宮沢賢治のレビュー一覧
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静かに力強く
いつ読んでも、胸にぐっと来るものがある。これが発表するためのものでなく自身のメモとして残された詩であるところが、更に人の心を捉えるのだと思う。私も、そういうもの、になりたい。
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天の川
すごく綺麗で,透き通っていて,どこまでも真っ暗で,真っ赤に燃えていて。
純真な子どもでありながら,抱えきれないくらいいろんなものを背負っているジョバンニとカンパネルラ。
死と希望と慈愛に満ちた天の川。
深々とした切なさと,人知を超えた広大さが,日常の窮屈を塗りつぶしてくれる。 -
ネタバレ 購入済み
セロ弾きの成長物語
仲間の楽師の中で一番下手だったゴーシュが毎晩彼を訪れた動物のお陰でいつのまにか一人でアンコールを任される程の名手に変わっていた。そこには人は決して一人で生きているのではない、いつも周りの者によって支えられているんだと言う宮沢賢治さんの自然観が隠されているように思えました。このセロ弾きのゴーシュだけでなく全ての作品があなたの本当の心の糧になるかも知れません。是非読んでみて下さい。ほとんどの漢字にルビが振ってあるので読みやすいです。
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考察していきたい
一気に読み終えてしまうほど面白い内容でした。次の展開が気になってしょうがなくなっていました。これから、この物語の意味を考察するのが楽しみです。
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ネタバレ宮沢賢治はずっと好きだと思っていました。
ただ、レビューするにあたって、この「永遠の詩」シリーズの第六巻、全部読み直しましたが、賢治は小学校の教科書にも載っている、なじみの深い作家ですが、非常に難しい作家だと思いました。
しかし、好きなこと、イコール意味がよくわかることでは、必ずしもなくていいのだと、巻末の椎名誠さんのエッセイを読み励まされました。椎名誠さんも賢治の全集をただ漫然と読み流していただけで、実はまるで何も理解していなかったという過去を書かれていらっしゃいます。
このシリーズは親切に一篇一篇の詩に解説がついていますが、それでも難しく、いくらかみしめても読んでわからないものも多かったです。
「星めぐりの歌」
あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の つばさ
あおいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。
オリオンは高く うたい
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくもの かたち。
大ぐまのあしを きたに
五つのばした ところ。
小熊のひたいの うえは
そらのめぐりの めあて。
<解説より>
賢治の童話の中には、物語のエッツセンスを結晶させたかのような素敵な歌詞が多く出てくる。それは賢治の童話が詩と分かちがたく結びついていることを示しているし、また童話と詩の底に音楽が流れていることでもある。この「星めぐりの歌」も、1918年(大正7)8月作の童話『双子の星』の挿入歌に、賢治みずから曲を付けたもの。「あかいめだま」は蠍座の首星である赤星アンタレス。以下鷲座、小犬座、蛇座、オリオン座の星ぼしが夜空をめぐる。「大ぐまのあし」は大熊座の北斗七星のひしゃくのあたりだろう。「そらのめぐりのめあて」は北極星のこと。
賢治の宇宙感覚がのびやかに声をあげている。
「春と修羅」「報告」「永訣の朝」「無声慟哭」「告別」「雨ニモマケズ」もよかったです。
宮沢賢治(みやざわ・けんじ)
1896年(明治29)~1933年(昭和8)。
岩手県花巻市に生まれ、幼時から自然や動植物を愛した。
中学時代から短歌を手がけ、のちに農学校教諭として働きながら、膨大な数の童話や詩を創作した。
生のあるものすべてを慈しみ、絢爛たる言葉の魔術を駆使して表現するその詩は、多くの読者に愛されている。 -
Posted by ブクログ
『銀河鉄道の夜』
子供から大人まで広く読み継がれるこの物語は、宮沢賢治不朽の名作です。
主人公のジョバンニはいじめられっ子。病気の母親とその生活を支える為、仕事をしながら学校へ通っています。学校でも仕事先でもうまく馴染めず、孤独を抱えているジョバンニ。そんなジョバンニを気にしてくれるのは、彼の幼い頃からの親友、カムパネルラだけでした。
カムパネルラは、川に落ちたジョバンニを助けますが、彼はジョバンニの身代わりとなって死んでしまいます。気がつくと、天の川を走る銀河鉄道の中。
ジョバンニはカムパネルラと銀河を旅しながら、様々な場所での魅力的な人物との出会いを通し、「本当の幸せ」とは何かを模索しはじめます。
儚くも美しい幻想的な銀河の世界と、二人の少年の心象風景が重なりあっている物語のように思います。銀河鉄道の中で二人は「本当の幸せ」とは何かについて語り合います。ジョバンニは自分の中の「孤独」と向き合いますが、物語の最後まで「本当の幸せ」に気付くことができません。対照的に、カムパネルラは亡くなってもなお残してきた母を心配し、心を痛める様子が描かれています。二人の少年を通し、作者である宮沢賢治さんの「人のために生きることが幸せである」という想いが切実に伝わってくる儚くも優しい作品です。 -
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手元にあるのは、クラッシックスではなく昭和55年の改版22版角川文庫。①宮沢賢治の序が付いているほか、②菊池武雄さんの初版本挿絵も復刻されている。さらに付録として③『注文の多い料理店』新刊案内、④注釈、⑤弟さんの解説「兄、宮沢賢治の生涯」、そして⑥小倉豊文さんの「新しい古典復刻の弁」、⑦石森延男さんの「宮沢賢治の作品」も付されている。最後に⑧主要参考文献と⑨年譜と、文庫とは思えない贅沢な内容となっており、これらの資料と合わせて読めば宮沢賢治作品の理解も深まると思います。また、私は出張で訪れた岩手で盛岡方言などを耳にしましたが、あの優しい温かみのある「音」を知り、この作品への親近感がさらに高まったように感じます。
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カラーページに魅せられて
カラーページの中にカンパネルラが持っていたような黒曜石でできた銀河鉄道の路線図が書かれている。それが何よりも美しい。たくさんある銀河鉄道の夜のコミックの中で一番惹かれました。このままアニメ化してもいいと思うほどの完成度だと思います。
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・話に出てくる2人がだんだん料理になっていくのが楽しいし、自分たちが食べられるときづいた時のあわてるようすが心に残っています。
・おなかをすかせた兵隊の2人が、おいしいものを食べられると思ったら、自分たちが食べられるというところがおすすめのポイントです。
・昔、吉田先生に読み聞かせをしてもらって、とてもおもしろかった。
・僕がこの本を選んだ理由は、人が大きい店に行って食べようとしたら逆に人が大きい化け猫に食べられそうになるところです。
・最初はお客さんからの注文が多い人気の店の話だと思っていたけど、お客さんに対しての注文が多い店で、最終的には山猫に食べられそうになってびっくりしたからです。