宮沢賢治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
宮沢賢治の作品は「やまなし」と「注文の多い料理店」を読んだことがあった。
集英社文庫の『銀河鉄道の夜』に収録されている6篇を読み通してみて、宮沢賢治が「自然」と「生死」と「宗教」という分かちがたく結びついたテーマを小説として著すことで、“ほんとうのしあわせとはなにか”ということを読者に問うているのではないかと感じた。
幻想的で繊細で、ときに厳しく激しい描写は、自然に相対したときの経験から生まれているのだろうと思う。
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「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう。僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いても -
Posted by ブクログ
本書は子供向け童話集であるため、漢字は少なくルビもふられている。
それでも内容を知るには充分だった。
10話おさめられていたが、その中の幾つかの感想を。
『オツベルと象』
始めの1文の視点はどこなんだろう。
「ある牛飼いが物語る」の1文。
その1文の発言者が牛飼いならば、自分の事を「牛飼いが物語る」とは言わないはず。
この1文だけは賢治の言葉で、つまりメタフィクション??
それとも、作中には現れない、作者(賢治)でもない誰か??
例えば、菩薩様とか。
急に菩薩様を出してみたのは理由があって、白象だからなのだけど。
普賢菩薩が乗っているとされるのが白象。
普賢菩薩は生きとし生けるもの全て -
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Posted by ブクログ
宮沢賢治さんの世界が自分に理解できるだろうかと不安に思いつつ読んだけれど、じんと心に響いて、形容し難い、熱を含んだものが胸のあたりにずしんと居座っているから、少しは理解できたのかな?
世界がぜんたい幸福にならないうちは
個人の幸福はあり得ない 賢治
と、最後のページに書かれていた。
私は以前、透視ができるカウンセラーみたいな人に、「家族の幸せなくして、個(私のこと)の幸せはない」と言われました。
宮沢賢治は今度は、世界ぜんたいと言っています。
私は、自分を含め、近しい人を見回して、誰一人幸せそうな人がいない状況に息が詰まりそうで、逃げたくなるのに、宮沢賢治は世界ぜんたいの幸せを