い物語だったんだね・・・ゾクッとくる感じを絵が手助けしていて、とても良かった。

    0
    2015年01月23日
  • 新編 風の又三郎

    Posted by ブクログ

    宮沢賢治やっぱり好き。
    この本読んで改めて思った。
    日本の子ども向けの童話や童謡がもともと大好きで、それは宮沢賢治がいたからこそ生まれてきたもんなんかも知らんなと勝手に思ってる。
    (絶対違うけど)
    銀河鉄道の夜が一番大好きやけど、この本もすごいよかった。
    昔の人の書くこわーいくらーい感じも興味深かった。

    0
    2014年11月06日
  • グスコーブドリの伝記

    購入済み

    映画化もされた名作

    銀河鉄道の夜など有名作品が注目されることが多い宮沢賢治ですが、この作品も負けず劣らず名作です。アニメ化もされ話題を集めました。
    検索しますといろいろなネガティブなコメントも見つかりますが、純文学としてとても読みやすく、子供にもオススメできる童話です。
    また、青空文庫に慣れていない人には、坊っちゃんとともにオススメしたい読みやすさとボリュームです。
    展開も速く今読んでも色褪せない名作だと思います。

    0
    2014年08月27日
  • 新編 風の又三郎

    Posted by ブクログ

    又三郎も読んでいなかったので。昔のドラマで先生役の水谷豊がオルガンを弾き、「どっどど どどうど どどうど どどう」と児童達に歌わせるシーンを何処かで見たような気がする。
    クラムボン好き。かぷかぷ。

    0
    2014年08月01日
  • セロ弾きのゴーシュ

    Posted by ブクログ

    とても不思議な世界観。

    『グスコーブドリの伝記』がお気に入りです。
    ブドリの最後の決意にはこみ上げるものがあります。

    付録?としてついていた、『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』と『ペンネンノルデは今はいないよ……』は『グスコーブドリの伝記』の元?になったお話だそうですが、あのお話からグスコーブドリになるまでの過程を是非知りたいですね…どんなことがあって、どんな心境で改変していったのかとても気になります。

    0
    2014年11月03日
  • 永遠の詩06 宮沢賢治

    Posted by ブクログ

    このシリーズを読んでいてほんとうに思うことは、詩というのは教科書でとりあげられた一編だけで良い悪いを判断できるものじゃないんだ、ということです。詩集を一冊読まないとわからなかったです。「永訣の朝」がこんなに切実で美しい詩であったということ。今にも溶け落ちそうな、霙のように澄んで美しい詩集ですね

    0
    2014年03月09日
  • 注文の多い料理店

    購入済み

    何度読んでもわくわくします。

    「次の部屋では何があるのかな。」などと考え、わくわく読める物語です。

    0
    2013年12月10日
  • 注文の多い料理店

    Posted by ブクログ

    いろんな出版社から発行されているなか、集英社文庫を選んだのはブックカバーに惹かれたから。
    それはさておき、ここに集められている作品は残酷なものが多い。または人の悪意を感じる。
    残酷なのは自然であり、悪意は発展登場の日本が生み出しつつあった階級闘争からくるものかもしれない。
    ほんの100年前まで、自然はこんなにも怖ろしく、人間の行手に立ち塞がる存在だったのかと思う。自然の克服こそが近代化の証だが、感違いしてはいけないことは東日本大震災を持ち出すまでもない。
    大地の営みに対して謙虚になることと、自然の脅威に立ち向かうこと。賢治は共に実践していたのでしょうね。

    0
    2013年07月08日
  • 注文の多い料理店

    Posted by ブクログ

    宮澤賢治には、こうやって物事が見えるんだなぁと、その感性に感服する。
    ほっこり切なく、静かで美しく、たまに読み返したくなる。

    0
    2013年05月21日
  • 童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇

    Posted by ブクログ

    宮沢賢治による寓話集。
    表題作『銀河鉄道の夜』の他、『注文の多い料理店』『オッペルと象』『山猫とどんぐり』などが収録されています。

    約5年ぶりの再読ですが、いろいろな発見がありました。今回は特に表題作の『銀河鉄道の夜』以外の作品を中心に収録された寓話を読みすすめると、宮沢賢治の作品に共通する世界観や頻繁に登場するテーマがすこしずつ見えてきました。
    本書に収録された物語にはしばしば倫理的な主題が現れます。『オッペルと象』『ツェねずみ』など他者を欺供養な人物、性根が曲がったような生活を送っている人物に対して辛辣な結末が訪れる作品が多く見受けられます。随所に賢治らしい独特な言葉のリズムやみずみずし

    0
    2013年09月03日
  • セロ弾きのゴーシュ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    セロ弾きゴーシュの話は、面白い話だと思っていました。
    楽しいという印象はありませんでした。

    セロ弾きゴーシュのアニメで楽しく見ることが出来ました。
    アニメを見てからだとセロ弾きゴーシュを楽しく読んだり、新しい観点を持って読むことができるようになりました。

    0
    2013年04月30日
  • セロ弾きのゴーシュ

    Posted by ブクログ

    音楽は多くの動物で技で作られている。そう考えると、いろいろなジャンルはそれぞれの国独特の動物の技であり、これこそが文化の多様性なのだろう。

    0
    2013年04月20日
  • 銀河鉄道の夜-宮沢賢治童話集3-(新装版)

    Posted by ブクログ

     10年以上ぶりに今回読んだところ、以前と印象が変わったところと変わらなかったところがあり面白かったです。含まれた全短中編に共通して再確認したことはやはり詩人の文章だということです。物事を形容する漢語や擬音語の選び方が独特で美しく、そしてユーモラスでした。漢語については、たとえば鉱物に関わるような漢語など、与える印象に透明感や輝きがある語が選ばれていて、これは漢字が読めないと子供にはわからないのかもしれないなと思いながら読み聞かせしました。擬音語は「ぐらあがあ」とか「ぎっばっふぅ」など子供の印象にも強く残ったようで読み終わったあとも口ずさんでいました。一方で今回新たに発見したことは、決して荒削

    0
    2013年02月27日