工藤勇一のレビュー一覧
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家庭教師を始めてはや2ヶ月。学ぶ楽しさを伝えられれば最高だなと思い始めたが、やはり一人ひとり感じ方考え方は違って、僕が感じるような楽しさを感じられていない気もする。
そもそも、誰かをコントロールできるとは思っていない。じゃあなぜ家庭教師なんぞするのか?
するというより、させていただいてる。ご家族の依頼のもと、その子がどうなってほしいのかを伺い、その子自身がどうなりたい(どうありたい)かを聴く。その手伝いをさせてもらっている。それくらいの感覚。
でも仕事だから教えないと。
そんな矛盾も抱えてる。
この本では、「心理的安全」と「メタ認知」について、理論(脳神経学)と実践(麹町中学)より語られて -
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ネタバレ子育てする身として日々の自分の子どもに対する向き合い方を見直すきっかけを与えてくれた。
いくつか印象的なところを列挙すると
・手をかけないほど、子どもは自律する
例えば子どもが公園で遊んでいる時に、他の子とおもちゃの取り合い等でトラブルとなった時、親が「おもちゃを貸してあげなさい」や「仲良くね」だったり積極的に介入することは、子どもどうしで解決していく芽を潰してしまっている。子ども達はこういったトラブルの中で、自然と多くの者形成を学び、「自分で解決する」という意識を持つ。
・どんな環境でも挑戦できる強い脳は作れる
人は「心的に安全な状態」だと、脳内の思考・注意や、感情のコントロールを司る部 -
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ネタバレ目から鱗。
今までの教育って何だったんだろう?自分の子育ても反省することだらけ、だな。
日本の教育、何とかせねば。
以下、本文よりメモ。
目的は何なのか?細かい論点ではなく、大事にすべきことを考える。
戦う、のではなく、周りと対話する。
必要なのは対話
声のでかい人に合わせて折り合いをつけることでもなく、議論に勝つことでもなく、お互いの共通の目的を探し出すことこそが真の対話ではないか?
校則変更、全員担任制の導入、定期テストの廃止などは、結果であって目的ではない。
学校の目的
社会でよりよく生きていく力をつける
持続可能な社会を築いていくための方法を学ぶ場
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Posted by ブクログ
2024/05/04
何かと先進的な取り組みをしている横浜創英中学・高校の校長である工藤勇一さんの本。
元々は麹町中での色々な革新的な取り組みから話題になってずっとこの人の本を読んでいたこともあってまた新しい本が出たとのことで読んでみました。
新しいことを始めた、というよりもこれまでの教育のあり方を根本から見直して「どうすることが本当に子どもたちのためになるのか」という原点に立ち返ったとき、学校として「存続させるもの」「変えた方がいいもの」「やめた方がいいもの」に分かれると思うのですが、そのうち、「変えた方がいいもの」を大胆に変えて、今まで常識、当たり前と思われてきたことに真っ向から向き合って -
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■校長として一番大事なことを促す。それは原点に立ち戻るということ。
最上位の目標とは何だったのか。それをみんなで確認する。
■校長は感情に訴えかけるな。
組織を成長させるためには「感情に呼びかけてはいけない」。
組織が成長していくためには、参加者一人一人が当事者となってトライアンドエラーを繰り返すことが必要になる。逆に失敗させることこそが大切。小さい失敗ができる組織こそ、大きな失敗を起こさない。
大きなリスクにならない失敗は、体験を通して課題を理解し、解決力を伸ばすチャンスになる。トップがいつも答えを示してしまうようでは、人材も組織も育たない。
■国をあげて労働生産性を向上させる取組を -
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私の母校の先生が書いた本。
民主主義とは何か、社会とは何か、法とは何か、そういった色んな疑問について深く考えた上で発された言葉が、子どもたちを現実に変えていて、そこがすごいなと思った。
工藤先生の時代を経験できる今の学生さんはいいな。羨ましい。
民主主義についてよく考え、考え抜いた上で、対立しながらも止揚(という言い方はしていないが)する概念を探す。そういう訓練が、すごくよくできた人なんだなという感じをもった。自由は押し付けられてしまうと意外と大変とか、色んな示唆に富む内容が書いてある。
単純に民主主義はなんでも決められて、自由でいいと思いがちなんだけど、決めたことには責任というか、自由を