宮沢賢治のレビュー一覧

  • 新編 宮沢賢治詩集

    Posted by ブクログ

    花巻の自然をこよなく愛し、篤い信仰心を持ちながら農業に従事する一方、文学や音楽に情熱を傾けた賢治。生前公刊された「春と修羅」やノート、手帳に書きつけられた膨大な量の詩から、最も魅力ある作品を厳選し収録した。今なお読み継がれ、多くの人々を魅了し続ける詩人・宮沢賢治の心のデッサン。

    自分が宮沢賢治にハマる直接のきっかけとなった詩がこの本に収録されていて、それだけを目当てに買ったようなものだった。『告別』という詩がそれだが、やはり他のものと比較しても、詩の捉え方や感じ方が特別違うように思える。
    もちろん、その他の詩も、大自然や人間のありのままの姿を謳ったものが多く、感動的な情景が目前に拓けるかのよ

    0
    2011年05月05日
  • セロ弾きのゴーシュ

    Posted by ブクログ

    楽団のお荷物だったセロ弾きの若者・ゴーシュが、夜ごと訪れる動物達とのふれあいを通じて、心の陰を癒しセロの名手となっていく表題作をはじめ、賢治が生前に新聞・雑誌に発表した名作、代表作の数々を収める。

    ここに収録されている童話はとてもおもしろかった。『やまなし』は小学校のときに国語の教科書でやった記憶がある。
    賢治作品はタイトルを聞いたことがあっても、ちゃんと読んだことのないものが多かったので、今回初めて読んでみて、その良さが少しはわかったような気がする。
    『セロ弾きのゴーシュ』は、とてもあたたかい気持ちになれた。

    0
    2011年04月29日
  • 童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    賢治のなかではピカイチだ。ジョバンニのモノローグが『北の国から』の純くんばりにひとつづきなのがかわいい。

    0
    2013年05月09日
  • 注文の多い料理店

    Posted by ブクログ

    これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです──。
    そこでは、森と人が言葉を交わし、烏は軍隊を組織し、雪童子と雪狼が飛び回り、柏の林が唄い、でんしんばしらは歩き出す。暖かさと懐かしさ、そして神秘に満ちた、イーハートーヴからの透き通った贈り物──。

    「どんぐりと山猫」、「注文の多い料理店」など、子供の頃にも聞いたことのある童話が収録されていて、改めて読むととても意味が深いものであるように思う。
    至るところに盛り込まれた挿絵がとても綺麗で感動した。

    0
    2011年04月22日
  • 注文の多い料理店

    Posted by ブクログ

    宮沢賢治の童話集。
    彼の作品には、ちゃんと自然の魂が宿っている感じがします。
    太陽の温もりから、風の音から、土の匂いから、立ち上がっていく物語たち。
    詩的で美しいです。

    0
    2010年11月25日
  • 童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇

    Posted by ブクログ

    悲しいストーリーであり、思春期の過剰な自意識に苛まれている主人公、ジョバンニ。それでさえも物悲しく詩的な世界の要素の一つに消化する宮沢賢治の筆致。
    長年多くの人々の心をつかんで離さない訳は、一読すれば疑問の余地はない。

    0
    2010年11月11日
  • 注文の多い料理店

    Posted by ブクログ

    賢治が存命中に唯一発刊された童話集。それの挿絵などを出来るだけ忠実に再現したものらしい。そういう風に読むと感慨深い。

    10/10/1

    0
    2010年10月01日
  • 注文の多い料理店

    Posted by ブクログ

    自然が好きな人、文学が好きな人、美しいものが好きな人、人間が好きな人、序をぜひ読んでください。序に、宮沢賢治という人の、すなおで、美しくて、ひかえめで、愛おしい気持ちと才能が全部あります。

    0
    2010年07月18日
  • 永遠の詩06 宮沢賢治

    Posted by ブクログ

    大好きな宮沢賢治の詩が、
    一部分なのですが、まとめて
    読むことができます。
    解説もついていて読みやすい。

    0
    2011年03月04日
  • 【語注付】銀河鉄道の夜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私は宮沢賢治が書くものがたりがとてもこわくて大変好きだ。ひかりの素足はもちろんのこと、銀河鉄道の夜に蔓延るひかりに溢れたおどろおどろしさと言ったら他に無い。あんまりまぶしいひかりの中にひたひたひたひた闇があるのだ。地を這うように漠然とした不安があるのだ。その不安はいつのまにかにそこにあり、いつまでたってもここにあるのだ。だから私は宮沢さんの描くせかいがいつもいつもいつまでだってこわいのだ。

    同時収録の「よだかの星」
    宮沢さんの作品で何よりも好きな作品です。

    ※表紙のイラストが登録時と変わってしまっているのが非常に残念です。
    文庫でありながら絵本のようなやさしいイラストの表紙がすてきですきだ

    0
    2013年03月15日
  • 【語注付】銀河鉄道の夜

    Posted by ブクログ

    再読。っても何度目かわからないほどの再読。
    雨の日には賢治さんを読み返したくなります。
    せりふの語尾に胸がきゅっとなる。
    「けれどもほんとうのさいわいはいったい何だろう。」
    …なんだろうね。ほんとうに、ずっと課題ですね。うん。

    でも実は、賢治さんの作品では「よだかの星」が一番好きです。
    「灼けて死んでもかまいません」に涙が出る。いつも。

    0
    2013年03月01日
  • 風の又三郎

    Posted by ブクログ

    少年と村の子供たちとの心象風景を

    現実と幻想の交錯として描いた秀作の物語です。



    どっどど どどうど どどうど どどう

    青いくるみも吹きとばせ  すっぱいかりんも吹きとばせ


    ある風の強い日…

    谷川の岸の小さな小学校に、不思議な少年が転校して来ました。

    地元の子供たちに少年は、「風の神の子 ではないか?」

    という疑念とともに受け入れられたのでした。

    さまざまな刺激的行動の末に、学校を去っていきました。


    どっどど どどうど どどうど どどう

    風は まだやまず、窓ガラスは雨つぶのために曇りながら、
      
    また がたがた鳴りました。

    0
    2010年01月16日
  • 風の又三郎 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    少年と村の子供たちとの心象風景を

    現実と幻想の交錯として描いた秀作の物語です。



    どっどど どどうど どどうど どどう

    青いくるみも吹きとばせ  すっぱいかりんも吹きとばせ


    ある風の強い日…

    谷川の岸の小さな小学校に、不思議な少年が転校して来ました。

    地元の子供たちに少年は、「風の神の子 ではないか?」

    という疑念とともに受け入れられたのでした。

    さまざまな刺激的行動の末に、学校を去っていきました。


    どっどど どどうど どどうど どどう

    風は まだやまず、窓ガラスは雨つぶのために曇りながら、
      
    また がたがた鳴りました。

    0
    2010年01月16日
  • 風の又三郎-宮沢賢治童話集2-(新装版)

    Posted by ブクログ

    少年と村の子供たちとの心象風景を

    現実と幻想の交錯として描いた秀作の物語です。



    どっどど どどうど どどうど どどう

    青いくるみも吹きとばせ  すっぱいかりんも吹きとばせ


    ある風の強い日…

    谷川の岸の小さな小学校に、不思議な少年が転校して来ました。

    地元の子供たちに少年は、「風の神の子 ではないか?」

    という疑念とともに受け入れられたのでした。

    さまざまな刺激的行動の末に、学校を去っていきました。


    どっどど どどうど どどうど どどう

    風は まだやまず、窓ガラスは雨つぶのために曇りながら、
      
    また がたがた鳴りました。

    0
    2010年01月16日
  • 風の又三郎

    Posted by ブクログ

    少年と村の子供たちとの心象風景を

    現実と幻想の交錯として描いた秀作の物語です。



    どっどど どどうど どどうど どどう

    青いくるみも吹きとばせ  すっぱいかりんも吹きとばせ


    ある風の強い日…

    谷川の岸の小さな小学校に、不思議な少年が転校して来ました。

    地元の子供たちに少年は、「風の神の子 ではないか?」

    という疑念とともに受け入れられたのでした。

    さまざまな刺激的行動の末に、学校を去っていきました。


    どっどど どどうど どどうど どどう

    風は まだやまず、窓ガラスは雨つぶのために曇りながら、
      
    また がたがた鳴りました。

    0
    2010年01月16日
  • セロ弾きのゴーシュ

    Posted by ブクログ

    ブックトークテーマ「音」「音楽」

    みんなは音楽が好きですか?
    ワタシは小学校の時、大嫌いでした。
    出ない声を出させようとして、できないと
    「なんだ、その声は。」というような顔をされて嫌いになりました。

    それは音楽専門の先生だったんだけれど、
    とても贔屓をしているように感じたんだよね。
    でも、そうじゃない音楽の先生に会う度に
    少しずつ好きになっていきました。

    それでも、やっぱり唄うことよりも楽器を弾いたりすることが好きですね。
    この本を読んだときに、何か1つ楽器ができると

    「素敵な世界に入っていけたり、不思議な出会いがあるんじゃないか」って
    そう思ったりするようになったんだ。
    さぁ、先生

    0
    2009年10月04日
  • セロ弾きのゴーシュ

    Posted by ブクログ

    この作品の中で一番好きなのは
    『セロ弾きのゴーシュ』と『猫の事務所』

    どちらの作品にも動物が出てきて、
    その動物たちが作品の鍵を握っています。

    町外れの水車小屋で、ゴーシュは
    動物たちとのユーモラスなコミュニケーションを毎晩続け、
    ゴーシュは人間として、そして音楽家として成長していきます。

    また、猫の事務所では、
    猫の世界での種類による差別から
    地位や仕事の内容が変ってくるという
    人間の世界でもあるという汚い部分を描いています。

    森や動物を通して
    宮沢賢治の世界が描かれ
    その世界は、かならず人間の世界につながっている・・・。

    私は宮沢賢治のこのような
    独特な空間に誘われ、その世界に浸

    0
    2009年10月04日
  • 風の又三郎 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    たしか、読書感想文に素直に「よくわからなかった」と書いて、先生に笑われた。確かに感想ではあると。
    もうそろそろちゃんと読めるかな? 表紙の絵がいいね。

    0
    2009年10月04日
  • 風の又三郎

    Posted by ブクログ

    たしか、読書感想文に素直に「よくわからなかった」と書いて、先生に笑われた。確かに感想ではあると。
    もうそろそろちゃんと読めるかな? 表紙の絵がいいね。

    0
    2009年10月04日
  • 注文の多い料理店 イーハトーヴ童話集

    Posted by ブクログ

    岩手出身の私にとって、この表紙の絵
    「月夜のでんしんばしら」は小学校二年生の
    ころからの友です!

    シュールなでんしんばしらに負けてゲット。

    宮沢賢治は文章が大好きなので、疲れたら
    お風呂に入って何度も読んでおります。

    0
    2009年10月04日