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『注文の多い料理店』『風の又三郎』につづく賢治の童話集.表題作のほか「やまなし」「貝の火」「なめとこ山のくま」「オッペルとぞう」「カイロ団長」「雁の童子」.思想性と幻想性の高い作品を収める.
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Posted by ブクログ
『やまなし』の美しさ。 鮮やかに燦めく水底の 幻燈。 鋼のような青の昏さと 水銀のように光る泡。 日光や金雲母の欠片で 織りなす黄金の眩さ。 泳ぎまわる魚体の表現。 圧巻のカワセミの迫力。 最先端の技術を用いて 表現しようとしても、 きっと文字で描かれた この作品を越えること はできない...続きを読むでしょう。
『銀河鉄道の夜』 子供から大人まで広く読み継がれるこの物語は、宮沢賢治不朽の名作です。 主人公のジョバンニはいじめられっ子。病気の母親とその生活を支える為、仕事をしながら学校へ通っています。学校でも仕事先でもうまく馴染めず、孤独を抱えているジョバンニ。そんなジョバンニを気にしてくれるのは、彼の幼い頃...続きを読むからの親友、カムパネルラだけでした。 カムパネルラは、川に落ちたジョバンニを助けますが、彼はジョバンニの身代わりとなって死んでしまいます。気がつくと、天の川を走る銀河鉄道の中。 ジョバンニはカムパネルラと銀河を旅しながら、様々な場所での魅力的な人物との出会いを通し、「本当の幸せ」とは何かを模索しはじめます。 儚くも美しい幻想的な銀河の世界と、二人の少年の心象風景が重なりあっている物語のように思います。銀河鉄道の中で二人は「本当の幸せ」とは何かについて語り合います。ジョバンニは自分の中の「孤独」と向き合いますが、物語の最後まで「本当の幸せ」に気付くことができません。対照的に、カムパネルラは亡くなってもなお残してきた母を心配し、心を痛める様子が描かれています。二人の少年を通し、作者である宮沢賢治さんの「人のために生きることが幸せである」という想いが切実に伝わってくる儚くも優しい作品です。
大好きな作品ですがどの出版社のを読むのが一番なのかイマイチ解りません 私的には旧字の全集とかで読むのがベストかと
メロスは激怒した。 ジョバンニも激怒した。・・・・はい。スイマセン。 綺麗で悲しいお話。そんでとっても優しいお話。
賢治の独特な擬音語は、「はじめて見聞きするものをそのまま文字にした」ような純粋さを感じる。 それゆえに読みにくいこともあるけれど、慣れればより深いところに入れるんだろうな、と思った。 「ほんとうのさいわい」という言葉からは、やけっぱちな自己犠牲は感じない。 もっと広く、命のつながりの輪を絶やさない...続きを読むため、というような意思を感じる。 また、年を取ったら読んでみたい。 どう感じるようになるのだろう。
賢治作品の中でも、特に叙情的な作品を中心に7品を収録。 表題作『銀河鉄道の夜』は、3〜4回目の再読になるが(中学・高校・成人後、節目に読んだ記憶…)、これまではよくわからないままでいた。今回、本作が多次元思想によって描かれたものと気づき、また近年神秘主義的な知識を得たことで理解が容易になったことも...続きを読むあり、自分なりの解釈はできた。というよりも、本作は「正解」のない、それぞれが己の解釈を持つ作品だと思う…そもそも、感覚的に理解できる人と、私のように知識によるフォローが必要なタイプに分かれる作品だと思う。 ただ、情景描写はとにかく素晴らしいので、「理解できないことも1つの正解」と割り切って読むことにも充分価値があると思う。
教科書以外で宮沢賢治さんの本を読んだのは始めて・・? (いや、セロ弾きのゴーシュ読んだわ) なんだかほんとに、世界観が独特で、ファンタジーっぽいんだけど ちゃらちゃらしたおとぎの国とはまったく違って、 読んでてもなかなか頭の中でイメージしにくい世界でした。 薦められて、ついには頂いてしまった本です。...続きを読む でも宮沢賢治さんの本は一生物で、いくつになっても読み返して深くなる本だと思っています。だから大切にします
はじめは文章がとっつきづらい。でも我慢して読み進めるとどんどん引き込まれる。ラストの切ない読後感が良い。
昔から挑戦しては挫折していたのですが、今回初めて最後まで読みきりました。もっと変な、訳の分からない話だと思っていたら、すごくいい話で泣きそうになりました。 特に後半、ただただ人々の幸せを願うジョバンニとカムパネルラ、そして唐突に終わりを告げる2人の友情。カムパネルラが凄くいい子です。でも私はザネ...続きを読むリも嫌いじゃないですが。 でもまさか銀河鉄道が死者を運ぶ列車だったとは… 宮沢氏の理想や信念、描いていた夢が見えるかのような作品です。
日本の作家者を読んでみようと選んだ、著者名題名共に広く名の知れた一冊を、生まれて39年目にして初めて読む。独特の言葉遣いに読むスピードが落ちる。なんとも言えない世界が、脳に映像を映し出されていく。思うほどハマらないけれど、くりかえして読んだ時に深まる世界があるような気がしている。
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