工藤勇一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
・
型破りって、ひとことで言うけど、
考えて考えての改革です、これは。
覚悟の決め方も、ちょっとやそっとじゃないと思う。教育の世界って、しがらみだらけだろうから。
・
校則ってなんであるのかな?と息子(小6) に聞かれて、「そりゃあ、縛りたいからだろうね。」と答えてしまう、今の慣例ってちょっと悲しい。
・
教育行政(教育委員会)と現場(教員)の両方をご経験されているから、進めやすいんでしょうね。
また、東大合格者数トップを誇った日比谷高校への合格者を多く輩出してきている、学校の基礎体力も、うまくいく背景にあるのでしょうね。
・
「宿題なし」「クラス担任制は廃止」「中間・期末も廃止」って、学びの本質をついていて、素晴らしいと思います。
“なんのために、学習するのか”という、目的や動機付けに立ち返りたいですよね、私たちも。
・
トモエ幼稚園(札幌市)も、担任制を採用していないので、息子の幼稚園候補に上がったことを思い出しました。
素人が、エラそうに失礼しました×
追記2020.05.18
「当事者意識のない大人」の集まりが、今の私たちの日本の姿なのかもしれません。
麹町中学校の最上位の目標は、「自立した子ども」を育てること。それは、言い換えれば「人のせいにしない子ども」です。 -
Posted by ブクログ
この本には人の育て方に関して大事なものがたくさん詰まっている。自主的に動く人が増えるように、大人ができることは、受容したり当事者意識をもったりすること。
繰り返して読みたい本。
・主体的に勉強に取り組むためには、次のような条件をつけるといいと思います。
1わかっている事はやらなくていい
2わからない箇所があったら、1つでも2つでもいいのでわかるようにする
・言わなくていいことはできるだけ言わない心がけが重要かもしれません。
・麹町中学校で絶対にやってはいけないこととして重点的に指導していることが2つある
1命に関わる危険なことをしない
2人権的に反する事はしない(犯罪、差別、嫌がらせ、無視)p.76
・教室から出飛び出してしまった子供に教員が「何してるの!教室に戻りなさい」と叫ぶと周りの子供たちは「あの子は迷惑な子なんだ」と刷り込まれてしまいます。(中略)そうではなく「あの子、なんで出てしまったんだろう」とみんなで考える。すると子供たちから「あいつ頭の中がごちゃごちゃになってしまったんだろうな」と言う声が上がるのです。p.78
・差別をしないとは知識と技能です。心の在り方ではありません。p.83
・ストレスを受けたときに、人は積極的コーピングと消極的コーピングをとるタイプの人に分かれる。消極的コーピングとは、ストレスを抱えたときに別の手段にそれを発散しようとするタイプのこと。例えば居酒屋で上司の悪口を言ったり映画で気分転換をしたりすること。この方法はストレスの原因となっている問題はノータッチのまま放置している。
一方で積極的コーピングは主体的に問題を解決する姿勢のこと。まず自分が何悩んでる顔洗い出す。次に自分が解決できることとできないことを分ける。p.92
・ゲームに没頭する子
1番よくないのは、親がルールを決めて子どもに強制すること。話し合って決めるのが望ましい。p.97
・子どもの中に理想の線を作らせない。至らなくてごめんね、と言おうものなら、子どもの中で理想の線が確定してしまいます。そこは多少のごまかしでも笑い飛ばす。そして、「自分は不幸だ」と感じてるいたのはたいした問題ではないと、気づいてもらうことのほうを優先するのです。p.111
・あらゆる知識やスキルは、誰かに伝えた瞬間から「意味のあるもの」「価値を発揮するもの」に変化すると教えても良いのではないかと思います。(中略)自分が世の中に対して、価値貢献できている感覚を子供の時から積むことが、社会に出たときに積極的に外部に働きかけていく姿勢、つまり主体性に影響してくるからです。p.173
例えばTwitterで呟いて反響があるなどの経験。
・子供が内向きに没頭しているとこ、それを外に向けるアプローチに変えさせるよう、きっかけは大人がつくってあげてもいいと思います。
(中略)「なんかこれ面白そうだけど、説明してくれない?」
と言って話を聞き、
「なるほど。これってお父さんはこう感じたんだけど、君はどう思う?」
といったように、単なるうなずき以上のフィードバックをちゃんとしてあげる。
その時、本人も気がついていない価値(その子の得意なプロセス)を言語化してあげられると理想的です。p.174
・「順位」いや「勝ち負け」について親がしきりに褒めていると、「自分の価値は人との比較で決まる」と思い込む大人に育ちます。p.185
・(そうならないために)子どもたちの工夫や試行錯誤といったプロセスをちゃんと褒めてあげることが重要。p.186 -
Posted by ブクログ
子を教育する親として心得ておきたいことが沢山書かれた本でした。
著者は中学校の校長で、前提優秀な子どもが多いエリアではあるけれども、宿題や定期テストをなくすという特徴的な教育方針を実行されている方でした。
主体性を持って課題解決をしていける大人に育てるために大人ができることは?のヒントが沢山書かれていたので、何度も読み返しながら実践していきたいです。
下記の言葉はコラムに書かれていました。
覚えておきたいと思いました。
-誰かの批判が日常になって育った子どもは、最後に誰を責めるか。それは、両親です。その批判は、無償の愛情を注いでくれる母親に向かうのです。- -
Posted by ブクログ
・大人に必要な「自律」と「尊重」について、小学生にもわかるよう書かれた本、とのことだが、自分なら小学生よりも高校生になって読むとかなりささるんじゃないかと思った。
・そういえば小学生だか中学生の時に、祖父から「克己心」と書かれた色紙をもらったっけな。当時はなんじゃそりゃと思っていたが、「自律」につながる言葉。(克己自律という言葉があるらしい、知らなかった)
・大人になった今の自分も大事にしたい習慣▼
☀︎与えられることに慣れない
☀︎くりかえせるようなしかけをつくる
☀︎勉強の狙いを決めて取りくむ
☀︎どんなふうに頑張ったのかをふりかえる(言葉にする)
☀︎「何のため」と「誰のため」を意識する -
Posted by ブクログ
・人間が理性を発揮するには、心理的安全が必要。失敗しても安心できるような環境が求められる。
・子供が心理的安全を感じるには、大人が心理的安全な状態である必要がある。
・自己肯定感を上げるためには、否定されない空間が必要。
・「どうしたの」「どうしたいの」「何か手伝えることはある」の3つの声がけで、子供をメタ認知させる。
・失敗は必ず起きる。失敗0を目指すのではなく、失敗による影響を最小限に抑えたり、同じような失敗を繰り返さない仕組みを考えたりすることの方が大切。
・子供にはたくさん失敗する機会を与えて、自分で解決策を考えさせる。
・アドバイスするタイミングを図る。思春期は要注意。
・内省は脳機能的に意識して取り組まないとできない。