【感想・ネタバレ】セロ弾きのゴーシュのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年10月10日

童話の短編集。有名な話のやまなし。セロ弾きのゴージュ。が入っている。
やまなしは、リズムとかに目線で書かれた内容がとても新鮮である。セロ弾きのゴージュは徹夜で練習しながら、かっこう、猫、ネズミ、を相手にセロを披露することによってどんどん上手になる。ストーリーが面白い。親しみやすい作品。

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Posted by ブクログ 2015年08月30日

個人的に好きな話が一番入ってる。

●雪渡り
●やまなし
●氷河鼠の毛皮
●シグナルとシグナレス
●オッペルと象
●ざしき童子のはなし
●猫の事務所
●北斗将軍と三人兄弟の医者
●グスコープドリの伝記
●ありときのこ
●セロ弾きのゴーシュ

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Posted by ブクログ 2014年11月03日

とても不思議な世界観。

『グスコーブドリの伝記』がお気に入りです。
ブドリの最後の決意にはこみ上げるものがあります。

付録?としてついていた、『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』と『ペンネンノルデは今はいないよ……』は『グスコーブドリの伝記』の元?になったお話だそうですが、あのお話からグスコー...続きを読むブドリになるまでの過程を是非知りたいですね…どんなことがあって、どんな心境で改変していったのかとても気になります。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年04月30日

セロ弾きゴーシュの話は、面白い話だと思っていました。
楽しいという印象はありませんでした。

セロ弾きゴーシュのアニメで楽しく見ることが出来ました。
アニメを見てからだとセロ弾きゴーシュを楽しく読んだり、新しい観点を持って読むことができるようになりました。

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Posted by ブクログ 2013年04月20日

音楽は多くの動物で技で作られている。そう考えると、いろいろなジャンルはそれぞれの国独特の動物の技であり、これこそが文化の多様性なのだろう。

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Posted by ブクログ 2012年07月11日

「グスコーブドリの伝記」が映画公開ということで再読。

「セロ弾きのゴーシュ」のようなスカッとする物語もいいけども、やはり、「グスコーブドリの伝記」のように、つらく切なくなる、けども希望の持てる物語も好きだ。

「銀河鉄道の夜」にあるように、みんなの幸い(さいわい)を願うこと、そして犠牲が存在するこ...続きを読むと、そして、その願いが個から抜け出しているところに感動。

映画「グスコーブドリの伝記」は、1985年の映画「銀河鉄道の夜」作成スタッフと同じらしい。今回も登場人物がネコという同じ設定なので非常に楽しみだ。

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Posted by ブクログ 2011年04月29日

楽団のお荷物だったセロ弾きの若者・ゴーシュが、夜ごと訪れる動物達とのふれあいを通じて、心の陰を癒しセロの名手となっていく表題作をはじめ、賢治が生前に新聞・雑誌に発表した名作、代表作の数々を収める。

ここに収録されている童話はとてもおもしろかった。『やまなし』は小学校のときに国語の教科書でやった記憶...続きを読むがある。
賢治作品はタイトルを聞いたことがあっても、ちゃんと読んだことのないものが多かったので、今回初めて読んでみて、その良さが少しはわかったような気がする。
『セロ弾きのゴーシュ』は、とてもあたたかい気持ちになれた。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ブックトークテーマ「音」「音楽」

みんなは音楽が好きですか?
ワタシは小学校の時、大嫌いでした。
出ない声を出させようとして、できないと
「なんだ、その声は。」というような顔をされて嫌いになりました。

それは音楽専門の先生だったんだけれど、
とても贔屓をしているように感じたんだよね。
でも、そう...続きを読むじゃない音楽の先生に会う度に
少しずつ好きになっていきました。

それでも、やっぱり唄うことよりも楽器を弾いたりすることが好きですね。
この本を読んだときに、何か1つ楽器ができると

「素敵な世界に入っていけたり、不思議な出会いがあるんじゃないか」って
そう思ったりするようになったんだ。
さぁ、先生は音楽があまり好きではなかった人ですが、
ゴーシュは音楽のことをどう思っていて、どんな風に音楽を楽しんでいるのか
よく読み取りながら聞いてみて下さい。

→読み聞かせ

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

この作品の中で一番好きなのは
『セロ弾きのゴーシュ』と『猫の事務所』

どちらの作品にも動物が出てきて、
その動物たちが作品の鍵を握っています。

町外れの水車小屋で、ゴーシュは
動物たちとのユーモラスなコミュニケーションを毎晩続け、
ゴーシュは人間として、そして音楽家として成長していきます。

...続きを読むた、猫の事務所では、
猫の世界での種類による差別から
地位や仕事の内容が変ってくるという
人間の世界でもあるという汚い部分を描いています。

森や動物を通して
宮沢賢治の世界が描かれ
その世界は、かならず人間の世界につながっている・・・。

私は宮沢賢治のこのような
独特な空間に誘われ、その世界に浸るのが大好きです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

わざわざ小説のカテゴリーから外してしまうくらい、ただの読み物じゃないです。
特に「グスコーブドリの伝記」は何度読んでも目が潤んできます。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

高校の時吹奏楽をやっていた私にとって、ゴーシュには共感する部分が多かったです。とっても大好きなお話です。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

小さい頃から宮沢賢治は好きです。特にセロ弾きのゴーシュは何故か大好き。あと、この本に収録されている「やまなし」も印象的。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

愛すべき宮沢賢治。
描かれる世界観とそのきらきらする言葉選びには恋をするしかないです。
クラムボンがかぷかぷわらったよ。

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Posted by ブクログ 2023年12月07日

「セロ弾きのゴーシュ」はアニメが大好きで何回も見たけど、本はまだ読んだことがなかったので読んだ。
やっぱりカッコウが好き。「お願いします、もう一度だけ」と何度も何度もセロと一緒に鳴き、途中でゴーシュがやめてしまうと「なぜやめたんですか。ぼくらならどんな意気地がないやつでものどから血が出るまでは叫ぶん...続きを読むですよ。」と叱る。
そりゃこんなに毎日練習すれば上手くなる、とも思うし、諦めそうになる時にこの叱咤激励は効く。カッコウのひたむきさに胸をうたれた。

「グスコーブドリの伝記」と「ペンネンネンネン・ネネムの伝記」が本来同じネタだとは知らなかった。ネネムは幻想的過ぎて読みにくいから、グスコーブドリの方が現実味があってわかりやすいけど、ラストシーンのスイッチを押すために死ぬ決断をするのはヒロイックな自己犠牲が鼻につくな。

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Posted by ブクログ 2023年08月26日

宮沢賢治の作品が凄い好きなのですが、文ストとのコラボだったので即買いしました。どうしても汚したくないのでブックカバーをつけようと思います。それに好きな作品が多すぎるので選べません!

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Posted by ブクログ 2013年09月16日

今更ながら新古典を読んでみようの巻き2。
一部は直前に読んだ新編 風の又三郎 (新潮文庫)とかぶってました。
注文の多い料理店を角川版でもってたので、角川で揃えれば良かったかな。ちょっと失敗。
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記が付録で付いていてよかったです。
グスコーブドリの伝記の第一稿だそうです...続きを読むが、こういうテイストのままでも個人的には好みに感じました。目に浮かぶ色彩がポップな感じで。
猫の事務所はセツナイ。

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Posted by ブクログ 2012年11月16日

幼稚園生だった時によくこれのアニメ版にお世話になったため、なつかしくなって今更原作を購入。
当時はなにも考えずに観ていたけれども、宮沢賢治だったのね…

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Posted by ブクログ 2012年09月07日

「雪渡り」
人間はなにかってえとすぐ自分の失敗をきつねのせいにする
きつねたちは屈辱を強いられているんだ
だから「ああいう大人になってはいかんよ」という趣旨の教育的イベントを
開催し、人間の子供たちも何人か誘い出したりする
団子も出るのだ

「氷河鼠の毛皮」
毛皮を身にまとっていい気になってる人間た...続きを読むちに
どうぶつの秘密警察が魔の手をのばす

「オツベルと象」
象を労働者として使い、大儲けするオツベル氏
両者の関係ははじめのうち良好だった、しかし
やがてなぜか低賃金・重労働が強いられるようになる
まあなんだ
下の人間(象だけど)が「楽しく」仕事をやっているのを見ると、
バカにされたような気分になる、という人は実際いますよ

「猫の事務所」
猫の事務所にも陰湿なイジメ・パワハラが横行してるようです
それを見たライオン氏は
義憤にかられて猫たちの仕事場を解散させてしまうのだ
作者はそれに「半分だけ」共感する、と

「シグナルとシグナレス」
信号機だって恋をする
しかし足がないんじゃ話にもならない
風に言葉をのせてささやくことぐらいしかできない

「北守将軍と三人兄弟の医者」
身体が健康になると世俗的な欲望も抜けてしまうという話

「朝に就いての童話的構図」
まさかのズッコケオチ

「グスコーブドリの伝記」
自己犠牲ばかりクローズアップされがちであるが
それによって、おそらくブドリはヒーローになったことだろう
そのことについて考えないわけにはいかない
作者の人間臭さが珍しく前面に出た作品であると
個人的にはそう思う

「ペンネンノルデは今はいないよ……」
「ネネム」にも名前は出ていたが、たぶんニーチェの影響は受けてると思う
グスコーブドリにつながる創作メモみたいなものであるらしい

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Posted by ブクログ 2012年07月15日

グスコーブドリの伝記が収められている短編集。

ブドリに最後の決断をさせたのはなんだったのか。

読み終わったあと、銀河鉄道の夜の「僕はもうあのさそりのように、本当にみんなの幸せのためなら、僕の体なんて100回焼いてもかまわない」という、台詞を思い出しました。

愛する人を守るための決断。優しく強く...続きを読むないとできないなぁ。

詩のようであり、童話であり、大人になってから読むとまた違う印象を受けました。

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Posted by ブクログ 2012年01月22日

なんとなく久しぶりに読んでみた。 子供のころ読んだのとは違う感想をもった。 『猫の事務所』の最後、上長である獅子が言った言葉に、「私」はなぜ、「半分」だけ賛成したのか?とか。

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Posted by ブクログ 2010年12月14日

『注文の多い料理店』が自然を見つめた童話集なら、この『セロ弾きのゴーシュ』は人間社会を見つめた童話集ということができるかもしれません。
美しい音感に鋭い洞察。
宮沢賢治の芸術的・思想的魅力がたっぷり詰まった一冊でした。

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Posted by ブクログ 2012年12月29日

宮沢賢治、小学校だか中学校だかの教科書での出会いの第一印象があまり良くなかった。
それ以降、事あるごとに対峙するのだが、あまり芳しい印象はない。今回は河合隼雄『猫だましい』からの流れで読んでみて、作品によって全く印象が違うことには気付いた、程度まで進んだ。しかし、宮沢賢治は猫苦手?ゴーシュのもとにや...続きを読むって来た猫にも、猫事務所の猫たちにも、どうも作者の愛情を感じられない。狐や狸やその他の生き物には作者の慈しむ目線が感じられるのだが。猫贔屓の身としては承服しかねるわけで…。
基本的に、宮沢賢治ワールドは私にはまだ読みこなせないのかもしれない。いつかあるかも知れない再読に期待。

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Posted by ブクログ 2011年07月04日

宮沢賢治の短編集です。どくとくの形容の仕方などが印象的です。どこかセンチメンタルで寂しさのある物語が多いような気がします。

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Posted by ブクログ 2011年04月08日

家にあったやつ

何回も読んでる宮沢賢治
この本ははじめてかな〜

おもしろい宮沢賢治
はじめて読んだのもあったり

先生が森の?学校?で授業する話が読みたい

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Posted by ブクログ 2010年01月25日

この本は、音楽団に所属しているが演奏するのがへたくそなゴーシュと夜な夜な訪れる動物との物語です。
ゴーシュは最初自分の演奏に自信が持てない。しかし・・・
ある夜、ゴーシュの家にある動物が訪れる
最初は「三毛猫」が訪ねてくる。かなりふてぶてしい奴、かなりの知ったかぶりを披露したりした。
次は「かっこう...続きを読む」自分の鳴き声の音程がずれているのではとゴーシュの所に来るが、演奏ができないゴーシュに駄目だしして帰る。
お次は、「タヌキ」が来る。
最後は「野鼠の親子」が訪ねてくる。
実はゴーシュの演奏によって動物が元気になっていると気づき
自分の演奏に自信を持てるようになった。ゴーシュは最初荒れた青年のような性格だが
動物との触れ合いによって優しく穏やかな人に変わっていく。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

小学校の教科書に載っていて、懐かしいなぁと思いつつ手に取った一冊。
「セロ弾きのゴーシュ」のほか、「やまなし」「雪渡り」「グスコーブドリの伝記」などを収録。

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