【感想・ネタバレ】ますむら版 宮沢賢治童話集 銀河鉄道の夜のレビュー

あらすじ

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宮沢賢治の代表作でありながら、実は2つのバージョンが存在する『銀河鉄道の夜』。その両方を、ますむらひろしが圧倒的な画力で描き出す。同じ作者、同じモチーフながらも大きく違う2つの銀河鉄道・・その世界観に刮目せよ。

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Posted by ブクログ

現在刊行中の「銀河鉄道の夜 四次稿編」を読んでたら、無性に比較したくなって購入。80年代に書かれた四次稿ベースの「最終形」版と、三次稿ベースの「初期形<ブロカニロ博士篇>」版が収録されている。「最終形」版も原作に忠実ではあるが、「四次稿編」版に比べると随分端折ってるなぁという印象。単体で読む分には駆け足という感じではないので、正確にいうならば「四次稿編」がどんだけ丁寧に描いてんだという話ではある。「初期形」版は原作の方を読んでないので原作との違いどうこうは判らないけど、序盤がかなり簡潔なのと、ラストでブロカニロ博士が登場するとこ以外は思ってたほど四次稿と違いはないのだな。

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2021年05月27日

Posted by ブクログ

ますむらひろしの銀河鉄道の夜のアニメ版を幼い頃から何度も見ていた。アニメは最終形を採用しており、細田守さんの音楽と、細かな説明がされていない分芸術性が高いが、この漫画を読んで宮沢賢治がこの物語をどのような位置づけで、どのように書きたかったか、が垣間見れた。ブルカニロ博士篇は、最終形よりもジョバンニの性格が内向きで、その年頃の少年らしくちょっと捻くれていると感じる。また後半に博士が登場し、少し説明が過ぎる印象。そのため、賢治はより童話らしいものに書き変えを試みたのだとわかる。宮沢賢治の才能には、幾つになっても驚かされる。

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2020年09月11日

Posted by ブクログ

よいまんが化ですよねこれ。何年前に読んだか…登場人物がみんな猫に置き換えられていて、その違和感で最初なんだかな…だったけど、読み進むと慣れてきて、ちゃんと賢治の世界。そいえば映画版も猫だったじゃないか。あれもすき。これは初期形も読めるので嬉しい。また読もう。

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2013年02月08日

Posted by ブクログ

とにかく猫好き必読の書です。宮沢賢治のストーリーが素晴らしいのだけど、それを人でなく猫が演じる事で、更におもしろみや悲しみ、はかなさをあおるんじゃないかなあ。

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2009年10月04日

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8月に読む宮沢賢治原作の話って、正しい小学生の夏休みぽくていいかんじ。原作に忠実に、ますむらひろしが漫画化。

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2009年10月04日

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私は宮沢賢治先生のこと大好きなんで、小さい頃から大好きで読んでいます。ふときがつく度に読みます。ブルカニロ博士篇が一番いいんです。最後のところがすごい印象的なシーンがあります。ぜひ読んでみてください。そして、感じ取ってみてください。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ますむらさんに転んだきっかけ。
賢治の世界をこんなに忠実に、かつ独創的に描きだせる人はこのひとだけだ。

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2009年10月04日

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宮澤賢治は何度も原稿を書き直しているが初期形が好きだ。「そして誰もがカムパネルラだ」にはいつも涙してしまう。

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2009年10月04日

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銀河鉄道の夜の第一稿には、ジョバンニの夢の案内役「ブルカニロ博士」が登場する。

僕達の知っている銀河鉄道の夜は第四稿、つまり最終形で、彼のような案内役は登場しない。

初期形では、ブルカニロ博士が、セロのような声で銀河鉄道の夢を解説してくれるので、この初期形を読むことは、銀河鉄道の夜を理解するためには良いかもしれません。

夢から覚めたジョバンニはブルカニロ博士に「ある決心」を伝えます。
それを、僕は忘れることが出来ないし、忘れてはならない気がしてます。

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2010年12月03日

Posted by ブクログ

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を、ますむらひろしが
ネコのマンガにした内容。
ブルカニロ博士編は、知らなかったのでこの本で初めて読んだ。

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2010年01月03日

Posted by ブクログ

漫画はやはり宮沢賢治さんの原作に負けているように感じましたが、映画の方はすごく素敵ですよ。名作です♪映像、音、共に最高デスv

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2009年10月04日

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