宮沢賢治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
宮沢賢治氏の『銀貨鉄道の夜』『風の又三郎』と並ぶ代表作『注文の多い料理店』を収録した童話集。
ひと昔前は必ず教科書に掲載があった(日本を代表する、はひとまず置き)作家であるが、ひょっとするとこの詩的で寓話的な世界は大人の方が向いているのかもしれない。もちろん想像力豊かで柔軟性のある子どものほうが素直に作品を捉えられるが、現実と非現実の境目の、この非現実をこのように生き生きと描く難しさは年を重ねれば重ねるほど感じる。自身の故郷岩手県を「イーハトーブ」と称し、自然と大地とともに生き、日蓮宗の思想を根底に置き、口話や伝承の物語を紡ぐ稀代の語り部であったと感じる。 -
Posted by ブクログ
銀河鉄道は死んだ人が乗る電車?だけど、ジョバンニはその空間が愛おしかった。乗ってくる少女との別れを惜しんだ。カムパネルラが川で溺れたとき、「わくわくぶるぶる」震えたと書いてあった。このわくわくが気になった。悲しかったというより、興奮状態だったのか?ジョバンニはあんまり現実に満たされてなさそうだった。(ザネリたちにいじめられたりしてた。)でも、大好きなカムパネルラと美しい風景を見たことは、ジョバンニにとってかけがえのない時間だったのか?ジョバンニは生きることにそんなに執着していなかったのか?(蠍の話)たとえ死ぬとしても、美しいものを見て、満ち足りた話ができることに価値を置いていたのか?
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Posted by ブクログ
短編集ということもあり読みやすい。
ただし、決して、宮沢賢治が悪いわけではないのだが、自分に合う話合わない話はやはり出てくる。
そこは仕方ないが、気になるものだけ、惹かれるものだけ摘み読むことができるのはやはり短編集の利点。
私は双子の星、よだかの星、銀河鉄道の夜には美しさの面で強く惹かれた。
宮沢賢治ならではの清い宇宙が読み取れて、幼い頃の純粋な夢を見てるようでした。
この短編集でも特に異質であろうビジテリアン大祭、童話というにはあまりにも思想、宗教色が強く出ていたため、はっきり好みが分かれる話であると思うが、ビジテリアン大祭を深く読むほど宮沢賢治という人間の内面が垣間見える。私的にはとても読む価値がある話だと思いました。
銀河鉄道の夜は言わずもがな名作です。何度も読み返しました。清く儚く切ない、とても純粋な作品でした。