宮沢賢治のレビュー一覧
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『詩・雨ニモマケズ』
デクノボーと呼ばれても、気取らず、人の幸いのためにできることをして、という宮沢賢治の精神を顕した代表的な詩。
「一日四合の玄米」ですからね、浮世離れした夢ではなくてすごく地面に密接した現実の力仕事をする人の感じもありますね。
『銀河鉄道の夜』
星祭りの夜、ジョバンニは自分が銀河を走る列車に乗っていることに気が付きます。
そこには唯一自分をいじめない幼馴染のカムパネルラもいました。
寂しさと穏やかさに溢れたお話でした。
『オツベルと象』
オツベルときたらたいしたもんだ。大きな工場で百姓どもを使っていたが、遊びに来た気のいい象を騙して働かせて大儲け。
呑気な象もどんど -
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『詩・高原』
光る山だたぢゃい
=岩手の高原を感じるままに記した詩…だと思う。
『風の又三郎』
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみもふきとばせ
すっぱいかりんもふきとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
強い風の日にやってきた転校生。赤毛の真っ赤な顔にまん丸で真っ黒な目。子供たちは「あいつは風の神様の又三郎だなぃ」と思います。
子供たちの元気な様子、季節を変え、人々に変化をもたらせる風が連れてくるものと、連れて行くもの。
躍動感のあるお話でした。
『洞熊学校を卒業した三人』
洞熊学校の方針は一番争いです。
生徒の、赤い手長蜘蛛と、銀色なめくじと、顔を洗った -
Posted by ブクログ
宮沢賢治童話集をちゃんと読んでみました。
子供の頃は「自然そのものを身近に感じ、高潔な精神を求め」みたいなどうも説法臭い、浮世離れした印象を持ってしまっていました…。
ちゃんと読んでみると柔らかな語り口で、優しいお話、シビアで寓話的なお話、昔語り、何かを見て頭に浮かんだ幻想など、見たこと感じたこと、良いこと悪いことを言葉として表現することができる人であり、理想だけ論じているのではなくて現実的にも割と力強く生きているとも感じました。
『詩・星めぐりの歌』
あかい めだまの さそり
ひろげた わしの つばさ
NHKにほんごであそぼ で曲が付けられて歌われています。宮沢賢治だと知らなくても -
Posted by ブクログ
現在刊行中の「銀河鉄道の夜 四次稿編」を読んでたら、無性に比較したくなって購入。80年代に書かれた四次稿ベースの「最終形」版と、三次稿ベースの「初期形<ブロカニロ博士篇>」版が収録されている。「最終形」版も原作に忠実ではあるが、「四次稿編」版に比べると随分端折ってるなぁという印象。単体で読む分には駆け足という感じではないので、正確にいうならば「四次稿編」がどんだけ丁寧に描いてんだという話ではある。「初期形」版は原作の方を読んでないので原作との違いどうこうは判らないけど、序盤がかなり簡潔なのと、ラストでブロカニロ博士が登場するとこ以外は思ってたほど四次稿と違いはないのだな。
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購入済み
宮沢賢治らしい勧善懲悪?!
オツベルと象もそうですが、人間が欲を持ってそれに対して何も保障もなしに何かを奪ったり、殺したりするような事・社会に対して、宮沢賢治は言いたい事があるのかなあ、と感じるお話。
週刊誌のように暴きたてるのではなく、心にまとわりつかせるように…。 -
購入済み
静かに力強く
いつ読んでも、胸にぐっと来るものがある。これが発表するためのものでなく自身のメモとして残された詩であるところが、更に人の心を捉えるのだと思う。私も、そういうもの、になりたい。
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購入済み
天の川
すごく綺麗で,透き通っていて,どこまでも真っ暗で,真っ赤に燃えていて。
純真な子どもでありながら,抱えきれないくらいいろんなものを背負っているジョバンニとカンパネルラ。
死と希望と慈愛に満ちた天の川。
深々とした切なさと,人知を超えた広大さが,日常の窮屈を塗りつぶしてくれる。