【感想・ネタバレ】新編 風の又三郎のレビュー

あらすじ

「やっぱりあいづ又三郎だぞ」谷川の岸の小学校に風のように現われ去っていった転校生に対する、子供たちの親しみと恐れのいりまじった気持を生き生きと描く表題作や、「やまなし」「二十六夜」「祭の晩」「グスコーブドリの伝記」など16編を収録。多くの人々を魅了しつづける賢治童話の世界から、自然の息づきの中で生きる小動物や子供たちの微妙な心の動きを活写する作品を中心に紹介。

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「新編 風の又三郎」(宮沢賢治)を読んだ。

この短編集のそこかしこで様々な風が吹いている。

宮沢賢治の人となりについては私はよくは存じ上げないが、作品を読む限りにおいてある種の諦観が一筋の川のように流れている気がする。

賢治作品中で「 風の又三郎」が一番好きなんだよ。
ずっと子供の頃から。

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2026年05月21日

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宮沢賢治 貝の火
ホモイは、何の打算もなく相手を助け、その報いとして「貝の火」を授かった。ところがその力を手に入れた途端、慎ましさや他者への敬意を失い、威張り始めてしまう。この変化は、人間が地位や力を得たときに陥りやすい感情の弱さを鋭く描き出しているように思えた。
さらに、悪事を働かないという最低限の倫理すら、「貝の火を絶やさないため」という目的へとすり替わっていく。善意そのものを守ろうとした瞬間に、無償性は濁ってしまう。その一種のジレンマを物語に落とし込むことで、「善意とは何か」という問いを私たちに突きつけているのだと感じた。

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2025年08月23日

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岩手旅行に行くので宮沢賢治を深めよう第二弾。自然の描写が素晴らしく、でっかい何かを読んでいる感じがします。
本書の中では、やまなし、フランドン農学校の豚、鳥をとるやなぎが特に好きでした。畜殺する際に豚自身から許可証を取るという現代っぽさ。古さを感じないなと思います。

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2024年10月09日

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宮沢賢治の暗さ、恐ろしさを堪能。
風の又三郎目当てだったがたくさん読めて嬉しい。
どんぐりと山猫がかわいかったなあ。

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2023年03月02日

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ネタバレ

心に残っちゃった

小学生の頃の脳内を思い出した
子供のピュアさとか喧嘩のくだらなさというか、自分の分が無くなるのにえんぴつをくれてやる純粋かつ愚かぽく見える純度高い善意?がむしゃらさというか…文章が秀逸すぎる

昔は未来の漠然とした不安とか感じなかったなとか、校庭の砂の感触とか落ちてた幼虫を葉っぱに乗せて草むらに返した事とか思い出した

最後悲しくて泣いちゃった 苦しい〜〜

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2022年05月13日

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どれもかわいらしくて大好き。と思ってのめりこむ気持ちをおいてけぼりにして、物語はばっさり切れて終わる。途方に暮れてどっちに歩いたらいいかわからなくなる。

まるで夢から覚めたばかりで、現実にチューニングを合わせられないような。

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2016年07月28日

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宮沢賢治やっぱり好き。
この本読んで改めて思った。
日本の子ども向けの童話や童謡がもともと大好きで、それは宮沢賢治がいたからこそ生まれてきたもんなんかも知らんなと勝手に思ってる。
(絶対違うけど)
銀河鉄道の夜が一番大好きやけど、この本もすごいよかった。
昔の人の書くこわーいくらーい感じも興味深かった。

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2014年11月06日

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又三郎も読んでいなかったので。昔のドラマで先生役の水谷豊がオルガンを弾き、「どっどど どどうど どどうど どどう」と児童達に歌わせるシーンを何処かで見たような気がする。
クラムボン好き。かぷかぷ。

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2014年08月01日

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宮沢賢治の描く世界に自分も飛び込んでみたいと思うことがある。広がる青空と、草がいっぱいに生い茂った野原、そして谷を流れる川。山男や風の又三郎、ブドリが生き、生き物たちが不思議な会話を交わす世界。こんな世界で暮らしたなら、世界の見方がどんなふうに変わるのだろうかと。鮮やかになるというよりはむしろ、落ち着いた彩りの世界かもしれないと思った。

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2026年05月23日

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「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」に並ぶ賢治の代表作を本の題名とし、賢治の多様性を読者に知ってもらえるようさまざまな作品が収録されている。「やまなし」(あの有名なクラムボン、二疋の蟹)、貝の火(兎のホモイ)、フランドン農学校の豚、虔十公園林など特別長くないお話でも魅力があり印象に残る作品の数々に、どの話を読んでも学べることが多い。また、あとがき解説の中で天沢氏が記しているが、本書の作品構成は前半を動物たちの物語、後半を人物中心の物語であり、前半後半で違った雰囲気を味わえるのも本書の特長である。言葉は創作も多く、昔の言葉や方言も多いため、物語によってはある程度知識がないと若干読みづらい場面もあると思われるが、注解を見ながら読めるので安心して手に取りやすい。いつの時代になっても色褪せない賢治ワールドをすぐ読めるのはありがたいことだ。

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2026年05月16日

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優れた寓話は常に象徴性をもつて読み手に訴えるとこらがある。「グスコーブドリの伝記」が最も心に残る。「やませ」のおそろしさが、人間というものを介して伝えられる。

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2026年01月18日

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令和のファンタジーが続いたので、古典を。綺麗な童話や物語だけでなく、卑しさ、狡さ、残酷さや、食物連鎖なども織り込み、素直に書かれていて、静かな気持ちで読むことができる。正しい行動がいつの間にか主客転倒してしまう「貝の火」、自己中心的な行動が身の破滅を引き起こす「蜘蛛となめくじと狸」「ツェねずみ」、知恵遅れと言われた少年が林を大切に育て地域の宝になった「虔十公園林」、「グスコーブドリの伝記」や「風の又三郎」もなんだか懐かしい。

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2025年11月26日

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帰省した時に、本棚にあった中学の頃の課題図書を引っ張り出して読みました。しおりが中途半端なところで挟まったままだったので、きっと読み終えなかったのでしょう。自然と生き物の残酷さと、美しい表現(どうやったらそんな音が出せる?)、あー。宮沢賢治読んでるなって感じました。

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2024年03月10日

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正直よく、わからなかった。ヨルシカがカバーしていたので読んだ。が又三郎の不思議めいた神秘的とも言える雰囲気が良かった

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2022年06月03日

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ヨルシカとのコラボカバーに惹かれて。宮沢賢治は久しぶりで「やまなし」の印象が少し残ってるくらいでしたので、「貝の火」から続くブラックな作風に驚きました。こういう作品もあるんだなと。その分とても印象に残りました。
お気に入りは「グスコーブドリの伝記」。不思議の世界を冒険しているような感じが好きです。

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2022年04月03日

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どっどど、どどうど、どどうど、どどう。
宮沢賢治の作品はこんなに擬人法が多いんだと感じた。宗教的揶揄や人間社会の皮肉といった事もちょっとばかり感じなくもなかった。物語の展開も面白く情景描写も非常に巧みな作品だと思う。

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2022年02月16日

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ネタバレ

風の又三郎。大人たちが発破(ダイナマイト)を使って自然を破壊する場面。子どもたちが毒もみ(山椒を川に撒いて魚を獲ること)を楽しんで行う場面。三郎の描かれ方が怖い。「モリブデンの鉱脈は当分手をつけないことになった」という状態になり転校。風の又三郎は、自然そのものだなあ。もっと味わって読めそう。

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2021年12月29日

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賢治の作品をちゃんと読むのは初めて。教科書でさわりの部分を知ったり、NHK教育番組で賢治の詩を題材にした映像を見たり。表題作も確かNHKで知ったはず。主に童話を集めた本書を読むと、岩手・花巻の言葉のゆったりした雰囲気や、賢治が使う擬音、オノマトペの面白さを楽しめる。

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2020年10月23日

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生前未発表に終わった作品を多く含む短編集。映画化もされたことのある表題作や「グスコーブドリの伝記」もそうだが、国語教科書に載ってることで有名な「やまなし」も良い。宮沢賢治は詩人だなと、つくづく思う。言葉選びのセンスが独特。このセンスを「面白い」と思うか「訳わからん」となるかで大きく印象が分かれるだろう。この短編集は仏教説話的な内容のものも多いのが、印象に残る。

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2020年10月12日

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ネタバレ

今更ながら新古典を読んでみようの巻き。
一部は教科書他子供の頃に読んだかな。
クラムボンがかぷかぷ笑ったよが好きなのですが、久々に読んで死んじゃったのかい!と思わず突っ込む。
哀しい話が多いけれど、美しい自然の情景描写に心奪われます。

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2013年09月16日

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短編集。その中にある『グスコーブドリの伝記』が子供の頃から大好きで、大人になってからは書写しながら読んでみた。書写は続かなかったけど、今読んでも最後はやっぱり思いが積もる。
ブドリにもこの選択しか無かったのかな。

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2024年11月20日

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童話、絵本、ファンタジーは得意でないから、
宮沢賢治も何度かチャレンジしているのだけど、
今回は今までより楽しく読めた。

祭りの晩が1番好き。

風の又三郎の良さは私にはわからない。
なんか、未熟なんだろうな。私が。

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2024年09月20日

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ヨルシカコラボカバーに惹かれて買ってみた。今まで、宮沢賢治といえば、教科書で読んだ「やまなし」くらいしか読んだことがなかったので、ちょうどいいかなと思ったのもある。

童話集的になっていて、それぞれの話として、趣は違うのだけれど、素朴な自然の美しさたったり、訓話的な考えさせるような話だったり、自己犠牲的な献身だったり、時代を経てきた良さはたしかにあるのかなと思った。

ただ、まあ、自分にはあまり肌に合わないというか、いまいち良いと思いきれなかった。

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2023年06月18日

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擬音が面白そうで読んでみた。自分の頭が足りず、難解だった。覚えたての言語で読んでいるような。解説版みたいなのがあったら楽しく読めそう。

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2023年06月17日

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文章自体は確かに子供でも読める文学。でも、子供にこれを考察させるのってかなり難儀なんじゃっないかなぁって。考えればいくらでも裏読みできるし。やっぱり大人になってからもう一度は読んでおいたほうがいいなぁと感じました。

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2019年05月12日

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16の短編集。語感、リズム感が独特のものを感じるが、著者があれ程崇拝されている程にはまだまだ理解が浅いように思われる。2018.4.26

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2018年04月26日

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宮沢賢治の童話や寓話を集めたもの。先に新編「銀河鉄道の夜」を読んでいたが、その本よりもウィットに富んだ寓話が多い印象。勿論、表題作を含めそうでない話もある。

宮沢賢治はあまり得意でなかった❨読みにくかった❫が、リズムになれてきたせいかこれはそこまで読んでいて辛くなかった。銀河鉄道の夜は銀河の幻想的な描写も想像しつつ鳥取りに対する突然湧き出る情も理解しなければならなかったし、ベジタリアン大会は長いしずっと同じような応酬をしているだけだしでとにかく読んでいるだけで疲れる話が多かったが、今回の話はさっと読める感じがした。特に風の又三郎は子供たちの日常と非現実的な要素の組み合わせの塩梅が良く、読んでいて楽しかった。

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2018年01月21日

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もっと、「風の又三郎!」と断定したような話だと思ったら、意外と「風の?」「又三郎?」って感じで、物足りなさが残った。
ちょっとしたことでも「大げさ」に受け取ってしまう「子ども」の目線だからかも知れないけど。

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2015年10月26日

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宮沢賢治の本を初めて買って読んだ。
すごく国語の教科書的だなと思ったけど、内容は深かったり。風の又三郎よりもグスコーブドリの伝記のほうがおもしろかった。小動物ネタが多くてほんと童話みたいだし、何それ?みたいな特徴的な名前が多くて不思議な感じだった。

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2014年04月24日

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ほぼ全作品初めてちゃんと読んだ。
『オッペルと象』も、読んだことあるような無いようなの曖昧な記憶だったから、ちゃんと読めて良かった。
『風の又三郎』の印象は薄かった。
『セロ弾きのゴーシュ』は昔よく見たアニメの映像そのままだった。またあのアニメ見たい。動物可愛い。

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2014年01月10日

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