工藤勇一のレビュー一覧

  • 最新の脳研究でわかった! 自律する子の育て方

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    千代田区麹町中学校の元校長と、脳神経科学者の共著。
    麴町中学校の、子供に他責ではなく当事者意識を持たせるための取り組みが良い。

    ・心理的安全と心理的危険
    深い思考をしたり、理性的な判断を下すには心理的安全が不可欠
    心理的危険の典型的な反応は「ファイト・オア・フライト」(逃げるか戦う)

    ・脳の大原則
    ①Use it or lose it(使わなければ失くすだけ)
    ②人の意識は有限(同時に複数のことに集中できない)
    ③本来ネガティブ思考が発動しやすい(生存本能)

    ・心理的危険になると現実に沿った思考やエラー検知(凡ミス)、意識的な注意と思考、不適切行動の抑制(怒って暴言)、感情の調整(ストレ

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    2022年12月13日
  • 改革のカリスマ直伝! 15歳からのリーダー養成講座

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    「工藤校長も、後天的にリーダーになった」と言うお話が、読者の背中を押してくれると感じました。

    ・多数決は、限られた時間で多くのことを決めるための妥協の産物。
    ・民主主義は、多数決のことではなく、「対話により、誰一人取り残さない方法を探すこと」。
    ・クラスや学校の規模であれば、多数決ではなく対話による意思決定ができるはず。麹町中や横浜創英では多くの場合、多数決は避けている。

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    2022年12月07日
  • 改革のカリスマ直伝! 15歳からのリーダー養成講座

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    工藤勇一氏の著書はほとんど読んでいるので、内容的に重なるところが多かった。しかし、この本のターゲットは、高校生などの若者なので、これまでよりもわかりやすく書かれていたので、そういう意味では良書である。より多くの若者たちに読んで、理解してもらいたくなった。

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    2022年11月17日
  • 改革のカリスマ直伝! 15歳からのリーダー養成講座

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    感想
    カリスマのない凡人のためのリーダー講座。人を動かすのは困難であるとの前提でPDCAサイクルを展開する。みんなで手を繋いで目標へと辿り着く。

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    2022年10月31日
  • 学校の「当たり前」をやめた。

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    1.ずっと前にテレビで紹介されて以来、気になっていたので読みました。

    2.中間テストやクラス担任という学校生活では当たり前の習慣を廃止してきた著者の努力を書いたものです。
    昔のしきたりに囚われている学校がここまで変化するためには相当な努力が必要です。著者はその努力をいとわずに当たり前を疑っては改革を行ってきました。「教師とは?」「学校とは?」「教育とは?」という本質的な問いから始め、それにそぐわない行為は徹底的に切り捨ててきました。こうすることで、生徒自身の成長を加速させますし、企業の人たちも賛同してくれます。

    3.WHYから始めることがどれだけ大切なのかがわかる本でした。この本では学校で

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    2022年08月15日
  • 麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること

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    ネタバレ

    発達障害の診断なんてわざわざつけなくても、色んな子がいるのでその子、一個人として対応の仕方を考えればいい。
    さまざまな常識とは違った物の見方があり、とても為になりました。
    子育てのプレッシャーの重荷が少し軽くなるような本でした。

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    2022年07月29日
  • 自律と尊重を育む学校

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    執筆は工藤前校長と同じ時期に勤務していた麹町中学校の教職員。これを読むと、工藤先生の考えや学校改革に対する姿勢がいかに教員と共有されていたかがよくわかる。
    「校長」を社長、「教師」を管理職に置き換えると、会社組織の改変に向けた大きなヒントにもなる。

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    2022年07月06日
  • 学校の「当たり前」をやめた。

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    共感することが多かった。
    「これは何のためにしているのか」という上位目的を常に意識することで、ルールや仕組みをゼロから見直す。それを生徒も保護者も教師も自分事として考える。
    社会そのものにも言えることだな~。

    ・大切なのは、固定観念にとらわれず、上位の「目的」を見据えながら、最適な「手段」を見つけ出すこと。
    ・「学校に来る」こと自体は、社会の中でよりよく生きていけるようにするための一つの「手段」にすぎない。
    ・大人たちが「問題」と捉えるからこそ、それが「問題行動」と見なされてしまう。
    ・私たちにとって大切なのは、考え方に違いがあることを「当たり前」のことと捉えた上で、上位目的を見据えながら、

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    2022年06月03日
  • 学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか

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    学校はタイムマネジメントを教えないという箇所は、確かにと共感。

    限りある時間を早いうちから、改めて教えようと参考に、なりました。

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    2022年03月06日
  • 最新の脳研究でわかった! 自律する子の育て方

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    キーワードは心理的安全性とメタ認知能力

    自分が子供の頃の子育て、教育は今思うとどれも抑圧的、限定的だったのだな。

    そうやって育てられた自分が子育てをする立場になって我が子にどう対応すればいいのかわからなくなっているところに出会ったこの本。

    やっぱり自分の子供への態度は間違っていたんだなということがわかっただけでも読む価値があった。
    そしてすべき声かけの仕方も。
    実際に常に冷静にその通りに対応できるようになるには少し時間がかかりそうだけれど頑張ろう。
    問題は夫にも読んで欲しいけれど絶対読んでくれないだろうなぁということ。両親の片方だけかわっても意味ないから…。

    巻末の「心理的安全性をメタ

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    2022年01月11日
  • 学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか

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    多様であることは、とても難しくて、対立が生じるのは当たり前。他の著書でも書かれていることだけれど、心に留めておきたい。

    大事なことは、当事者意識をどう持たせるか。
    やったことではなく、最上位の目的は何かを考えていくこと、それを現場で共有していくこと。

    ブラック校則が注目され、声をあげる「当事者」も増えた。今までの「当たり前」を立ち止まって考え直すことは大切だけれど、工藤さんの指摘していることに、はっとさせられた。

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    2022年01月01日
  • 学校の「当たり前」をやめた。

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    とても面白かった。教職免許をとる際の必読書にしてもらいたかった(無理でしょうけど) 。
     定期テストはなんのためにやるのか、本当にそれで単元が身につくのか(一夜漬けの知識ですよね、ホント) 。試験に慣れるため?イヤイヤ、それは教師が生徒を「評価」するため。。。
     麹町中の様な学校が全国に広がれば先生も生徒もwin winだと思うのに、では、できないのは何が問題なのか。。そこを考えるきっかけとなる一冊。

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    2022年04月05日
  • 麹町中学校の型破り校長 非常識な教え

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    ネタバレ

    マスコミで有名な、元麹町中学校校長の著書
    変えた事
    ・定期テスト廃止、宿題廃止、頭髪・服装の校則廃止、固定担任制廃止
    変えなかった事
    ・自立した子供を育てる
    自分の学習スタイルを確立させる。要領をつかむまでが勝負
    1日の時間割は生徒に考えさせる。自分で決めたのだから必然的に守る。
    狭める程広がる。広げる程狭まる。一芸を突き詰める。
    リフレーミング:子供に変化が現れないならその行動はやめる。やって変化があるものは続ける。

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    2021年11月10日
  • 学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか

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    いゃあ 面白かった

    それでも… と思ってしまう部分と
    だから… と強く思ってしまう部分と

    「学校」というところは
    ある意味で 日本の社会の縮図のように
    感じるところが多い
    今の日本の社会を眺めて
    いまや 制度疲労化している部分が
    とくに「学校」には顕著に現れている
    ような気がする

    そんな もやもやを 丁々発止の対談で
    言語化し可視化してくれた一冊

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    2021年09月27日
  • 学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか

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    学校の当たり前は社会の当たり前ではないことが度々ある。本当に今していることは生徒の将来に役に立つのか?何のためにしているのか?本当に必要なのか?常に考えていかなければいけないと思った。

    工藤校長曰く「朝の挨拶運動は無駄」
    生徒も教員も辛い中朝早く来て行う意味、効果の有無…。当たり前のように良いことと思われてしていることもよく考えれば何のために?が分からないものが多い。
    これをしましょう!と上に立つ人が言い、従うことも社会をうまくわたる上である意味大事かもしれないが、何故?本当に必要?と疑いかかる、一度考えてみることはとても大切だと思う。
    それがなければ大人としてこれから社会を生きていく上で必

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    2021年09月07日
  • 麹町中学校の型破り校長 非常識な教え

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    「当たり前」を疑うことは、これから先の社会を担う子どもたちを育てる立場である教師にとって、無くてはならない考え方だ。

    工藤勇一校長は、宿題や校則、年間行事、期末テストなど、当たり前のように行われている取組が、本当に子どもの力になっているのか、見つめ直し、改革していった。

    このように、まずは、どこに問題があるのか見つけるところから始めるとよいだろう。

    渡辺道治先生が述べる「足並みバイアス」が学校現場のどこに存在しているのか、その問題を明らかにするところから始めよう。

    問題点を見つける際に大切な視点としては、「伸ばしたい子どもの力」を育てるための取り組みになっているかどうか。

    過去の実体

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    2021年08月01日
  • 麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること

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    うーん、あまり子育てを深く考えない方がいいのかな?
    正解とかの問題でもないし、お互いに毎日楽しく暮らすことかな

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    2021年06月30日
  • 麹町中学校の型破り校長 非常識な教え

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    何度も「そうだそうだ」と共感しながら、一気に読み終えました。学力もしつけも人間関係も、その本質を見極めること、最上位の目的は何かと考えること、優先順位を適切に決めることを忘れずに、子どもたちと接していこうと思います。

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    2021年03月06日
  • 麹町中学校の型破り校長 非常識な教え

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    2021.3.4

    中学校の改革の話かと思って読み始めたら、子育てにも言及していて、わかりやすく非常に参考になる話ばかりだった。
    とても良い本だったのに、自分の語彙力のなさで的確な感想が書けなくてくやしい。この本はぜひ手元に置いておきたいので購入しようと思う。

    私も学校の一律教育には非常に疑問を持っていて、同じ疑問を工藤先生も持っており、風当たりは強くても信念を持ってさまざまな改革をしたことに感動した。
    意味のない漢字の書き取りや、揚げ足取りのようなテストの採点、誰得の作文や読書感想文など、クソ食らえと思う教育がたくさんあるが、子供が入学するまでに改善していると良いなと思う。

    何が子供のた

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    2021年03月06日
  • 麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること

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    公立中学でありながら思い切った改革をした校長先生の教育理念。
    大事なことは子どもたち自身が自立できるように大人が寄り添うこと。改革そのものについてはいくつか紹介したのみで詳細はなかったが、大人としての心構えなどがわかりやすい言葉で書かれておりいち保護者としても非常に参考になった。

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    2021年02月21日