宮沢賢治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何人かの私の本棚のフォロワーの方には話したことですが、今年は宮沢賢治生誕120年、また銀河鉄道の夜を書いてから100年の節目の年に当たります。
私も盛岡の大学で、啄木と賢治を学び、そのまま12年も盛岡に居ずいてしまいました。
私はどちらかと言えば、啄木に重きを置いて、研究の端くれをしていましたが、今年は上記の理由で、どうしても賢治先生(岩手県民は、尊敬の念を込めて、宮沢賢治をこう呼びます)を読みたかったのです。
賢治先生は万能型の天才と今では言われておりますが、文学においては「擬音使いの天才」と言われております。
ドキドキとか、バンバンではなく、突拍子もない言葉で擬音を表現するのです。こちらも -
購入済み
素晴らしい
途中稿、実質断筆状態の作品を含めて記載がなされている。
素晴らしいの一言。
グスコーブドリの伝記のプロトタイプ、習作になるペンネンネンネンネネムの伝記の記載があるのは
それだけでも価値があるように思います。中原中也のコメント付き、うまいこと書いてます。
お好みで。 -
Posted by ブクログ
賢治さん祭り2作目はこちら。
これも賢治さんフリークの教授からお勧めされたもの。9つの短編童話集ですが、この順番で掲載された角川文庫版で読んで欲しいとの事でしたので、表紙も可愛いですし購入。
賢治さんはご自分の作品を『イーハトーブ(賢治さんの気分次第でイーハトブだったりイーハトーヴだったりするらしい)童話』と命名されているらしく、岩手県の事だそうです。
彼の物語は『鏡の国のアリス』等の昔から人気の架空世界と繋がっている設定なのだとか。
それを言い切ってしまう賢治さん、ぱねぇ…。(死語でしょうか)
私が小学生の折に、担任が今思えば賢治さんファンだったようで、これでもかと言う程に国語の授業で