宮沢賢治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2/7/10
積読
日記体の「或る農学生の日誌」は面白かったが、他は琴線に触れなかった。
ちいさな木ぺん、続きが知りたいなあ。
100ページくらいまで読んで中断。
4/17/10
いま読んでる
森鴎外を読んだので調子に乗って文学を。でも鴎外より読むスピードが遅くなるのはなぜだろう?
4/27/10
読み終わった
賢治の初期の作品集、だということを巻末の解説で知った。この本は解説を先に読んだほうがいいかもしれない。というのは、「銀河鉄道の夜」「セロ弾きのゴーシュ」といった後期の作品に見られる、賢治独特の世界観を、本書に納められている作品は持っていないからだ。
本書「イーハトーボ農学校の春」は -
Posted by ブクログ
町の活動写真館の仲間の中でも、一番演奏が下手くそなセロ(チェロ)ひきのゴーシュがどのように努力し、成長していくかを描いた作品。6段落構成で描かれている。
数多くある宮沢賢治の短編作品の中でもこの話は特に話の構成がしっかりしていてとてもおもしろかった。
僕が、この話で一番印象的だったのが第1段落の『ゴーシュは虎みたいな勢いでひるの譜をひきはじめる』という文章だ。人をあえて動物でたとえるという所が、宮沢賢治らしい表現だと思いとても素晴らしいと思った。他の様々な場面にも宮沢賢治独特のおもしろい表現がいっぱい組み込まれており、見ていて全然あきなくてすごく見やすかった。宮沢賢治の本の中でもオススメ -
Posted by ブクログ
宮沢賢治の作品何点かは小学生時代に読んだことがあるのですが、その時分はまるで作品の面白さも良さもわからなかったのです。(教科書にやまなしが載っていたのですが想像力が貧困なので状況が思い浮かばなかった…)抽象的な言葉や表現が多いと思ったのですよ。今ようやく田舎の風景や空気、風の音などを思いああ素敵だな、と思うことができるようになりました。
雪渡りの堅雪の表現など感心するくらい美しいな、と。
(所詮は千葉の人間なので雪面の風景なんて子供時代お目にかかったことがとんとないので…)
世の中には良い人も悪い人もいる。良い人が生きている間に報われないこともある。でも長い目で見ればきっとわかる人はわ