宮沢賢治のレビュー一覧

  • どんぐりと山猫

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    一郎の挙げる「偉いどんぐり」の条件に他のどんぐり達が静まり、
    めでたく閉廷となりハッピーエンドだ。
    山猫裁判長からたのまれて、一郎が思いついた判決とは?

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    2011年04月18日
  • セロ弾きのゴーシュ

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    『注文の多い料理店』が自然を見つめた童話集なら、この『セロ弾きのゴーシュ』は人間社会を見つめた童話集ということができるかもしれません。
    美しい音感に鋭い洞察。
    宮沢賢治の芸術的・思想的魅力がたっぷり詰まった一冊でした。

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    2010年12月14日
  • ますむら版 宮沢賢治童話集 銀河鉄道の夜

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    銀河鉄道の夜の第一稿には、ジョバンニの夢の案内役「ブルカニロ博士」が登場する。

    僕達の知っている銀河鉄道の夜は第四稿、つまり最終形で、彼のような案内役は登場しない。

    初期形では、ブルカニロ博士が、セロのような声で銀河鉄道の夢を解説してくれるので、この初期形を読むことは、銀河鉄道の夜を理解するためには良いかもしれません。

    夢から覚めたジョバンニはブルカニロ博士に「ある決心」を伝えます。
    それを、僕は忘れることが出来ないし、忘れてはならない気がしてます。

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    2010年12月03日
  • 銀河鉄道の夜

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    北原 文野版「銀河鉄道の夜」です。

    こうやって、何回も、読んだり、いろいろな人のかきなおしを読むと、宮沢 賢治が、あえてかかなかったものや、時間がなくてかけなかったもの、かいてからけしていったものについて、いろいろ考えることがでてきます。

    ものすごくストレートなメッセージを持っていて、でも、それを押しつけにならないように、ならないようにと、暗喩で包んでいく。
    その過程が、少しずつ見えてくる気がするのです。

    何回読んでも、不思議な話です。

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    2010年11月02日
  • 新編 宮沢賢治詩集

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    前書きより

    透明な人類の巨大な足跡を 
    発見するかもしれません
    すべてこれらの命題は 
    心象や時間それらの性質として
    第四次延長のなかで主張されます

    大正13年1月20日  宮澤賢治 

    春と修羅(mental sketch modified)
    などが収録されています。

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    2010年09月08日
  • 注文の多い料理店

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    被害者意識も度を過ぎると周囲から見放される「ツェ」ねずみ、あまがえるととのさまがえるが労働者と資本家という構図で幸福な労働とはなんぞやが今の時代にも通ずる「カイロ団長他、蜘蛛となめくじと狸、ひのきとひなげし、革トランク、注文の多い料理店、フランドン農学校の豚、オツベルと象、寓話 猫の事務所、毒蛾、二人の役人、谷、さいかち淵、毒もみのすきな署長さん(全14話)。大人になって(人生経験を積んで)面白さがわかった。

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    2010年07月31日
  • 雨ニモマケズ

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    まだ 全部は読んだことはありません。
    ですが 雨ニモマケズという 文を 覚えられるようになりたいです

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    2010年07月16日
  • 童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇

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    表題の「銀河鉄道の夜」しか読んでない。
    こんなに切ないとは思わなかった。
    ただの童話だと思っていたけどジョバンニのカムパネルラへの純粋な友情とか嫉妬とかいろんな人間くさい感情が描かれてて切なかった。

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    2010年06月22日
  • どんぐりと山猫

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    宮沢賢治の童話。

    ある日、少年のところに山猫から妙な文章の手紙が届き、
    ある裁判に参加して欲しいとのことだった。

    宮沢賢治らしい「夢だった?」いや、夢じゃなかったというお話。
    この本は文字がとても小さいので読み聞かせ用か、
    低学年向きではないですが、不思議な世界に子供は引き込まれます。

    価値観は人それぞれ。
    後で後悔しても二度と会えない人もいる。。。

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    2010年06月17日
  • 注文の多い料理店

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    漫画ワンピースの冒頭にそっくり!笑

    なんというピカレスクロマン。


    ******引用******


     さて署長さんは縛られて、裁判にかかり死刑ということにきまりました。
     いよいよ巨きな曲った刀で、首を落されるとき、署長さんは笑って云いました。
    「ああ、面白かった。おれはもう、毒もみのことときたら、全く夢中なんだ。いよいよこんどは、地獄で毒もみをやるかな。」
     みんなはすっかり感服しました。

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    2010年06月07日
  • 新編 宮沢賢治詩集

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    童話でお馴染みの宮沢賢治さんですが、「雨ニモ負ケズ」に代表される詩も、かなり良いです。そして、この詩集には、かなりブラックな作品も収録されてます。

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    2010年05月12日
  • ちくま日本文学全集宮沢賢治

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    いわゆる小説ばかりを読んでいたので、文学的なものも読んでみようと思い買ってみました。

    宮澤賢治さんの作品をちゃんと読むのは初めてで、こんなにSFというかメルヘンしてるとは思わなかった。方言やら昔の文体なので読むのに苦労しました。

    印象に残ったのは「よだかの星」と「あすこの田はねえ」の最後の詩。

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    2010年05月03日
  • イーハトーボ農学校の春

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    2/7/10
    積読
    日記体の「或る農学生の日誌」は面白かったが、他は琴線に触れなかった。
    ちいさな木ぺん、続きが知りたいなあ。
    100ページくらいまで読んで中断。

    4/17/10
    いま読んでる
    森鴎外を読んだので調子に乗って文学を。でも鴎外より読むスピードが遅くなるのはなぜだろう?

    4/27/10
    読み終わった
    賢治の初期の作品集、だということを巻末の解説で知った。この本は解説を先に読んだほうがいいかもしれない。というのは、「銀河鉄道の夜」「セロ弾きのゴーシュ」といった後期の作品に見られる、賢治独特の世界観を、本書に納められている作品は持っていないからだ。
    本書「イーハトーボ農学校の春」は

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    2010年04月28日
  • 注文の多い料理店

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    イーハトヴを想像するうえで必要な知識はあるかと思うが、生きて表に出たことのある人のうちで我慢をしっている人は、その一片に容易くたどり着けるはずである。
    短編を続けて読んでいるうち暖房が心のうちか、体の近辺から起こっているように感じた。すりガラスの模様が氷に、カブのエンジン音は『かぶ』のロックに、僕自身はちいちゃく強く頑丈になった。
    賢治の作品を読むと胸のうちに積もる感情か何か残るものがある。

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    2010年06月11日
  • ますむら版 宮沢賢治童話集 銀河鉄道の夜

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    宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を、ますむらひろしが
    ネコのマンガにした内容。
    ブルカニロ博士編は、知らなかったのでこの本で初めて読んだ。

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    2010年01月03日
  • 童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇

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    Kodama's review
    宮沢賢治…。小学生以来でしょうか。記憶にあるのは、「注文の多い料理店」くらいですが、日本人として宮沢賢治さんの作品をちゃんと読まなきゃと反省することがあり、手に取りました。こういう類の本の紹介もブログ開設以来初めてとなりました(笑)。
    (06.12.28)
    お勧め度
    ★★★★☆

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    2009年11月19日
  • 童話集 風の又三郎 他十八篇

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    岩波文庫を借りる。新潮文庫には「雪渡り」「猫の事務所」
    「グスコーブドリの伝記」などが入っていない。

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    2012年03月18日
  • セロひきのゴーシュ-宮沢賢治童話集4-(新装版)

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     町の活動写真館の仲間の中でも、一番演奏が下手くそなセロ(チェロ)ひきのゴーシュがどのように努力し、成長していくかを描いた作品。6段落構成で描かれている。
     数多くある宮沢賢治の短編作品の中でもこの話は特に話の構成がしっかりしていてとてもおもしろかった。
     僕が、この話で一番印象的だったのが第1段落の『ゴーシュは虎みたいな勢いでひるの譜をひきはじめる』という文章だ。人をあえて動物でたとえるという所が、宮沢賢治らしい表現だと思いとても素晴らしいと思った。他の様々な場面にも宮沢賢治独特のおもしろい表現がいっぱい組み込まれており、見ていて全然あきなくてすごく見やすかった。宮沢賢治の本の中でもオススメ

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    2009年11月12日
  • 童話集 風の又三郎 他十八篇

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    宮沢賢治の作品何点かは小学生時代に読んだことがあるのですが、その時分はまるで作品の面白さも良さもわからなかったのです。(教科書にやまなしが載っていたのですが想像力が貧困なので状況が思い浮かばなかった…)抽象的な言葉や表現が多いと思ったのですよ。今ようやく田舎の風景や空気、風の音などを思いああ素敵だな、と思うことができるようになりました。
    雪渡りの堅雪の表現など感心するくらい美しいな、と。
    (所詮は千葉の人間なので雪面の風景なんて子供時代お目にかかったことがとんとないので…)

    世の中には良い人も悪い人もいる。良い人が生きている間に報われないこともある。でも長い目で見ればきっとわかる人はわ

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    2009年10月07日
  • 新編 宮沢賢治詩集

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    死を覚悟した夜、汗みどろの枕元にこれを置いた。

    死んでしまった友人も、賢治が好きだった。

    どれでもいいけれど、取りあえず手に入りやすかったので角川版。

    言語の広がるイメージの壮大さと、心に残る特徴的な擬音、
    なにより痛切な心象が、読む私たちの心も癒してくれている。
    ……かも知れない? 
    わからん。

    読むクスリ代わりに気休め。こればかりだと食傷するけれども、
    毒にならん程度に、どですか?

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    2009年10月04日