宮沢賢治のレビュー一覧

  • 新編 銀河鉄道の夜

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    カムパネルラに対して、ジョバンニが、空の石炭袋を見て、「僕もうあんな大きな暗やみの中だって怖くない。きっとみんなのほんとうの幸せを探しに行く」って言った時のカムパネルラの気持ちを、宮沢賢治が書かなかったのは、深い理由があるんじゃないかと考えてしまう。あれを言われたカムパネルラは、ちょっとは寂しくなくなったのか?と。 なぜジョバンニは生きながらあの電車に乗れたのか? ジョバンニには、カムパネルラを連れ戻す気があったのか。 気になる所が沢山ある。

    連れ戻す気については、長野まゆみさんがカムパネルラ視点の銀河鉄道の夜を作品で書いていて、そこでは、2人銀河鉄道に乗るきっかけになったものに、琴座があ

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    2025年02月24日
  • 新編 銀河鉄道の夜

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    久しぶりに読んでみたが、読み辛さはあるが、気がつくと作品世界に吸い込まれていて、絵画の世界にいる様な、不思議な感覚に包まれる。

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    2025年02月19日
  • 銀河鉄道の夜

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    何度も読もう読もうと思いやっと手に取りました。『銀河鉄道の夜』は、数多い宮沢賢治さんの作品の中でも有名な作品なだけあって面白かったです。
    読んでいる途中、これってどういうことだろう、何を伝えたいだろうと思える箇所が何ヵ所かあり、想像を膨らませることも含め面白かったです。面白いというより、最初に感じた感情は不思議な感覚でした。
    読み終えた後、ネットで書かれているいろんな人たちの考察をみるのも面白かったです。
    私は、宮沢賢治さんの『双子の星』という作品が好きなのですがそれに関連した内容があり、とても嬉しかったです。 

    星好きな人は一度は読んでほしい文学作品です。

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    2025年02月03日
  • 注文の多い料理店

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    とても面白かったです。中でも最後に顔がひょろひょろになってしまったお話です。最初などは読んでからのお楽しみ。私がおすすめする本ですよ。ぜひ読んでみてくださいね。

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    2025年01月24日
  • セロ弾きのゴーシュ

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    中村哲先生の言葉にも出てくる、セロ弾きのゴーシュってどんな話だっけと思って読み始めた。
    すごく努力家だね。自然を愛して、周りのものを愛して、その音を聴く。
    今の社会にも変わらない視点を得ることができた。

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    2025年01月19日
  • 新編 銀河鉄道の夜

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    何十年ぶりに読みましたが、表現に想像力がついていかない 笑
    それでも心のずしりと残る美しさと不安定感

    ベジタリアンのはよくわからない 笑

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    2024年12月18日
  • 注文の多い料理店

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    だいぶ久しぶりに読んだけど変わらぬ面白さ。
    小学生の息子にもオススメした・:*+.\(( °ω° ))/.:+

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    2024年10月04日
  • 銀河鉄道の夜

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    いちばんの幸とはなんだろう、ジョバンニは親友のカムパネルラと銀河鉄道に乗って旅に出る。幻想的な雰囲気の中で、生きることを見つめていく。
    読むのは3回目だが、その時々で受ける印象が違った。
    「よだかの星」も切なさが心に突き刺さる。

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    2024年10月02日
  • 宮沢賢治童話集 銀河鉄道の夜

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    ネタバレ

    『銀河鉄道の夜』
    息子(中1)の夏休みの宿題のワークに載っていたので「そういやアニメは観たけど読んだことはないんだった。」と読みやすそうな角川つばさ文庫で読んでみました。昔、アニメで観たときには印象に残らなかった青年と姉弟のパートに惹かれました。

    『グスコーブドリの伝記』
    自己犠牲の物語。なかなかブドリのようには生きられないですね…。

    表紙絵は可愛いんですがやっぱりアニメのネコを思い出してしまいます。

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    2024年09月19日
  • 注文の多い料理店

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    思っていた内容と違った。バッドエンドだとずっと思っていた。
    改めて読み返すと話が全然違ったりする
    幼少期の記憶とは当てにならないが面白い。
    不思議な話、宮沢賢治の中では代表的で読みやすいと思われる。

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    2024年09月14日
  • 注文の多い料理店

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    文字だけでは表しきれない不思議な雰囲気。
    謎の緊張感があり個人的に好きな本!
    扉を開いていくとまた扉が!登場人物たちは感心しながら進んでいきます
    あなたも感心してそのまま進んでいたら、、、
    結末のどんでん返しがとても面白く、絵本ながら感心してしまいます。

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    2024年09月02日
  • 銀河鉄道の夜

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    銀河鉄道の夜を含む8つの物語が収録されて短編集。星座に関する話が多く、やはり「銀河鉄道の夜」が最も読み応えがあった。銀河鉄道の夜は題名は誰もが一度は耳にしたことがあるというくらい有名だが、内容自体は知らなかったため今回読むことにした。感想としては、少し想像と違った部分があり、第一にいわゆる夢オチであったことや、カムパネルラがラストで亡くなったというバッドエンド的なオチに驚いた。全体を通して読みやすく、分かりやすいためおすすめです。

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    2024年08月18日
  • 銀河鉄道の夜 1

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    8歳息子の希望で数日かけて少しずつ読み聞かせしたが、この心が震えるような美しい表現の世界観を分断しちゃったのは失敗だった。
    最初から最後に向かって流れる天の川のような静かに煌めくお話の流れを途中途中で止めてしまうと、息子のように全体の理解がイマイチになってしまい母大いに反省。
    幻想的な宇宙空間の情景の中を進んでいくジョバンニとカムパネルラの銀河鉄道の旅は、じっくり一人読みで空想を働かせながら向き合うのがやはり最適。だいぶ読みやすくなっていると思うので、また成長したら自分で通して読んでみてほしいな。

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    2024年08月07日
  • 注文の多い料理店/銀河鉄道の夜

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    宮沢賢治の有名なお話をまとめた作品集で、ページ数も多くないので読みやすい。
    『銀河鉄道の夜』以外は読み聞かせでいけます。
    読んだ後に、どういうこと?となっても簡単な解説が巻末にあるのでとめもわかりやすい。
    絵は物語と合っていないので違和感を感じます。

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    2024年07月06日
  • 新編 風の又三郎

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    帰省した時に、本棚にあった中学の頃の課題図書を引っ張り出して読みました。しおりが中途半端なところで挟まったままだったので、きっと読み終えなかったのでしょう。自然と生き物の残酷さと、美しい表現(どうやったらそんな音が出せる?)、あー。宮沢賢治読んでるなって感じました。

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    2024年03月10日
  • 注文の多い料理店

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    賢治作品を読むにつけ「すきとおった風」という表現がとても好きだということに気づく。
    鏡と輝き飴をこさえる太陽や、鋼や宝石になる空、凶事を予告する象のような雪の丘や、アルコオルを吹き水車をまわす星座。
    丁寧で繊細な風景描写のようであり、また舞台装置のようであり、どこまでの幻想のような、世界の描きかたは、ふと遊びに行くには最適の世界。
    もっとも美しいだけでなく、うっかりすると、取り返しのつかない事態を招く…。
    だから、この世界が恐ろしくも好きなのだろう。

    それとはまた別な次元で個人的に好きなのは、
    「烏の北斗七星」。
    銀河をゆく鉄道と並んで、この世界設定は独特で本当に良い。ミリタリー物は今の時代

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    2024年03月06日
  • 【語注付】銀河鉄道の夜

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    宮沢賢治の作品は、小学校の国語の教科書に載っている『雪わたり』『やまなし』や『雨ニモマケズ』くらいしか知りませんでした。

    本書には、著者の代表的作品が6編収録されています。たまには文学を読んでみようと手に取ったものの…難解でした。

    読むのは速い方だと思っていましたが、読み慣れない言葉や漢字が多く、巻末の語注を頼りに読んだので、とても時間がかかりました。

    生と死について描かれている作品が多いのは、実の妹の死が関わっていると、解説で述べられていました。文字を追うのに精一杯だったので、解説がありがたかったです。宮沢賢治が人間としても魅力的な人物であったことがよくわかりました。

    宮沢賢治の世界

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    2024年02月28日
  • 新装版 銀河鉄道の夜

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    影絵劇を本にしたもの
    絵本でもとても綺麗だったが、実際の劇はこの何倍も綺麗なのだろうな。
    いつか見てみたい。

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    2024年02月26日
  • 注文の多い料理店 イーハトーヴ童話集

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    「生徒諸君に寄せる」がよかった。
    茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」を思い出す。
    豆本の題材を探して。「序」もいいな。つくろう。届けよう。
    「あなたのすきとおったほんとうのたべものになること」を願って。

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    2024年02月20日
  • 銀河鉄道の夜

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    小学校の教科書で読んだ「やまなし」以来の宮沢賢治作品。
    どの短編も最後には胸がきゅーっとなる。

    脚注を見ずに読み進めたせいもあると思うけど、知らない言葉や動物、植物が多く出てきて、頭の中にはっきりと風景を思い浮かべることができなかった。
    でもそれができないことと読みにくさが必ずしもつながっているわけじゃないんだなあ…と文章を読みながら思った。
    この中だと「よだかの星」「ひかりの素足」「銀河鉄道の夜」が好き。

    たぶん2回目の自分の方がいろいろ感じてくれそうなので、いつか再読したい。

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    2024年02月20日