宮沢賢治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「宮沢賢治」の童話集『注文の多い料理店』を読みました。
先日読んだ「伊坂幸太郎」作品の『魔王』で、「宮沢賢治」作品が引用されていたので、久しぶりに「宮沢賢治」作品を読みたくなったんですよね。
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心に光が満ちてくる。
失われた時が戻ってくる。
至純の詩人にして稀有な作家の透明な懐かしさに溢れた童話集。
これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません ―― 生前唯一の童話集『注文の多い料理店』全編と、『雪渡り』『茨海小学校』『なめとこ山の熊』など、地方色の豊かな童 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本語の拙い中学生の娘用に購入しました。以前、『注文の多い料理店』を読み、所収されている作品には自然との一体感が描かれており感銘を受け、面白かったからです。
本作『銀河鉄道の夜』は寧ろファンタジー系中心の作品で、個人的にはとっつきづらかったです。なお娘の感想は、一言『つまらない』でした笑
以下、所収されている順に作品について寸評させて頂きます。
『おきなぐさ』おきなぐさという植物について、『私』が周りの植物や昆虫、鳥たちに好きか嫌いかを聞いていくという話。絵本の内容を文字に起こした感の文章。宮沢賢治らしい自然の観察が描かれています。
『めくらぶどうと虹』めくらぶどうと虹とのダイアロ -
Posted by ブクログ
ネタバレ海外で育ってしまった中学生の娘に日本語をもう少し知ってもらうために読ませたものです。また、新型コロナウイルスの影響で外出できず、少し時間ができたことから親として自身も読んでみました。表題作の『注文の多い料理店』は小学生の時に教科書に出たものを読んで以来ですが、大人になって読み返すと受ける印象が大分異なります。今回は特に宮沢賢治が描く自然との一体感や美しさに感銘を受けました。
以下、私がいいなあと思った順に所収されている作品について簡単に寸評させて頂きます。
『狼森と笊森、盗森』私にとって本書では最も印象的でした。開拓民の開拓生活が、彼らを取り囲む森々との会話をベースに描かれている。言葉 -
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読書録「注文の多い料理店」3
著者 宮沢賢治
出版 角川文庫
p42より引用
“ それはだいぶの山奥でした。案内してき
た専門の鉄砲打ちも、ちょっとまごついて、
どこかへ行ってしまったくらいの山奥でした。
それに、あんまり山が物凄いので、その白
熊のような犬が、二疋いっしょにめまいを起
こして、しばらく吠って、そえから泡を吐い
て死んでしまいました。”
目次より抜粋引用
“どんぐりと山猫
狼森と笊森、盗森
注文の多い料理店
烏の北斗七星
水仙月の四日”
若くして亡くなった、日本を代表する近代
作家による童話集。
表題作の他童話9作、実弟による解説、著者
の年譜などが、当時 -
購入済み
読んだ人全員違うイメージ
読む人ごとに違うイメージが頭の中に浮かび上がる作品だと思います また 読み終わった後の感想もまちまちかな 私は読み終わった時 釈然としなかった
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